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2022/08/31
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カテゴリ: 病気の事
うつ病(1)何か身体がおかしい

喫煙室であるおじさんが、ある青年が喫煙室へ入ってくるところを、冗談半分で止めました。
「おい!男前!お前は一番ここに来たらあかんやんけ!」
青年は笑って、それでもタバコを吸い始めました。
「男前」 が、その青年のあだ名でした。
「うん、確かに男前やわ。でも何でココに来たらあかんのやろう?」
私には理由が分かりませんでした。
でも、その理由もすぐにわかりました。
その青年は、重度の気管支喘息でした。
確かにタバコはまずいでしょう。

その男前の青年とも、すぐに打ち解けるようになりました。

1つだけ例を言うと、
神戸の三宮まで、親友の結婚式場に車で行くだけの事で、芦屋や西宮まで行ってしまい迷子になり、たどり着くまでに5時間かかってしまい、式がもう終わってしまっていたとかです。
私はその当時、車の運転も下手で、いろんな所に行っては迷子になっていました。

この青年と居るとなんか楽しい!
段々、そう思い始めてきました。
他の若い女子とも楽しくおしゃべりをしている青年に対して、
嫉妬を覚える様になりました。
ここで気付きました。
「私、この青年のことが好きなんやわ」 って。

分った瞬間、私はその青年を呼び出しました。

私:「名前、何ていうの?教え合いっこしよう!」
青年:「うん。分かった」

青年:「30歳」
私:「学年で私より2個下かあ」
私:「今、彼女いるの?」
青年:「いるにはいるけど、あまり上手くいってない…」
私:「背の低い女の子と背の高い子とどっちが好き?」

この発言は嘘でした。
私は 152cm 、彼女は 168cm だったので。
私:「私は箕面に住んでるんだけど、○○君は何処に住んでるの?」
青年:「えー!箕面!ワシ伊丹!めっちゃ近いやん!退院したら遊びに行こうや!」
私:「うん!約束ね♪」

ここから先の入院生活はバラ色でした!
二人でずっと喫煙室で話をしていました。
就寝時間後に病室から抜け出して、二人でこっそりビールを飲むとか、
昼間に「外出届」を出して、バスでパチンコ屋さんに行ったりとか。
とにかく楽しくてしょうがありませんでした。
退院は、私の方が少し先でした。
連絡先はもちろん交換しています。
青年は 「ワシも退院出来たら、すぐに電話するからな!」
と言ってくれました。
4~5日後、青年から電話がありました。
「退院した!すぐにそっちへ向かうから!」
1回目のデート でした。
青年の車で、夜景を見に行ったりしました。
次の日、 2回目のデート でした。
青年はこう言いました。
「彼女と別れてきたから」
それを聞いて、私はこう言いました。
「もし私が、○○君の事が好きって言ったらどうする?」
青年は無言でしたが、これが二人の付き合いの始まりでした。
勘の良い人ならもう気付いたと思いますが、 これが今の主人です。
今は、頭は丸坊主やし、思いっきりビール腹やけど(笑)

私はまだ休職中でしたが、主人は会社に復帰していました。
会社が終わると、毎日私の家まで来て、
家で母と3人でご飯を食べるようになりました。
母が 「付き合うのはいいんやけど、
家のご飯食べるのもいいんやけど、
お米の減りが早すぎて…」

主人は、母の作る料理がすごく気に入ったようで、
毎日遠慮なくバクバク食べていました。
主人の母は料理が大の苦手で、
家ではロクな物を食べてなかったそうです。

私も休職から復帰し、不満足ではありますが、
しんどいながらも 総務部 で頑張りました。
​ 住友病院 ​は、主人と一緒に通院していました。
主人は呼吸器内科、私は心療内科と産婦人科へ。
ある日、あれだけ生理不順だった私が、
ちゃんと1か月で生理が来ました。
嬉しくて、主人にも報告しました。
主人も喜んでくれました。
それから1か月経ちました。
生理が来ません…。
いつもの私なら 「ああ、また遅れているわ」 と思うのでしょうが、
今回は違うと自分の中で確証がありました。
産婦人科の先生に、
「たぶん、妊娠していると思います」
そう言いました。
先生もビックリしましたが、
「まだ、時期が早すぎるから検査が出来ない。
2週間後にもう一度来てくれる?」

