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「クリ、良かったなー。」「なにが?」「PK外したんやろ?」「なんでよかったって言うのよ?」「あのなー、PKっていうのはジャンケンみたいなもんや。ずーっと勝ち続けることなんてできない。ロナウジーニョだって、中田英だって、小野伸二だってみんな試合で外したことある。コロコロPKの遠藤だって、この前、やっべっちと対戦したとき、最初に外してたろ?」「うん。」「何回かに一回は、外すもんや。考えすぎると余計にそうなる。」「うん。GKの正面に行っちゃった。」「そーか、PK外したのが、練習試合でよかったじゃんか。公式戦で外す可能性が低くなったってことじゃん。」「ふーん。」「考えすぎたら、だめだってこと、もっと練習が必要だってことがわかったろ。せっかく、ゴール前に切れ込んでもらったPKなのに、もったいなかったろ。くやしいと思ったのなら、練習試合の意味があったってことや。」「うん。」「オレとやるとき、スイスイ決めれるのに何で外れたと思う?」「緊張して、狙いすぎた。」「練習試合で緊張する奴があるか。まあ、緊張する練習したのも良かったけどな。でも、狙いすぎたんじゃなくて、ボールの行方を早く見すぎたんだと思うぞ。」「ふん?」「どっちを狙った?」「右足で右スミ。」「はあ。インサイドだろ?」「うん。」「足の向きだな。ボールの行った方向を早く見たくて、ボールから目を離すのが早すぎたんや。右インサイドで、左に逃げて行くように走るとき、あせって蹴ると、右足の方向が左方向に引っ張られるように中に向く。蹴る前に左に向いてしまうんじゃ。気持ちや狙いは右隅でも、ボールに当る面は、キーパー正面になるっちゅうことや。」「ふん。」「ボールの行った方向をあせって確認せんでもよし。それより、しっかりボールに当てることが一番大切なこと。引っかけたり、擦ったりしないようにしなきゃな。遠藤みたいにGK見ながら蹴るのは、それだけの技術が要るっていうこっちゃ。ボールを見ずにGKを見ながら、コロコロキックするんでも、蹴る方向に向かってボールをしっかりミートしなきゃな。」「ふーん。」「どんなキックだって、足に魂込めるように、体重をしっかりボールに乗せるように蹴らなきゃいかんってこっちゃ。」「TVでまたカズ見たでしょ?」「どーでもいいだろ。それより、分かったか?」「ふぁーい。」「けど、原因が分かったからよかったな。悪かったところを練習すれば、次は大丈夫ってことじゃん。」「うん。また、PK対決しよーね。」「OK。プレッシャーに負けないように練習するために、おまえのお年玉賭けてやろか?」「なんでよ!」「わかったよ。じゃ、ジュースな。」「オッケー。」「それそれ。入ったら、ジュースと思えば、PKは楽しい。入ったらヒーローになれる。入ったらカッコいいと思えば楽しーやろ?それが、PKの極意じゃ。」「ふーん。じゃ、今度、PK入れたら、お菓子買ってね。」「目つぶってでも入るように練習してからじゃー。」
2008.01.27
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「クリ、大阪女子マラソンのニュース見た?」「うんにゃ。」「福士加代子が、オリンピック代表狙って、前半から、積極的に飛ばして、飛ばして、他のみんなをぶっちぎりで独走してたけど、30キロで力尽きて、へロヘロになって、何回も転びながら、それでも何回も立ち上がって、最後まで走りぬいた。」「ふーん。」「あのがんばり、最後まで、あきらめないとか、最後までやり通すってとこが素晴らしいな。ほとんど意識がなかったんだって。それでも最後まで走りぬいた。最後まで、闘い抜いた姿は、すごかった。」「ふーん。」「今度、見る機会があると思うから、おまえも良く見て、感動しろ。」「かんどーするかどーかはわからないよ。」「ふん。根性ない奴は、根性ある奴のこと分からんわい。」「べつに、いいじゃん。」「てめ、また“別にー。”って言いやがったな。それやめろ。」「べーつにー。」「けど、オレが本当にすごいと思ったのは、マラソン初挑戦で、あれだけ最初から、自分を信じて積極的に飛ばして走った前半だ。これで勝って北京に行くだけでは意味がない。世界と闘うためには、ゆっくり、様子を見ながら走ってたんじゃダメだと思ってたんだろうな。金メダルを狙える、世界と闘えるレースをしなければいけない。それに挑戦したんだな。」「ふーん。」「評論家とかが、みんな、オーバーペースだとか、無謀だとか言うだろうけど、福士だってそんなことは、わかってたはずだ。それでも挑戦した。世界と闘うために。おまえも見習え。痛いとか、怖いとか、苦しいとか言ってる場合じゃない。高い目標に向かって、チャレンジしてくれ。絶対あきらめずにな。チャレンジし続けるうちにおまえの能力がどんどん高くなっていく。最初から最後まで全力で闘い抜ける体と心のスタミナや、貴重な経験が持てる。自分のやりたいことのために、勇気を持って実行することが大事やで。」「ふぁーい。」「ところで、今日の試合はどうだった?」「良かったよ。」「なにが?厳しく行ってボール奪えたか?」「うん、何人も転がしてやった。」