デニムデザインの虜です!

デニムデザインの虜です!

2008.12.02
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他から見ると「非常に楽な商売」に見えるらしいが・・・・。楽ではない・・・・。

実を言うと私の憧れは昔から「職人」だった。本当なら「伝統工芸や技術を継承しなければならないような?家に生まれてきたかった」と思っていた。

そこで、私が16歳になってからは当時銀行員だった父にお願いして「父の顧客」を紹介してもらい、休みの度にアルバイトとして色々な仕事で働かせてもらった。

一番最初は「時計職人」の店だった。ただし、実際の私の仕事はその店が「時計・宝飾店」だったので、「店番」や客が触って「手の脂が付いたショーウィンドウ」の磨きしかできませんでした。16歳で働いて手にしたのは店主からいただいた「手巻きの腕時計」でした。(この話はまたいつか・・・)

次に働いたのは「道路標識」の「鉄パイプ」を「白く塗装する小さな工場」でした。従業員は3人くらいだったと思いますが、私の仕事内容は塗装前の「錆びた鉄パイプ」のサビ落としでした。
バケツに入れた有機溶剤(シンナー)だと思いますが、この液体をボロ雑巾に浸してパイプを洗うのです。サビ取と油取の役目だったと思います。
手の方はボロボロになり頭はラリパッパで、本当に死にそうになりましたが・・・。

大学生になってからは、下水道工事の職人さん補助をしました。水漏れパッキン交換や蛇口の交換、風呂や下水の詰まりの高圧洗浄が主な仕事でした。

以外な事に内容は簡単で、工具や機械さえあれば1~2週間で仕事は全て把握できました。不定期でしたが、3ヶ月も続けていたら社長が忙しくて行けない現場のピンチヒッターとして、「見た目ヤンキー」のバイト兄ちゃんを連れて現場へ行き「兄貴」と呼ばれるようになりましたなあ・・・。しかも結構いい金になりました。5分で終る一個20円位のパッキン交換に対して、一生懸命働いているフリをして「本当は出張費と工賃で10,000円なんですけれど簡単な仕事だったので5,000円でいいです。」ってお客に言うと、いいタイミングで弟子のアンチャンが「兄貴、社長に怒られますよ」って・・・。
実際その社長は10,000円だったり、5,000円だったり・・・。
・・・である日社長に「いったい工賃はいくら貰ったらいいんですか?と聞いたら、「気分」と一言。
「寒かったり暑かったりした日には多目に言ったり、文句ばかり言う客も高めかな?」だそうです。

その後、知り合いが「寿司店」を出す事になり、「見習い職人」が来るまでのお手伝いをする事になりました。「出前」や「食器洗い」をしていましたが、マスターがいい方だったので「握り」のテクニックや巻物の巻き方、酢の配分、米の砥ぎ方から炊き方を習い、アナゴの素焼きや煮物の注意点などを半年で教えてくれました。
市場の仕入れにも同行し魚の目利きも習い、そして今日食べたい「まかないのメシ」も市場で調達するのだが、毎日が最高だったなあ!

その後、自衛隊を辞めて「見習い」になった方が来たのでお店を辞めましたが、短い期間でも料理人を体験している内に、今度は「庖丁」の不思議な魅力にとり付かれてしまったのです。

そして、次に辿り着いた一番長いアルバイトが「市場の中にあった庖丁屋」でした。まあ「庖丁屋」と言っても毎日庖丁が売れる訳がなく、料理屋の小物素材や「白いスチロールの皿」がお店の主力商品でした。

実際に、市場では「凄い庖丁」が使われています。それは「マグロ庖丁」と言い「日本刀」のようなまさに「剣」です。一応「庖丁」ですので刀とは異なり、「片刃で直刀(曲がっていない刀)」なのですが、造りは「刀」と同じ行程で造られています。

つまり、ここで「砥ぎ」をマスターすれば「日本刀」だって磨ける「職人の腕」をつけられるかも?なんて考えていたのです。
実際は、市場で働き始めてからは「給料」が良くなり、「金」に溺れ始めた時期でもありました。社長達とハンティングに連れて行ってもらったり、当局には内緒で「大型自作ナイフ」を造ったり、危ない事もやってました。

ここを退職する際には社長から、庖丁セット一式をいただきました。店頭価格で当時50万円以上する職人が憧れる程の「極上セット」で、私の「名入り」でオリジナルで造ってくれました。(小・中・大の出刃庖丁・柳刃庖丁・タコ引き・ペティ-・牛刀の大中小・菜切り)の10本セットで、四角い鍵付きのケースに収納されています。
ここまで良質な庖丁は今では職人が少なく、現在の価格で買うと数百万円の価値があるそうです。

その後は、海外ブラブラの放浪が好きになり大学4年~7年生は、一年の半分がバイトで、その時だけ自宅から通い、残りの半分は国内・海外を関係なく放浪しておりました。
まあ、それで自分の道(公務員が一番楽だ!)が見つかったのですが・・・・。
ところが、「安泰」に溺れれて嫌気がさし・・・・。

苛酷な競争社会の「保険会社」に転職し・・・・・。

・・・・で結果、今は全く異なる職業をやってメシを食ってる訳で、世の中何が良くて何が悪いのか?・・・実際にやってみなければ解らないのですな・・・。
でも、今までの「正規社員歴・職員歴」の中でも生かされたのが16歳から体験した数々の「職人歴」でした。
つまりその後、どんな仕事をしていても「職人目線」で物事が考えられたからなのです!

役所に就職しても、様々な請負業者の現場職人と仲良しになり、その後保険会社に転職すると今度はその職人さん達や関連会社が皆さん「付き合ってくれた」ので、転職してからいとも簡単に成績が上がり、一年間の「営業成績」が全国ナンバー1になってしまった程です。

だから、何の仕事が格好良くて、何の仕事が格好悪いのか?そんな見た目の基準で「仕事」や「収入」を判断したり、「綺麗な格好や、大きな家、そしていい車に乗っている人」の方が「成功した人」として見るような方々ははっきり言って軽蔑しますな・・・・・・。

院長先生!あなたもですぞ・・・・。






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Last updated  2008.12.03 02:47:32
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