次世代無線データ通信の本命といえるサービスが登場した。新技術LTE(long term evolution)を使ったNTTドコモの「Xi(クロッシィ)」である。通信速度は、屋内で最大75Mbps、屋外では最大37.5Mbps。発表会 場の屋内基地局を使った動画送信のデモでは、実効値で平均40Mbps(図1)、ピーク時には60Mbpsを超える速度が出ていた。従来の HSDPA(high speed downlink packet access)方式では最大7.2Mbpsで、実効値は1M~2Mbps程度だった。
LTEは、無線技術のOFDM(直交周波数分割多重)や複数のアンテナで同時に複数のデータを送信するMIMO(multiple input multiple output)を使った広域無線の新方式。スマートフォン人気などで増え続けるデータ通信の逼迫(ひっぱく)に対応するため、NTTドコモは他社に先駆け てLTE導入に踏み切った。
サービス開始は2010年12月24日。同時にパソコンの向けのデータ通信端末を発売する(図1左)。2011年3月以降はLTEに対応した小型の無線LANルーター、2011年後半には携帯電話やスマートフォンでもLTE対応を進めていく。
通信エリアは2010年12月の時点で東京近郊、名古屋、大阪。2011年3月以降には都道府県庁所在地など主要都市と、順次拡大していく。「トラ フィックが高い場所はLTEを何としても整備する。2014年3月以降には人口カバー率70%を目指す」(山田隆持社長)。端末は従来方式の通信にも対応 しているので、LTEのエリア外でも最大7.2Mbpsで通信できる。
ほかの通信事業者は既存の技術を拡張した通信方式で対抗する。通信に使う周波数の帯域幅を広げる技術で、LTEと比べると低コストで基地局を整備でき る。イー・モバイルは従来の2倍の帯域幅を使うことで最大42Mbpsの速度を実現する「DC-HSDPA」方式のサービスを開始した。2011年3月ま でに人口カバー率で約40~50%とする。ソフトバンクモバイルも同方式を採用。2011年6月までに人口カバー率60%を目指す。
KDDIの「EVDOマルチキャリア」は従来と比べて3倍の帯域幅を使うことで最大9.2Mbpsにする。既に全国の大都市圏で対応基地局を配備している。
2012年にはKDDIとイー・モバイルが、時期は未定だがソフトバンクもLTEの導入を表明しており、いずれは総LTE化が進む。この3社の高速化技 術はそれまでの“つなぎ”という位置付けとなる。LTE対応エリア整備が順調に進めば、通信の速度や安定性でNTTドコモが一歩リードしそうだ。
年賀状は早いほうが・・ 2017.09.07
パソコンメンテナンス 2017.07.06
土日もなんだか忙しいなあ 2016.12.12
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