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2009.12.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類




 茨城県利根町布川(ふかわ)で1967年、大工の玉村象天(しょうてん)さん(当時62歳)が殺害され、現金が奪われた「布川事件」を巡り、強盗殺人罪で無期懲役刑を受けた同町出身の桜井昌司さん(62)と杉山卓男さん(63)が、無罪を主張して裁判のやり直しを求めた第2次再審請求の特別抗告審で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は、再審開始を認めた東京高裁決定を支持し、検察側の特別抗告を棄却する決定をした。



 決定は14日付。再審開始が決まった。今後、水戸地裁土浦支部で再審公判が開かれ、無罪判決が言い渡される公算が大きい。



 戦後発生し、死刑か無期懲役が確定した事件で再審が開始されるのは、再審公判中の「足利事件」に続いて7件目。確定判決は、2人の自白や、住民らの目撃証言によって有罪を認定しており、「自白偏重」の捜査や公判が改めて問題になりそうだ。



 第2次再審請求で水戸地裁土浦支部は2005年9月、弁護側が提出した医師の殺害方法に関する鑑定書などを新証拠と認定。「自白の重要部分が死体の客観的状況と矛盾する」と判断し、再審開始を決定した。



 検察側の即時抗告を受けた08年7月の同高裁決定は、女性住民が「当時、現場近くで2人の男を見たが、杉山さんらとは容姿が違った」と述べた供述調書や、供述の誘導をうかがわせる桜井さんの取り調べ状況を録音したテープなど、検察側が第2次再審請求で開示した新証拠などに基づき、自白の信用性を否定した。



 鈴木和宏・最高検刑事部長の話「決定を厳粛に受け止め、再審公判において適切に対処したい」



 ◆布川事件=1967年8月30日に玉村さんの遺体が自宅で発見され、桜井さんと杉山さんが殺害し現金約10万7000円を奪ったとして強盗殺人罪で起訴された。2人とも公判で否認したが、水戸地裁土浦支部は70年、無期懲役を言い渡し、78年に最高裁で刑が確定。服役中の83年に再審請求を行ったものの退けられ、仮釈放後の2001年に第2次請求を行った。

※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または読売新聞に帰属します。







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最終更新日  2009.12.15 20:55:52
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