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2010.05.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類







 室内にある真っ白な砂場、猫よけの柵で囲われた砂場。「子供の喜ぶ顔は見たいが、不潔なのは嫌」。そんな親心の反映のようだ。



 「ママ、白い砂だよ」「さらさらだね」。5月中旬、神奈川県海老名市の屋内遊園地「ファンタジーキッズリゾート海老名」。室内に設けられた砂場で、幼児らが真っ白な砂をすくって歓声を上げていた。



 使われているのは、オーストラリア産の白砂。4回研磨し、400度で加熱処理している。運営会社の社員は「見た目だけじゃない。洗浄、消毒も徹底している」と話す。



 2歳になる息子の優聖(ゆうせい)君を連れてきた同県厚木市の主婦笹くるみさん(27)は、「口に色々な物を入れる年齢。近所の公園の砂場は猫のふんや空き缶だらけで、近寄らせたくない」と言う。



 太陽の下での砂遊びも変わりつつある。



 東京・江東区北砂の亀高公園。「柵に手をはさまれないようにね」。近くの主婦(45)が、2歳の娘に声をかけていた。ブランコや滑り台のある昔ながらの公園だが、砂場だけが高さ1メートルの柵で囲われ、人が出入りするための扉が付いている。



 柵は網フェンスではなく、半透明のアクリル板。よく見ると、扉の上には青い硬質ゴム製のローラーがついている。猫が中に入れないようにする「猫返し」だ。



 「神経質にはなりたくないけど、柵があるときれいだから安心」と、この主婦は満足そうだ。







 砂場そのものをなくす動きもある。国分寺市ではこの5年で新設した公園に砂場を設けていない。「ふんへの対応など砂場の管理は難しい。管理を住民に任せるわけにもいきませんし」と、担当者。



 国土交通省によると、全国の公園の砂場は、2004年度の6万3415か所から、07年度には6万1466か所に減った。



 それにしても、昔からいた猫や犬がなぜ今、問題になるのだろう。市の公園の8割にネットやシートを設置している三鷹市の公園担当者は「舗装された街路や公園が増え、猫が用を足す場所が減ったからでは」と推し量る。なるほど、猫は用を済ませた後、砂をかける習性がある。



 「〈砂場〉と子ども」の著書がある同志社女子大の笠間浩幸教授(幼児教育学)は、「保護者が砂場に安全や安心を求めるのは当然。ただ、子供の頃からある程度、汚れとのつき合い方を体験させることも必要ではないか。自然に囲まれ遊べない子供だけでなく、自然のままに存在出来なくなった犬猫にも同情してしまう」と話している。(石川純)

※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または読売新聞に帰属します。







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最終更新日  2010.05.29 20:10:38
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