吉川裕一のオーストラリア人に教えてもらった8つの生きるヒント

吉川裕一のオーストラリア人に教えてもらった8つの生きるヒント

2006.02.08
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321 冊目


小山裕史「奇跡のトレーニング」

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 今日は、がらっと内容が変わって、トレーニング解説書のご紹介です。
 みなさまは、初動負荷理論って聞いたことがありますか?あのマリナー
ズのイチロー選手が取り入れていたり、100M走の末續選手がトレー
ニングしている方法です。

 習慣化に関して調べていると、この理論の一部から何か得ることがあ

のです。

 では、内容の方に入っていきますね。


 今日は、ずばり2つの質問で読み解いていきましょう。

質問1「初動負荷理論ってなんですか?」
質問2「かけっこのスタート方法を教えてください」


 それぞれ、詳しく見ていきましょう。




質問1「初動負荷理論ってなんですか?」

答え「身体変化や重心変化により主動筋をスムーズに動かし、拮抗筋の
供縮を防ぎながらする運動」

~~~~~以下、本書より引用~~~~~

 反射の起こるポジションへの身体変化及び、それに伴う重心位置変化

共に、その拮抗筋ならびに拮抗的に作用する筋の共縮を防ぎながら行う
運動。そして、その実践法が初動負荷トレーニングです。スポーツに限
らず、神経・筋肉・関節へのストレスの解除、老廃物の除去等、身体に
有益な状態を作ります。

~~~~~以上、本書より引用~~~~~


 例えば、走るという動作を例に取り上げると。

 速く走ろうと思うとき、膝を高く上げて、強く地面を蹴って、つま先
で駆けるのが早いとイメージしていませんか?

 初動負荷理論では、走ろうと思うよりも、前に倒れるように重心移動
して、その結果、足が前に出る。そして、膝を高く上げないで、足の平
全体で着地することを推奨しています。

 その方が、早く走れるそうです。面白いですね。


 コレのどこが、習慣化に繋がるかというと、「走ろうと思わないで、
重心を移動した結果、足が出る」という部分です。

 例)早起き
早起きしようと思わないで、頭を振る動作をして、その勢いでベッドか
ら出ちゃう!

 その習慣化したい動作をイメージすると、ブレーキがかかるときに有
効です。他の動作に置き換えて、最初の一歩を出やすくするのです。




質問2「かけっこのスタート方法を教えてください」

答え「両腕はだらりと脱力、前足と同じ方の胸を前に出す。そして、重
心をまえに移していき後ろ足が反射的に前に出るぐらいの立ち方にする」

~~~~~以下、本書より引用~~~~~

 出そうともしないのに「勝手に、自然に」後ろ足が一歩前に出て、前
足も今まで以上にタイミング良く地面から離れることが確認できたでしょ
うか。「緊張」「共縮」も妙な力感もなく、膝を上げないでも後ろ足が
前に出ますね。上半身も起きあがりません。

 むしろ、スタートで後ろ足を前にだそうとしないほうが、「勝手に、
自然に、しなやかに」一歩目となる後ろ足が前に出て、ブレーキなく、
次々と足が出るのです。

~~~~~以上、本書より引用~~~~~

 反射を利用するとは、このことなのですね。
 体が思わず反応してしまうという状態をつくる。これで、素早い動き
を作るのです。



~本書より得たもの
●習慣化のブロックになる、メンタルな拮抗筋は何かを考える。
●走ろうと思わないで、前に倒れるようにする。


~お奨め度
★★★(走る以外に、投げる、打つなどの動作も紹介されています。ス
ポーツ好きの人にお勧めです)





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最終更新日  2006.02.08 10:57:10
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