「ふーん。(転がせとは言ってないけど。)ずっとボランチやったんか?ワンボランチか?」「うん。ずっとワンボランチで、3試合して、全部勝ったよ。」「ふーん。味方ボールのときは、どんどん上がって、シュート打ったか?」「うん。入らなかったけどね。今日は、マツコーチも“クリ、味方ボールになったら、上がれ。”って言ってたしね。」「おぉ。マツコーチも良く分かってるな。オレと同じこと言ってるじゃんか。ドリブルで、抜けたか?」「結構、抜いたよ。」「ふーん。味方ボールで、敵陣のペナルティエリアとセンターサークルの真ん中。敵ボールで自陣の同じポジション。そこを拠点にしてどこへでも出かけて行くってのできた?」「まあまあ。」「どーも、頼んないな。ホントにできた?」「やったよ。」「OK。こんど、見に行ったとき、確認する。もっと強いチームとやるときも、その動きができるかどうかが、チームのキーポイントだ。」「まかして。」「運動量を落とすなよ。敵のボールは全部取れ。味方ボールのときは、前線まで行け。全部に絡む。守備でも攻撃でも、絶対味方を一人にすんな。岡田ジャパンの“接近”じゃ。」「うん。」「練習の時から、何するんでも全力疾走で自分の力をつけるのを忘れるな。最後まで走れる、鈴木啓太みたいなスタミナが必要だぞ。鈴木ケイタは、足元の技術はそれほどでもないけど、スタミナとすごい使命感・・・チームのためにやるべきことを命かけてやる強い気持ちがあるから、日本代表の不動のボランチだ。あの走りを目指せ。あれがあって、テクニック磨けば、すごい選手になれる。質の高い走りを最後まで続けられるようがんばれ。」「走ってるよ。今日だって3試合やって、そのあと4年の試合にヘルプでGKもやって、マツハラ公園でヒロとフジと3人で練習してから帰ってきたんだよ。」「そーか、すごいな。いいことだ。」「疲れたよ。」「サッカー少年がため息つきながら、疲れたって言うな。ネバーギブアップ。福士で行け。」
2008.01.27
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クリへ。“前へ。”という課題は同じです。積極的に攻撃に参加し、しかもチームの誰よりも守備にもしっかり貢献する選手でなくては、将来の夢には届きません。誰のためでもなく、勇気のあるプレーで、自分が気持ちよくなるために頑張れ。日本代表の岡田監督が、ワールドカップ予選に向けて、日本代表のキャッチフレーズを発表しました。ラグビーの大西さんっていう監督の言った言葉です。簡単に言うと、「すごく高度な、ダンゴサッカーをしようぜ。」ってこと。楽しそうだろ。クリの課題にぴったりだ。オカちゃん、おまえのこと見てんじゃねえか?まるで、岡田監督が、クリのために送ってくれたメッセージのようだ。サッカーは一人じゃ勝てない。けど、一人一人が、自分の全力を出さなければ、勝てない。コンディション悪くても、練習から全力を尽くしている高原のように行け。松井もル・マンで活躍してるぞ。左足シュートを狙って来い。「展開・接近・連続」攻撃でも、守備でも、停滞する(止まる)ことのない運動量が大事だ。体が大きく、スピードもテクニックもある外国選手と闘うとき、体が小さい日本人でも、チームの全員が、敵の倍、走ることができれば、勝てる。攻撃のときも、守備のときでも、相手より人数を多くすれば、ボール奪取も、攻撃も相手より優位にすすめることができる。そのためには、考える(流れを読む)ことと、スタートと、最後まで走りぬく体力が必要だ。【展開】攻撃のとき、チーム全体が、連動して、同じ目的を持って動く。個人個人は、広い視野を持って、ボールの流れ、次の展開を読む力を持っていなければならない。味方ボールになった瞬間に、全員がゴールを目指して、どんどん攻撃に参加する。【接近】一人一人が勇気を持って挑むことが大切だが、それをサポートして、失敗を拾い、チャンスを広げ、連続攻撃を仕掛けて、みんなの力を集めて打ち破る連動性が必要だ。ボールを奪うときも、ゴールを狙うときも、一人で打破しようとしても敵は、手強い。ボールのあるところに敵より多くの人数が素早く集まり、ボールを奪ったら、サッと展開して、また攻撃の連動を始めれば勝てる。【連続】展開も、接近も、90分間、最後まで、次から次へと連続して行わなければならない。一度や二度の攻撃では、ゴールをゲットできないし、相手の波状攻撃にも粘り強く対応しなければならないからだ。また、局地戦でも、一度や二度の攻撃では敵を打ち破れないし、一度や二度のアタックでは、ボールを奪えないことの方が多い。90分間、ボールは動き続ける。次から次へと闘いを挑み、最後まであきらめないで、敵より多く速く走る体力と、集中し続ける頭の活動量が多くなくてはならない。【クリに必要なこと。】代表と同じように闘うには、ボールへの「集散」の早さと速さをめざせ。「集散」の「集」は、集まること。「素早い寄せ」のこと。ルーズボールへの寄せを早く、誰よりも先に触ること。ボールの流れを読み、一歩でも早くスタートして、全速力で走ること。ためらった瞬間に遅れる。ボールホルダーへのチャージには、敵に余裕を与えない、素早さと勇気あるプレーが必要だ。敵に立ち向かう仲間をサポートする連動。