☆YuJiaLi的日記☆

☆YuJiaLi的日記☆

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

YukaRingo

YukaRingo

コメント新着

YukaRingo @ Re:ベン(04/01) おお、久しぶり!元気だよ。 ベンは? …
BEN@ ベン お前元気?
yebin@ haha ぃそがしぃですか?
YukaRingo @ To Mr.Ye 葉師傅~~好久不見了~!! 謝謝nin的Co…
YE BIN@ HA HA HA こねは ゎたしの BLOG http://blog.sina.c…

フリーページ

2006年11月16日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
『鬼子来了』日本語タイトルー鬼が来た

舞台は終戦直前、万里の長城付近のとある村。
日本軍に媚を売り、貧しい生活を強いられても平和に生きてる村人たちが、日本軍の捕虜を預かる羽目になったことから彼らの運命が変わってしまう。
捕虜を助けて日本軍に引渡し、大宴会で和やかに交流するのもつかの間、村人たちは殺されてしまう。
終戦後、生き残った主人公が復讐のために捕虜となった日本軍に襲いかかると彼は罪人として処刑される、という何とも不平で理不尽な話。

フィルムは白黒で最後の一瞬だけがカラーになる。
そのせいもあってか本当にその時代にとったんじゃないかってくらいのリアリティがある。

初めは村人たちの話す方言がおもしろくて仕方なかったんだけど中盤からこわくてずっと手に力を入れて見てた。見てる最中より見終わった後に涙がブァーッと溢れてきて抑えられなくなった。

結局捕虜だった日本兵は村人たちも主人公も殺してしまうんだけどそこには当時の日本の常識概念とか、恐怖心だとかがしっかり捉えられていて、私は主人公を恨むことはできないし、誰が善で誰が悪かなんて白黒つかない生身の人間がしっかり描かれている。

その悲惨な出来事と距離を置くことも、過去を棚に上げて正当化することもできなくなる。

ちなみこの映画は日本軍の描かれ方が甘いことからアジア諸国で批判があがったそうですがそれでもかなりずっしりくる映画です。


それから昨日見に行った『蟻の兵隊』もすごくいい作品でした。

どこから見ても普通のおじいちゃんが昔中国へ徴兵され、戦後も残留させられた。
今振り返れば自分でも『鬼』と思うような行為がなされていたこと。
なぜ自分たちが残らなければならなかったか?
そしてその真実を抹消しようとする日本政府。
妥協せずに真実を追及しようとする元残留兵のドキュメンタリーです。

戦争から帰って悪夢を思い出したくないのは当然だけど、戦争がどんなに残酷なものであるかというのを後世にしっかり伝えるというのもその時代に生きていた人たちにしかできないこと。
目をそらさず受け止めるのも私たちにしかできないこと。
もし中国に行く前にもっとこういう映画に出会っていたらもっと冷静に反日感情を受け止められていた気がします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月16日 20時58分31秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: