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2010.01.01
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 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」



 初春の舞台を彩るきらびやかな俳優たち。中でも、ひときわ輝きを増しているのが歌舞伎の中村勘太郎(28)だ。昨年、女優の前田愛と結婚し、再来年に六代目中村勘九郎を襲名することが決まった。今年は2日から「新春浅草歌舞伎」に出演し、「奥州安達原」の袖萩(そではぎ)と安倍貞任(さだとう)、「将門(まさかど)」の大宅太郎光圀(みつくに)ほかの大役に挑む。



 「10年目になる浅草歌舞伎には、思い入れがあります。5人で始めて、最初はケチョンケチョンでしたからね。第一にお客さま、第二に街のことを考え、それから大きな役があって、10年間続けてこられた」と勘太郎は言う。弟の中村七之助とともにメンバーに加わり、市川亀治郎、片岡愛之助ら先輩たちと腕を磨き、浅草の歌舞伎ファンを開拓してきた。



 今年は第1部(午前11時開演)で「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」の小林朝比奈と「将門」の光圀、第2部(午後3時半開演)では袖萩と貞任という初めての役が待っている。特に、女形の袖萩は祭文の場面で三味線を弾き、歌うことが求められる難役で、貞任との早替わりもある。



 「朝比奈は(中村)勘三郎家にゆかりのある役と聞いている。『将門』の光圀は気持ちがよさそうな役。袖萩はまさかやるとは思っていませんでした」。よそでは経験できない役と芝居を同世代とともに演じ、作り上げていく場が、まさに正月の浅草の舞台だ。



 浅草は毎年大みそか、浅草寺に家族で除夜の鐘を突きに行く。波野家(中村屋)のお正月は、元日が各所へのあいさつ回りで、夕方からおせちを食べるくらい。そして、2日の舞台初日に備えて、早めに床につくことになる。



 結婚してからの暮らしぶりも、家と劇場(12月は歌舞伎座)との往復で、以前と変わらないというが、「(妻が)家にいてくれておなかが空くとご飯を作ってくれて、健康面に気を使ってくれる。ありがたい」。夫婦水入らずでお酒を楽しむことも多く、幸せに包まれているようだ。



 26日まで、東京・浅草公会堂。(電)03・5565・6000。




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最終更新日  2010.01.01 13:14:29
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