あきらめない、くじけない心。「集散」の「散」は、広がること。ボールを奪ったら、素早く攻撃に移って、展開する。ルックアップして、スペースを見つけること、そしてフリーランニング(ボールを持ってない走り)で敵の守備を分断させる。また、遠いスペースにも視野を広げ、逆サイド、裏のスペースを使えるパスを出す。しっかり見る目、考え続ける頭。おまえのボランチっていうポジションは、チームの真ん中にあり、全体が連動して動くためのキーになる。攻撃のときに、相手より人数をかけるには、ボランチが攻撃参加しなければ、成り立たない。それでいて、相手ボールになった時には、相手より多くの人数をかけて守らなければならないのだから、ボランチは、当然、全速力で戻って、ルーズボールや敵に一番最初に当らなければならない。ボランチが前に行ったり後ろに行ったりする動きを、どれだけ素早く、最後までできるかによって、チーム全体の連動性、「接近、展開、連続」のレベルが変わって来る。忘れずに、自信を持って、また自分を磨くためにしっかり、闘い、経験して来い。自分が、ボールを持ったら、自分で勝負。自分がマーク(チャージ)する相手から絶対に抜かれずボールを奪う。これ、基本。その上で、ゴールを守り、ゴールを奪うため、味方を助けるサポートを、大汗かいてやれ。失敗を恐れるな。失敗しない奴には、大きな成功はない。
2008.01.19
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現在、クリは、メインのMEクラブ、未登録のクラブAT、小学校の部活、3チームを掛け持ちしています。部活動は、8月から2月。この初春の大会が活動シーズンの最後です。「おとーさん、部活でキーパーになったよ。」「ほー。何で?」「他にいないから。クリが、一番反応がいいからって言ってた。」「って、前でFWやる奴は?」「いない。」「べネは?」「あんまり。」「そーか。でもよかったな。」「怒らないの?」「何で?」「この前、“キーパーやろうかな。”って言ったとき、“あほー。”って言ってたじゃん。」「フィールドで点取るのを見る方が楽しいからな。でも、決まったもんはしょうがない。思いっきり頑張れ。」「ふーん。練習付き合ってよね。」「もちろんじゃ。」「クリ、だけどおまえの本業は忘れるなよ。他の2つのクラブにいるときは、GKのことは忘れて、フィールドに集中しろ。OK?」「OK。」「よし。じゃ、目標にするキーパーを挙げよ。」「カシージャス、バルデス、川口ヨシカツ、シジマール・・・・。」「おお、出てくるな。どんなキーパーがいいの?」「若島津健。」(キャプテン翼に登場するGK)「そこか?」「うん。」「手刀ディフェンスと三角跳びだな。攻撃的なキーパーになって欲しいな。」「なに?」「ゴールラインで守らずに、前に出て行く守備範囲の広いキーパー。若島津は、ドリブルもシュートも一流だったぞ。チャンスがあったら、自分でドリブルして上がれ。抜いて行ってシュートしてもいい。」「そんなことしたら、監督に“何やってんだー!”って怒られるよ。」「何言ってんだ。“そんなオレをキーパーにしたあんたが悪い。”って言ってやればいいじゃねえか。チャンスと思ったら、どんどん勝負して上がっていいのは、キーパーだろうが、バックだろうが、同じじゃねえか。何にも問題ない。前で、点取ってた奴がGKになったら、フィールドの人数が足りなくなってるってことじゃん。両方できたら、チームが助かる。狭い小学生のピッチでそのくらいの範囲を動けなくてどうする。10点取られたら、11点取り返せば、勝てる。」「えー?」「おまえ、オレが非行を教えてると思ってねえか?あのな、知ってるか?中田英寿は、小学生のころ、GKだったんだぜ。」「え。ほんと?」「ほんとだ。その代わり、ボール取ったら、いつも相手を全員抜いて、点取ってたらしいぞ。」「ふーん。」「どんな、キーパーより、中田を目指せ。ボール持ったら、どのポジションよりも抜ける相手がいっぱいいる。GKって楽しそうじゃん。」「おっし。」「サッカーは自由だ。ピッチの上にいる間は、自分の判断が一番正しい。行けると自分が判断したら、どこまで行ってもかまわん。その代わり、ボール取られて失敗したら、自分の責任だから、ちゃんとごめんなさいしろよ。」「あーい。」「でも、それだけでいいぞ。SKN。サッカーいずフリーダム。決めるのは、監督だ。実行するのは選手。指示するのは監督。判断するのは選手。チームのためになると判断したら、自分を信じて行け。遠慮なんかすることない。監督の声にビビッててサッカーができるか。」「なんか、悪いこと教えてない?」「んにゃ。大丈夫。おまえが、チームのためにならないと判断したら、出なきゃいいし、点を取るためだと判断したら、FWの位置まで上がってもいい。おまえに任せるって言ってるだけだ。」「ふーん。」「センターバックの一人に、なるべく頼りになりそうな奴な、おまえが上がったときには、後ろをカバーしてくれって頼んどけ。」「たよりになる奴いないよ。」「大丈夫。任したぞって言えば、その気になってくれるさ。“あーあ。またアイツ上がっちゃったよ。”って言いながら、任された以上、頑張ってくれる。但し、命令じゃなくてお願いだぞ。それに、そいつがミスして点入っても、そいつのせいじゃない。ゴールを空けたおまえの責任になるってことは忘れるな。」「ふぁーい。」「おまえ、背が低いから、ゴールラインで待ってたら、頭の上をぼんぼん越される。シュートを打たせないことだ。ペナルティエリアの外からでもどんどん打って来る。前に出て、それを阻止しろ。バックに後ろから指示して、フリーで絶対打たせるな。後ろから励ましてやれば、4年生だって、おまえのために、チームのために頑張ってくれる。」「ふん。」「チビキーパーが、守るにはそれが一番だ。攻撃こそ最大の防御だ。攻撃っていうのは、シュートを打とうとしている奴の前に立ちはだかれっていうこと。近づけば、シュートコースをなくせる。怖いぞ。できる?」「OK。できる。」「ひとつ、いいこと教えてやろう。出て行くキーパーも怖いだろうが、打とうとしているときにキーパーが突進してきたら、その選手は、もっと怖いって知ってた?びびってしまう。おまえも経験あるだろ。気になるぜー。わき目も振らずに全力突進すればするほど怖い。ただ、走りながら、考えとけよ。相手は、ビビッていても、かわすテクニックを持ってるかもしれない。どんな状況にも対応できるように、さいこー集中して見ながら突進しなきゃダメよ。それに気をつけてれば、あとは、どうせ打たれりゃ、1点だ。一か八かで突進。」「おっけー。」「キーパーは足。フットワークと勇気のポジションだ。構えと反応、絶対に後ろに逸らさないという気持ち。待つより、前に出たほうがシュートコースを狭められるって分かる頭とそれを実行できる、勇敢な気持ち。」「ふん。」「低いボールは絶対、逸らすな。必ず、正面で取れるように、足を動かす。それと、手は下から出せ。上から押さえようとすると空振りするぞ。低いボールには、低く、低く、下から。それだけ守れ。あとは、反応するための集中力と勇気だ。」「ふぁーい。」「GKまでやれて、おまえのサッカー人生、楽しそうだな。」「次、三角跳びと手刀の練習ね。」「結局そこか・・・。」
2008.01.12
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クリ、走る。自陣左サイド沿いをドリブルで駆け上がってくる敵サイドハーフに付き添うようにして、ライン際を戻ってくる。敵が右足インに引っ掛けて一瞬止まったように見える。ボールが中へ切り返され、勢いあまったクリの背中を抜けて中へ。敵の選手もボールと一緒に抜けて行く。見事に置いて行かれた。(しまった。)中に切れ込んだ敵の背中であえぐようにクリが方向転換。追いかけようとするが、その時すでに、ゴール前へのクロスが上がっている。「クリ、あれだよ。おまえがやんなくちゃいけないことを、今日は見事にやられたな。」「うん。あの人速かったよ。」「感心してる場合か。」「どーやったらいい?」「何が?」「抜かれないようにするのはどーすればいい?」「自分で考えろ。」「左右のステップと振り返る練習?」「んー。それはそうだけど、自分より速い奴を抑えるのは難しいぞ。」「よし。練習するか?」「なにを?」「ひとつは、置いていかれないようにする動き方。ふたつめは、あの技を自分も使う。せっかく見せてもらったいい動き、使える技なんだから、自分のモノにしなけりゃ、もったいない。」「キャプテンつばさもすぐに自分の技にするんだよね。」「そーや。力のある奴は、みんなそうしてうまくなっていく。見てすぐマネできる人になれたらどんどんうまくなる。」「あの速さは、むりー。」「無理って言うな。足の速さで追いつけなくても、体の使い方、キレで勝負すればいいやんか。」「どうすれば抜かれないの?」「オレを相手に抜いてみろ。どういうときに抜きやすい?」「いつでもカンタン。」「やかまし。」「背中向いたとき。」「だな。走っている相手に正対…顔と体が向いてると、なかなか一発では抜きにくいやろ。」「ん。」「相手の目線が外れたり、背中が向いたら、すぐに切り返せる。やってくださいって言ってるみたいなもんやろ。しつこくて速い相手が追いついて来ても、ボールを取るために足を出した瞬間、背中が向く。そこを狙えばカットインできる。うまい選手は、わざとボールを晒すときもある。」「ふーん。」「こんどは、守ってみな。」「取りに行ったらカモだね。取りに行かないほーがいいの?」「サッカーじゃあ、行くとき必ずリスクがある。けどそれを恐れていては何にもできん。スピードや状況にもよるけど、(取れる。)と思ったら行くしかないやろ。」「うん。」「(切り返されるかも。)っていう心の準備はしてなきゃいかんけど、全力で追え。スピードを緩めれば、振り切られるからな。そして取りに行くときは、ためらわずに行け。」「うん。」「少しでもリスクを少なくするためには、体の向きが大事やな。顔と上半身は相手に正対。水の中の白鳥の足みたいに必死で足を動かす。サイドステップで速く走るのは、難しいが、それができなきゃ、やられる。並んで走ってるとき、体近づけて、肩を当てようとすると、体が開いて、相手から目が離れ、背中を見せることになるから切り返される。敵を見れないと、切り返しも察知しづらい。」「欽ちゃんになるよ。」「うん。変やで。それで敵を笑わせるってのもありだな。」「ないよ。」「クロスオーバーステップ。出す足のアウトエッジで踏む。」「ん?」「いいか、左に行くとき、クロスして出す右足を先に出すんじゃなくて、左足の外エッジに重心を乗せて行けば、腰が左に引っ張られる。左腰に引っ張られるように体が左に行けば、自然と右足が浮いてつられて出てくるやろ。その動きだと頑張らなくても加速されやすいから、トップスピードまで早い。」「ふん。」「重心を左に平行移動。→左足の外エッジ体重。→左ヒザ、左腰、左体側が左へ。→右足がクロス。の順番。2歩目、3歩目は、だんだん速くなってくるから、左アウトエッジ着地、右アウトエッジ着地。右インエッジで離陸を繰り返す。わかる?」「わかるよ。」「顔と両肩のラインが斜めに傾かない。両肩を結ぶラインは地面と並行に移動して行く。体は、平行四辺形みたいにつぶれながら、進む。」「ふん。」「OK。最初はゆーっくりやってみよー。だんだん速く。それから最高速で。最後にそのスピードで右に左に斜め後ろにも切り替える。」「こんどは、自分が攻撃する側。」「うん。」「外に膨らんでから、フックしない。真っすぐ前を向いたまま、スパッと横へ。敵に悟られない。フックしづらければ、飛び越してドラッグターンとか、クライフとか、自分の得意技でいいんだ。ポイントは、相手の状況、タイミングを見ること。スピードが速くて、相手が止まれなければ、ほんの少し向きを変えるだけでも、相手の背中を抜けられる。マラドーナの5人抜きの感じだな。」「お。」「スピード落とすな。全速力で走りながら、方向転換やストップするから、効果が大きい。急・緩の差があればあるほど、効く。切れ味の鋭さは、緩急の落差や。」「ら・く・さ?楽じゃないよ。」「ちゃうがな。スピードが速ければ速いほど、ストップした時、相手が引っかかりやすいってこと。全速力で走っててパッと止まれ。」「ふぁーい。」「肝心なことを忘れるな。目的は、抜いた直後に、クロスかシュートだ。状況によってできない場合ももちろんあるが、いずれにしても次のプレーに続く。自分か他の誰かが、シュートを打つために切れ込んで行くんやということを忘れるな。右サイドに侵入して行ってカットインから得意の左クロス。シュートでもいいなあ。楽しくなるやんか。」「よし。」「苦しい顔すんな。涼しく笑え。」「えー?」「ロナウジーニョ。」「・・・。おとーさん笑えてないじゃん。」「追いかけてるオジサンの方が苦しいんだよ!」「老衰してないで、鍛えたほうがいいよ。やせるし。」「やかまし。おまえ、その突っ込みくらい、切れ味鋭くカットインできたら、技は完成だ。笑いながら、もっとスピードあげんかい!」「笑いながら走ると苦しいよ。」「できるからすごい。素質あり。」「なんの?」「・・・。」
2008.01.10
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10~15%の人に発生する外頸骨という骨がある。10歳ぐらいのスポーツ少年に発見されることが多い。過回内などの影響で、もともと持っていた舟状骨の一部の小さな骨が飛び出してくる。くるぶしの前下辺りに出る。ひどいときには、有痛性外頸骨となり、痛みをともなう。ほとんどの場合は、出っ張った骨が、靴に擦れて痛いものとのこと。「おとーさん、ココに骨が出てきた。」「え。見せてみな。左だけだな。おー、ポッコリ出てるな。けっこう硬い。痛いか?」「ぜんぜん。」「いつから?」「わかんない。けど、だいぶ前かなぁ?」「そーか、何か感じたり、痛かったり、変わったことがあったら、すぐに言わないとダメだぞ。」「ふぁーい。けど、何でこうなるの?」「コレは、外頸骨っていって、おまえのかーさんにもある。全部の人に出るわけじゃないから、遺伝だな。痛くないなら、これ以上出ないようにすれば大丈夫。」「ふーん。どーやればいいの?」「歩き方に問題があるかも。今のうちなら、歩き方を直すのと、少しインソールを直せば、OK。少しでも痛くなったら、言えよ。」「うん。」「足を踏み出したとき、カカトが内側に倒れこんでいるんや。オーバープロネーション(過回内)っていって、人間は誰でも歩くとき少し、倒れる(回内)。それがし過ぎになってる。頑張って走ってるからかもしれないな。痛くなったら、サッカー休んだ方がいい。」「えー。やだよ。」「あのなあ、足痛くなって一生サッカーできなくなるより、2~3ヶ月かかってもしっかり直す方がいいだろ?」「そんなに休まなきゃいけないの?」「注意しなかったり、やるべきことをやらなければな。今はそこまで行ってないから、オレの言うとおり、気をつけていれば大丈夫。」「よかったー。」「しばらく様子を見て、改善されなかったり、痛くなったりしたら、医者に行って診てもらお。」「はーい。」「アウトエッジ着地を忘れないことと、毎日やってる四股トレーニングで、つま先とヒザの向きを揃えること。絶対に続けろよ。」「はーい。」出る人は普通の生活をしていても出るのかもしれないが、ひとつの原因かと思われるのは、クリに、二直線歩行を強要し、つま先を外に向けさせていること。つま先は常に外旋させているのが、股関節、ヒザから連動して外旋せず、つま先とヒザの向きが違っているのだろう。そのため、ヒザの向きとつま先の向きが同じでなく、ヒザが内側に入りやすいのだろう。外旋、外旋と言い過ぎなのかもしれない。実際には、普通の人が見ても分からないぐらいではあるが・・・。走る足は、センター寄りに引き寄せられながら、前に出て行く。そのまま、ヒザが真っすぐ前を向き、つま先だけが外旋して外を向くため、着地したとき、ヒザが前に真っすぐ曲がり、足首が内側に折れてしまう状態。着地時、左足のインエッジで地面を蹴ってしまう。インエッジで地面を捉えたまま、外旋するような動きが生まれているのかもしれない。それが、繰り返されることによって過度の回内を生み、足首内側に荷重がかかって、外頸骨を飛び出させた原因。特にクリの左足は、右足キックを支える足なので、使用頻度過多、オーバーワークが考えられる。反省。何かを教えるということは、最後までケアする責任をも負うということだ。細かいところまで、チェックし、定期的に検証しなければならない。また、クリが、自分でできるようにもしてやる必要がある。外反母趾なんかにも同様の注意は必要。「クリ、まずは歩き方、走り方をもう一回チェックしよー。気をつけることを言うから、覚えとけ。」■ 二直線歩行。■ 外エッジ着地の感覚。切り返しも外エッジで。■ 少し外に向いたつま先とヒザの向きが同じ方向を向くようにする。■ 外旋は股関節から始まり、ヒザ、足首が連動してつま先が外を向くのに繋がる。つま先だけが外を向くのではない。■ ヒザが内側に曲がって足首がインサイドに負荷を受けて曲がるのは良くない。■ 地面は蹴らない。蹴らずに出す前足に乗り込んで行く。■ 股割(毎日のエクササイズ)の時、ヒザの向きとつま先が上から見て合っているかチェック。その時、骨盤、背骨が、前後に倒れていたり、曲がっていてはいけない。垂直に立つ。「靴とインソールのチェック。」■ 土踏まずが落ちてアーチがなくなりやすいはず。アーチが弱いために回内しているとも考えられる。足裏の強化、アーチがしっかりできるまでは、アーチをサポートしてやる。⇒全部の靴のインソールの上か下に、アーチサポートパッドを張る。■ 広すぎる靴、長すぎる靴は、要注意。■ カカトのホールドが弱そうなインソールは、カップがしっかりして、クッションがよさそうなもの(裏にパッドが張ってあるようなタイプ)に取替える。■ 痛くなる。または改善しないようなら、ドーナツ型パッドを骨のところに貼って抑える。「足裏の3点アーチをしっかりつくろう。」■ お風呂に入ったとき、足首を回したり、指を広げたりする。足裏、足指、足首、ヒザ、股関節など下半身全体を柔らかく保つストレッチは欠かさないこと。■ 足指を持って上(足首側)下(前)にゆっくり曲げるストレッチもやる。足の裏の筋肉を鍛える。■ タオルギャザーもな。指先だけでやるなよ。指は真っすぐ伸ばしたまま、付け根から曲げる。タオルを足裏の曲げ伸ばしで引き寄せる。■ 足指でグッパー運動。■ 裸足にサンダルも足指の運動にはGOOD。
2008.01.08
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「奪ってたてパス、何度かあったな。」「うん。けど、取られたの多かった。」「そーだな。スルーできたのは、2~3本。何でだと思う?」「んー?パスがヘタだから?」「けっこう、いい感じで蹴ってたじゃん。」「じゃ、なんでよ?」「自分で考えろ。」「寝ちゃってもいいの?」「そんな脅し方があるか!失敗したときの状況をよーく思い出してみろ。」「わかんないもんはわかんないんですよー。」(のだめか?)「クリ、取られたパスは、全部、受ける奴が、相手を背負ってたり、近くにマークがいるときじゃなかったか?」「そーかも。」「受ける相手の状況を考えないとな。」「どーゆーこと?」「左に背負ってる味方にパスを出すとき、左に出したら、余計にきついプレスを受けながら、プレーしなきゃいけなくなるだろ?」「ふん。」「右に出したら、相手から遠いところに移動して受けられる。受け手が、一歩前に出て取れるところを狙え。」「ふん。」「後ろに背負ってポストになる奴に出すクサビのパスなら、バックスピンかけてやると、ボールの方に下がって受けられる。」「ほー。」(これは未だ早いな。)「速いパスだと動かず、足元で取るから、プレッシャーきつい。」「ふん。」「受ける奴が、右利きか、左利きか?足が速いか遅いか?自分がリターンを受ける選択もある。」「ふん。」「ハルは右利き、トミも右。シュンだったら、左利き。ミヤは左が苦手で右でしか受けられない。」「けど、トミは、受けるとき、左で受けて切り返すのが得意だよ。」「おー、一瞬でそこまで考えられるなら、えらい。けど、その考えを実行しなきゃ、意味がない。」「ふん。」「おまえももちろん、プレスを受けて、時間がない中で蹴らなきゃいけない。きついときには、ワンタッチでマークを外すとか、工夫しろ。おまえがキープすることで、味方の状況が良くなるときもある。そのために奪われない技術を練習してるんやろ?ワンタッチ、ツータッチキックは、そんとき、威力を発揮するんや。」「ふぁーい。」「受ける相手に時間と余裕を与えてやれれば、成功率は高まる。