「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」は、マイクロソフトがセキュリティ修正プログラムと共に無償で提供しているセキュリティ対策ソフトです。このソ フトを用いることで、Windowsの脆弱(ぜいじゃく)性を突いてパソコンへの侵入を狙うウイルスやワームなどのマルウエアを検査・駆除することができ ます。
このソフトは、Windows Updateで「自動更新」を選んでおけば、自動的に導入・実行されます(図1)。毎月第2火曜日に更新され、新しいバージョンになると駆除対象が増えます。新たな脅威が現れても対応できるようになっているのです。
| 【Windows Updateで自動実行】 |
| 図1
Windows Updateで「自動更新」にしておけば自動的に導入・実行される。実行したかどうかはWindows Update画面で「更新履歴の表示」を選ぶと確認できる
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危険なサイトに誘導されてしまった、あるいは怪しいメールを受け取ってしまったなど、マルウエアの侵入が疑われるケースでは、月に一度の検査のタ イミングまで待てないことがあります。そういう場合は、ソフトをマイクロソフトのサイトからダウンロードすることもできます(図2)。入手したソフトを ユーザーが手動で実行することで、Windows Updateを適用せずともパソコン内のマルウエアを検査・駆除できるのです。実際、ウイルスに感染してしまった場合の対策の一つとしてこの方法を紹介す るパソコンメーカーもあります。
| 【ダウンロードして手動で実行】 |
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| ダウンロードしたソフトの本体ファイル(2008年4月上旬時点はWindows-KB890830-V1.40)を直接実行する
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| 検査・駆除終了後の結果一覧画面。ウイルスやワームといったマルウエアの感染状況を確認できる
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ただし、このソフトにはマルウエアの侵入を監視する機能はありません。また駆除できる対象も、数年前に猛威を振るった「Blaster(ブラス ター)」ウイルスや、社会問題にまで発展した「Antinny(アンチニー)」ウイルスなど世間に知れわたった種類が大半。マルウエア全体から見れば氷山 の一角にすぎません。このソフトはあくまでもマイクロソフトが用意する補助的なもの。導入したからといって安心できるセキュリティ強度には至りません。市 販のウイルス対策ソフトを別途利用するよう心掛けましょう。
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