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2004年06月10日
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■どんなシステムキッチンを(その二)
家族の方々が食事をされる時に、次から次へとお料理をカウンター越しに出されているお料理上手な奥様は、大満足なご様子で『対面式キッチンを選んでよかったわ』と言われたら、提供した側も本当に嬉しく思います。このようにそれぞれの生活スタイルに合わせたキッチンスタイルを選ばれるのが一番なのです。しかし、ほとんどのお家が『キッチン・ダイニング形式』ではないでしょうか。つまり、奥様がダイニングテーブルに背を向けてお料理をされるというスタイルです。それが悪いなんてことはありま
せん。対面式・社交型(アイランド)キッチンという形式は、一昔前までは日本では普及していませんでした。古い話になりますが『奥様は魔女』という米国の家庭生活を映し出したテレビなどの影響で、『あんなキッチンが欲しいわ』という願望が、今のキッチンの普及につながったのではと思います。ですから現在では、一戸当たりの床面積も欧米並みに(例えば米国;169平米、独;111平米、英国;87平米、仏;101平米、に対して日本;122平米/1戸当り)なっているにも関わらず『私の家のキッチンや家が狭いから』と言われますが、そんなことは決してないのです。『キッチン・ダイニング形式』は、日本の住まいでは理想的な形式だと思います。このようなことを言えば、一般の建築家からはバカにされそうですが、朝からお米のご飯を食べる日本人ならではの住まいの形式なのです。
50年程前までは、板の間か畳の上で折りたたみ式の丸い茶托で家族全員が食べていたのです。そして、今でも畳の部屋である和室(普段は使わなくなった)がある日本家屋でどこを面積的に犠牲にするかの答えは自ずとお分かりでしょう。キッチン・リビングを犠牲にしてきたのです。日本人は玄関・応接間・2間続きの和室・客間などを大切にする和風住宅のなかで今の『和洋折衷』という面白い住宅形式を生み出したのです。
日本伝統の『和』を大切にはしたいのですが、そのために『和室』重視の考えに凝り固まるのもどうでしょう。本当に生活習慣の中で『和室』があることによって住まいの機能が働かないのなら、撤去して有効活用できる部屋に、つまり洋間にすればいいのです。『老人は畳での生活』でしょうか?
そうでもありません。かえってベッドでの寝起きをされる方の方が多いのではないでしょうか。「老人だから」とか「主人がふとんでの寝起きをしているから」というような考えをせず、今住んでおられるお家を如何にすれば有効に使うことが出来るかを考え、リビング・ダイニングを考えれば、新しい発想のキッチン・ダイニングが誕生するのではないでしょうか。<終>





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最終更新日  2004年06月10日 08時24分05秒
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