ギリギリのところで受けるパスは、時間的にもスペース的にも、ピンポイントでやらなければならないから、成功する確率が減る。」「???」(考えるより実戦練習やな。)「基本は、スペースに出して、FWを走らせる。スペースで受ければ、次のプレーがしやすい。パスを出したり、受けたりする前に次のプレーの体勢を整えることが、ゴールに直結する。」「スペースがなかったら?」「必ず、ある。そこになくても逆サイドで待ってる奴がいたり、後ろから追い越して行く奴の前にもある。顔を上げて胸を張り、広い視野を持てば分かる。」「ふーん。」「おまえ、パスを出したら、あとは人任せにしてないか?“あとは何とかしてくれー。”じゃダメよ。パスを受ける奴に“次はこうしろー。”っていうパスを出さなきゃ。」「やってるよ。」「パスに、“走れー。”とか、“裏に抜けろー。”っていう次のプレーを要求するようなメッセージが入っていたら、最高だ。」「ふん。」「クサビのパスでも、同じ。“反転して打て!”とか、“落とせー。”っていう思いを込めて、受ける相手が、そのプレーをしやすいところに、思わずやってしまうくらいのボールを出さなきゃいかん。微妙な、誤差20~30cm以内の精度が求められる。」「任して。」「もうひとつ。パスの相手が、敵を背負ってるときは、落としてもらって拾うとか、敵に奪われそうになるのを、自分でヘルプして拾うとかのケアも必要だ。」「どっちにしろ、今ある状況にパスを出すな。次のプレーがどうなるか考えてパスを出せ。これから、できるスペース、これからできるチャンスを予測して出す。今じゃない。未来に向かってパスを出せ。」「中村憲剛は、体が細くて、当りに弱かった。それで悩んで、当たられる前にパスすればいいんだって思いついたそーだ。それからは、死に物狂いでパスの精度を高めた。今は、プレッシャーにも強くて、ボールも奪えるけど、小さい頃に苦労して磨いたパスが、仲村憲剛を日本代表にしてくれた。おまえもそれぐらいパスを磨いたら?負けない気持ち、考えて工夫すること、努力、それが一流になる道。クリ、聞いてる?」「・・・。」「寝るなー。」
2008.01.07
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ドリブル反復練習。基本の基本、右足オンリー、左オンリーでインアウト。左足でケンケンするみたいに右足を浮かしてやるのではない。触る足、右足に乗る。アウトで弾いてそのボールを追い越して、インで切り返す。即、右足でアウト。そのためには、体全体が、ボールの左にまで移動していなければならない。8コのコーンをクリアする。それを30往復。「おとーさん、これ、超忙しいじゃん。」「そや。足先だけで操作するな。インに切り替えした足に乗らなきゃ、次の足が出ないやろ。すぐに左足踏んで、右足アウトで弾きながらまた、右足に乗って行く。と同時にボールを追い越して右足インで切り返し。それを繰り返し続ける。」「ふにゃぁ。」「ボールタッチだけじゃない。足の運び方、身体操作(体の動かし方)練習。狭いスペースとか、次々来る敵をかわす。そのためには、次の足を出すための起点になる足が必要。常に左右交互に軸が変わる。それが、できれば、大きなステップ、小さくて速いステップとか、リズム変化にも対応できる。息は、吸わなきゃ吐けない。右足に乗らなきゃ次の(左)足が出ない。ケンケンみたいな動きじゃ、遅すぎて話にならん。」「ふん。」技術を身につけるには、反復練習しかありません。反復練習は、退屈だけど、大切で、やるしかないこと。脳に、身体操作のやり方を刷り込む。できなくてもOK。記憶に経験として刻まれる。時が来たとき、咄嗟に思い出す。経験があるのとないのとでは大違い。「ボレーうまくなったな。」「うん。得意だよ。チームで一番うまいもんね。」「ホントかー?」「タクとハルもうまいけど。」「ま、いいけど、いつ練習した?」「おとーさんと、やったことあるじゃん。」「そんだけー?でって、昔やってたときは、ぜんぜん当らなかったじゃん。」「そーお?そんなことないよ。当てるのけっこううまいよ。」「へー。いつの間に?」遠近感、動体認知や空間認知なんてのは、すぐに身につくものではないが、毎日のようにサッカーをやっていれば、普通の人よりは自然とできるようになるのが当たりまえ。だが、それを身につけるのに、プレゴールデンエイジでの体験は役に立つようだ。半信半疑だったが、今になってようやく本当だと分かる。11歳になった今でも、将来のために、身体操作、空中のボールの認知、それに対する対応力の体験を失敗でもいいから、トライした経験を脳に記憶させる。それらは、必ず、結果に繋がる。と、最近のクリを見ていて、信じられるようになってきた。「クリ、ボレー練習やろ。今日の試合のボレーシュート、あさっての方向に行ったろ?コーナーからの難しいボールだったけど、できない球じゃなかったぞ。」「うん。もう少し、後ろに下がって打てたら決めてた。ヒザに当ったんだよ。」「おまえが言ってたジャンピングボレーのチャンスだったやんかぁ。」「そーだね。」「OK。色んなボール出すけど、必ず、前に体ごと乗り込んでいくように叩け。ゴールに向かって体ごと入って行くように、前へ。