サッカークリニッキ                          SOCCER CLINIKKI

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2009.07.20
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カテゴリ: サッカークリ日記
“マリーシア”という言葉は、「狡賢い」とか「汚いプレー」と訳されるが、
ブラジル選手などへのインタビューを聞くと、「勝つための駆け引き」とか、
「状況判断のうまさや柔軟な対応能力」というのも含まれているようです。
マリーシアは、相手を出し抜いてでも、勝つため、1点取るために、
ありとあらゆる手段を駆使して、何が何でも勝ってやるという強い気持ちから生まれる。
生きていくためにサッカーをするようなブラジルや南米では、
何が何でも勝たなければならないという意識とプレースタイルが定着していくのでしょう。

汚いプレーで勝つぐらいなら、正々堂々とやって負けても構わないって言う人もいますが、
そんなに頑なではなく、マリーシアの如く柔軟に対応していかなければ、

“狡賢い”ではなく、“柔軟な対応力”とか“駆け引き”と訳せば、
「日本人にはマリーシアが足りない。」とか、
「サッカーにはマリーシアが絶対に必要だ。」という言葉も理解しやすいと思います。


「クリ、サッカーで一番嬉しいこと何?」
「んー。点入れたとき。」
「そっか。点がいっぱい取れたら、楽しいだろーな。」
「そりゃ、そーだよ。」
「おまえ、楽しいこと自分で捨ててない?」
「え?」
「相手を抜いて、点を決めたら、気持ちいいぞ。」
「知ってるよ。」

「・・・。その方が点取れると思ったから。」
「バイタルエリアでか?」
「・・・。」
「ボール持ったら、まずは、自分で点取ること考えろ。」
「ん。」

「ん。」
「自分で行ったら、監督やコーチにそこはパスだろって言われるか?」
「あんま、言われない。っていうか、言われたことない。」
「そーだろ?一番楽しいことを目指して頑張ってトライしても何も言われないはずだ。
交わし方やシュートの仕方は、アドバイス来るかもしれないけど。」
「うん。」
「中学1年で、監督から言われたプレーだけを忠実に守って、縛られて、
楽しくできないようじゃあ、サッカーなんか、面白くなくなるぞ。」
「ん。」
「好きなようにやって、コーチから止められるぐらいがちょうどいいんじゃ。
ピッチの中での判断は、選手しかできない。柔軟に臨機応変にやるべきだ。
コーチや監督は、いつまでもおまえの横にいてくれるわけじゃあない。
上に上がったら、また変わってしまうんやからな。自分の判断力を磨くほうが大事だ。」
「おとーさんらしいね。」
「あほ。おまえのこっちゃ。ちっちゃい歯車やってたら、ずっとそのまま終わってしまうぞ。
大きな車輪でゴロゴロ、邪魔になりながらころがって行け。」
「?」
「とにかく、アタッキングサードに入ったら、まず、勝負。
2人、3人のDFの間を割って抜けていくことを考えろ。」
「ん。」
「自陣で、無理に突破しようするのは“場所を考えろ。”って話になるけど、
アタックエリアでチャレンジするのを止めるコーチはいない。
もし、そんなコーチのいるチームだったら、いつでも辞めてしまえ。」
「ん。」

「フェイントもパスも相手の裏を取って決められたら、スカッとするぜ。」
「うん。」
「中村俊輔は小さい頃から、どうやったら相手の裏を取れるかってことばっかり考えてたらしい。」
「ふーん。」
「気持ちいいこと、楽しいことをもっともっと追求すればいいんじゃねえか?」
「チームがバラバラになっちゃうじゃん。」
「それはそーだ。けど、自分が楽しくなかったら、サッカーやる意味もねえじゃん。」
「ん。」
「自分が楽しくなかったら、見ているお客も楽しくないね。
プロになるなら、お客を楽しませるプレーを今から磨かなきゃ。」
「うん。」

「マリーシアって知ってるか?」
「うん。ずるがしこいってことでしょ?」
「そう訳されるけど、何のためにやる?」
「んー。勝つため。」
「そーだ。マリーシアは、何が何でも勝つっていう強い気持ちから生まれる。
勝つための執念がない奴には、マリーシアは使えない。
“勝つための駆け引き”って訳した方がいいね。または、“状況を考えた臨機応変な動き”。
“サッカーセンス”と言ってもいいかもね。
勝つという目的がはっきりとあって、最大限できることを考えて、実行できること。」
「ふーん。」
「勝つ意識をしっかり持って、状況や立場をちゃんと把握しているってことが必要だ。
ただ、来たボールを相手にプレーしているだけの選手にマリーシアを持ってるとは言えない。
演技も抗議も時間稼ぎもすべて勝つためにやる。プロになるなら絶対に必要だ。」
「うん。」

「勝つために、インテリジェンスを働かさなきゃいけない。」
「ふーん。」
「マリーシアを日本語に訳すときに、“狡賢さ”って訳されるから、
なんか、いいイメージないけど、マリーシアに含まれるマランダラージというのが、
汚いプレーのこと。シミュレーション、見てないところでの反則、言葉の暴力なんかだな。」
「ふーん。」
「けど、マランダラージは、インテリジェンスの感じられない汚いプレーのこと。
勝つために、頭を使って、相手をだましたり、裏を取ったり、大げさな演技したり、
時間を使ったりするのが、マリーシア。フェイントなんかもそのうちのひとつだし、
おしゃれドリブルもそー。ノールックパスとかもね。頭の良さを感じるプレー。」
「ん。」
「絶対勝つっていう執念を持って、サッカーをやる選手が、マリーシアを持ってる選手。
この絶対勝つっていうところが一番大切。」
「ん。」
「絶対勝つっていう目的のために、いろんなアイデアをひらめかせて実行できること。
その工夫が勝ちにつながり、その工夫や努力にお客さんも盛り上がる。」
「ひらめくんだけどねぇ。」
「そー。実行できる技術や力を付けるためにしっかり練習しよーな。」
「ふー。」
「何でため息なんや、アホンダラ。」
「マリーシアじゃん。まず、おとーさんをだまさなきゃ。」
「・・・ないと思います。」


マリーシア





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最終更新日  2009.08.13 16:04:31
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