ソニーの「VAIO」ブランドから、ついに初のネットブックが登場した。
国内大手パソコンメーカーでは、ほぼ最後発。すでに数多(あまた)のネットブックが市場にあふれている中で、「一石を投じる、待望のネットブック」なのか、それとも単に「遅れてきたネットブック」なのか。その実力を見ていきたい。
「ソニー初のネットブック」と聞くと、現行の「VAIO type P」は違うのか? と思う人も多いかもしれないが、ソニーはtype Pをネットブックとは分類していない。type PはCPUにAtomを搭載してはいるが、サイズや装備の構成も特殊で、ネットブックというには少々高価なミニノートである。
その点、「VAIO W」はCPUにAtom N280(1.66GHz)、メモリー1GB、HDD160GB、10.1型ワイド液晶、重さは1.19kgという構成。実売価格は、6万円前後だ。
スペックや価格から見て、最もライバルの多い「ネットブックのスタンダード」クラスである。
とはいえ、この時期にこのクラスのマシンを出すからには、ライバル機にはないアドバンテージを備えている。
実性能で他機種に勝るポイントは何といっても液晶だ。
10.1型ワイドで解像度は1366×768ドット(WXGA)。他の10型ワイドクラスは大半が1024×600ドットなので、明らかに優位な点である。
パネルは光沢で、縦横比は16対9。同クラスのマシンでは16対9を維持するために、解像度を1024×600ドットから1024×576ドットに変更した機種もあるが、画面の小さいネットブックで表示領域が狭くなることに不満を感じたユーザーも少なくはない。
その点、解像度の高さは「VAIO W」を選ぶ理由の第一に挙げても良いのではないだろうか。
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