どこに当ろうがかまわん。目標の方向に強いボールが行けば、いいんだ。下から蹴り上げて上に行かないように。前に前に。」「ありゃりゃ。」「クリ、ボールに向かってまず、ヒザが上がる。ヒザが上がらなきゃ、高い位置まで届かない。ヒザを上に上げながら、溜めておいて、一気に足(ヒザ下)を振る。上から前にスイングするように払う。ヒザの高さが届かないときにジャンピングボレーになる。後ろに倒れるのは、体重が乗ってない証拠。前に跳びだして、蹴り足で着地する。」「何本やるの?」「フラフラになっても、何万回でもやる。何回も何回も脳や体に動きを経験させる。そうすりゃ、咄嗟のときに、体が勝手に反応する。」「反応してるよ、もう。ピクピクしてる。」「じゃやめるか?ピクピクしてるのは、いい感じになってきたからやで。」「やる。」「おし。次は、ブロック決勝だぞ。ジャンピングボレー、決めてみろ。」「あと5本。」「OK。ヒザ、溜めて、前。」何でも一緒。目的があれば、今の反復練習が、退屈なものから、自分を高めてくれるものへと変化する。遠くの夢。そのための目標。明日の目的。今の意義。それがあるから、楽しくもできる。
2008.01.05
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元旦、2日、自主練。課題は、ボールコントロール。3日、ATクラブ初蹴り。「クリ、ATクラブの他の人に比べたら、リフティングもまだまだだな。」「うん。」「トン突きリフティングで、ボールが回ってる。低い、リズムの速いリフティングは、足の動きの練習。足の動きが素早くできなくて、遅れて出るとボールをこするから、ボールに逆回転が掛かって自分の方に戻る。それでスネに当って失敗する。トン突きリフティングは、速いリズムの練習。1対1とかで相手に見えないくらい速く足を出したり、ボールを引いたりするための練習。ブラジルの選手の独特のリズムって、普通の人が、4拍のところを倍の8拍でできるような速い調子で足を動かせるってことだぞ。誰よりも速くリフティングできるように練習しろ。」「ふぁーい。」「昨日、TVで見たロナウジーニョ、試してたな?」「うん。ステップオーバーでしょ。最初失敗してたけど、何回か抜いた。」「そーか、右にも左にも抜けたか?」「よかったよ。」「おお。けど、まだ、かわしたあとの連続技がまだまだ。抜くことが目的じゃない。抜いたあとのプレーが大事。かわした相手がすぐ追ってきたり、二人目が来たりするのをしっかりかわせないとな。それと、フェイントのボールはもっと大きく動かせ。相手の重心が移動するぐらいでなきゃ意味ない。」「見てて、もっといいとこなかったの?クリだって頑張ってるよ。毎日、(いいときと悪いときの)差がないようにやってるしさ、中学生も抜いたし、いつも中学生のボール取りに行ってるし、ボール持ったら、中学生に突っかけてるんだよー。」「おー、ごめん、ごめん。ずいぶん良くなってるのは、認める。ついつい、(もっともっと。)って考えちまうんだよ。今日は、2~3回、足だけ出してた以外は、いいパフォーマンスしてた。」「だしょ?」「うん。その調子だ。だんだん上の子抜けるようになって来たもんな。」「うん。」「今日、中学生に抜かれたあと、“どうやって抜いたんだ?”って聞いてたろ?教えてくれたか?」「思わず(無意識に)、やったからわからないって言ってた。けど、2人で思い出して、できるようになったよ。ステップオーバーの変化版みたいなもんだよ。これこれ。」とやって見せる。確かにこの年代、見るだけでも吸収してしまうのが早い。ゴールデンエイジとは良く言ったもんだ。よかった。クリも例外ではなさそうだ。「今夜(クラブの練習後)は、練習どうする?」「疲れた。」「じゃ、やめとこ。」「1対1(ゲーム)ならいいよ。」「おまえなあ、いつもオレが負けてやるとは限らないんだぞ。」「本気でいいよ。」(なめてやがる。)「その前に、バックステップの練習少しやる。今日、見てて、抜かれたときの振り向き方が悪かった。あれじゃ、置いてかれる。前、教えた古武術の整体動作忘れてんだろ?」「へ?」「振り向くとき、一旦、体が浮き上がるようにのけぞってから、回ってるぞ。」■真後ろに振り向くとき、ヒザを抜きながら、お尻の方に体重を預け、回る方の肩、腰に全身が引っ張られるように振り向く。■上半身だけ捻って後ろに向けてから、スタートしない。体全体が、一緒に動く。■沈むように後ろに向くときに左足が、クロスオーバーして出て行く。■低くスタートしていく感じ。浮き上がらない。波打つような動きではだめ。「今日、クリ、疲れてるから、ハンディ(ゴールの大きさを変える。当然父の入れるゴールは大きい。)なしね。」「そんなこと言うなよ。」「だーめ。5点マッチね。」「よし。今度からは、もう負けてやらない。本気でやるからな。」「いつも言ってんじゃん。」「オレの本気は、フィジカル勝負ってことだぞ。」「いーよぉ。」(父との1対1のミニゲームが、最近、どうも疲れを取るための清涼飲料水代わりになっている。今に見てろよ。)
2008.01.03
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