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愛してる
何度生まれかわっても。
『記憶の棘』
2006年 アメリカ
監督・脚本・・・ジョナサン・グレイザー
脚本・・・ジャン=クロード・カリエール、マイロ・アディカ、ジョナサン・グレイザー
音楽・・・アレクサンドル・デプラ
出演・・・二コール・キッドマン、キャメロン・ブライト、ダニー・ヒューストン、ローレン・バコール 他
【STORY】
ニューヨークで家族と暮らすアナ(二コール・キッドマン)は、30代の未亡人。
10年前に夫のショーンを心臓発作で亡くして以来、悲しみにくれていたが、最近になりようやく新しい恋人、ジョゼフ(ダニー・ヒューストン)のプロポーズを受ける決心をした。
ところが2人の婚約パーティーの夜、ひとりの少年(キャメロン・ブライト)がアナのもとを訪ねてくる。少年は「僕はショーン、君の夫だ」とアナに告げる。最初は信じていなかったアナだが、死んだ夫と自分しか知らない出来事を、ショーン少年が話し出すうち、疑いが生じ出す。「彼は本当に生まれかわりかもしれない」と。
不思議な物語でした・・・
冒頭、雪の中~ジョギングする一人の男性・・・でも顔は見えない。 ある場所で、ゆっくり倒れてゆく。
「生まれ変わり」は本当にあるのでしょうか?最近、よく前世は何々という番組などもあって~
私みたいに単純な人間は、きっと私の前世はクマだ~とか完全に信じてしまっていて(理由は 鮭が異常に好きなこと。冬になると冬眠したくなる。(爆)こと。普段割とおとなしいのに 時々凶暴性を?発揮する など・・・)まぁ あくまで推測ですが・・・(笑)
冗談はさておき・・・このストーリーの中では、主人公アナは 始めは半信半疑・・・やがて完全に信じてしまう。 でも、結末は・・・
二コールが美しい!
本当に美しい人ですね・・・あまりにも美しすぎて~私は得意じゃないのですが・・・完璧な美しさ~顔もスタイルも(特に腕、足が綺麗) ベリー・ショートが美しさを倍増させてますね。
そして今回はアップが多い!大画面にアップで映り~表情のみ少しずつ変えてゆく。そういう演技が多いのですが~素晴しいです。
少年ショーンはキャメロン・ブライト・・・絶対観た~と思ったら!先日の『X-MEN3』そして私の好きな『バタフライ・エフェクト』のあのイジワル兄トミーだっけ?の子役時代~あの時も衝撃的な役でしたが~ 今回は又凄まじいほどの演技力を発揮してました。
もしかしたら死んだショーンかもしれない・・・と思わせる~大人の表情が・・・スゴイの一言です。二コールと一緒にバスタブに入ったりするんですが~ドキッとするんです・・・後、大人の会話や・・・キスシーンも。まぁ素晴しいです。上記のバスタブシーンはヴェネチア映画祭で大ブーイングだったそうです。(母と子という雰囲気なら、よかったのでしょうが~ あまりに危うい感じだったから。)
とにかく この2人の演技力にかかっている作品だったと思います。
婚約者役の彼~ダ二ー・ヒューストンには、あまり魅力を感じませんでした。優しい人という設定ですが・・・なんかちょっと裏がありそうな・・・?私の先入観だけかなぁ~
最初から怪しい行動のクララ・・・どこで観たっけ?ジョニー関連で見たよね~とずっと思っていたら~ なんと!『フェイク』のド二ー・ブラスコ妻~あの階段Hの人だった!!
こんな大事なこと忘れちゃってて~私のおバカさん~
地味な役ですがキーマンでした・・・
映像が美しく~全体的に少し霞がかかったようなカンジで~よりミステリアスな仕上がりです。
ラストにも色々な意見があるようですが・・・
私は私なりに結論を出しました。 嫌いじゃないです~こういう映画。。。
以下 ネタバレ
結
局のところ・・・それは愛人クララの隠した手紙を見た、少年の作り話~ということにはなるのですが、少年自身~なぜ、そんなにも年の離れたアナを愛してしまったのか(勿論“愛”の本当の意味すら わからない年齢にも関わらず・・・)理由はわからないのです。
そして、少年からの最後の手紙を読んだアナは~結婚式の日、まるで堰を切ったように~普通ではいられなくなる。
ウエディングドレス姿で冷たい海に走り出すアナは~それまで淡々とした女性だったのに、全ての感情を爆発させ~狂おしい哀しみを表わしていました。
やはりあの少年はショーンだったのだ・・・と私は解釈しました。
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