そう言われました。
2週間後、私一人で産婦人科に行って検査をしました。
結果は…、

陽性

妊娠2か月 でした。
すぐに主人に電話しました。

「今、独りで産婦人科に来てるねん」
「(冗談で)なんや、子供でも出来たんか?」
「なんで、当てるのよ!」
「ええー-!!」

少し無言が続き、主人がこう言いました。
「お前はどうしたいねん」
「…わからん…」
「どうしたいんかって聞いてるねん!」
これの繰り返しでした。
そしてとうとう言いました。

「産みたい…」

「その言葉を待ってたんや!」

これが主人の プロポーズ でした。

すぐに、私の母に言いました。
「結婚して、子供を産みたい」と。
主人も「必ず幸せにします!」と。
母は、少し考えこみました。
後から聞いた話ですが、
うつ病を持つ私が育児を出来るんだろうかと悩んでいたそうです。
母なりに腹をくくったそうです。
もし、私が育てられなかったら、自分が子供を育てよう。
出産で、うつ病が治った例もある。
それに賭けてみよう!と。
母は一言こう言いました。
「産みなさい。○○君も幸せにしてやってな」
嬉しさで、涙が溢れました。
「私!頑張る!」
そう決心しました。

私はすぐに心療内科に行って、事情を話しました。
先生は「妊娠中でも飲める薬はあるけど、どうする?」
即答で 「全ての薬を切ってください。子供に悪影響が出ます!」

ここからは、地獄の始まりでした…。
常に襲ってくる倦怠感。
眠剤が無いから一睡も出来ない日々が続きました。
会社にも当然報告しました。
産休・育休を取るつもりだったので。
普通の妊婦さんなら、幸せでいっぱいなんでしょうが、
私の場合はちょっと違いました。
眠剤・抗うつ剤が無いせいで、身体は悲鳴をあげていました。
子供がお腹を蹴るようになった頃でしょうか。
普通なら 「あ!おなか蹴った♪」 と喜ぶところなんですが、
私の子供の 「蹴り」 は半端じゃなかったです!
(この頃から「男」の片鱗が出ていたのでしょうか)
「痛い!!痛い!!」
朝から夜中まで、この子の 「蹴り」 に悩まされ続けました。
ちなみに、つわりはほとんど無かったです。

もう1つ問題がありました。
主人の両親への報告 です。
主人は、親を見限っていました。
親を親とも思っていません。
主人の父親は、大卒の住友グループの社員でした。
だから主人は、住友病院だったんです。
母親は、世間体ばかり気にして、
何でもかんでも自分で仕切らないと済まないような人でした。
両親とも、主人に対しては、
「お前のためにここまでしてやったんだぞ!」
という、いわゆる 「恩着せがましい親」 でした。
主人には妹がいるのですが、主人の喘息があまりにもひどかったのと、素行があまりにも悪かったせいで、両親は主人ばっかりに掛かりっきりになり、健康で良い子の妹はほったらかしの状態でした。
それを根に持ってしまい、主人の事が大嫌いになっていました。
4人家族なのに、ただの一度さえ、
一緒に鍋を食べたことの無い家族 でした。
だから主人は報告をためらっていました。
あの両親なら、気持ちはわかるのですが、
このままほっておく訳にもいきません。

あるデートの夜、私はいきなりこう言いました。
「今から両親に報告に行こう!ほら!電話して!」
主人に考えるスキを与えませんでした。
主人は慌てて家に電話をしました。
そして、その足で主人の実家に行くことになりました。
主人も、ここまで来たら腹をくくったようです。
家に着いて主人は、子供が出来た事と結婚したい事を言いました。
私は、義母からいろんな事を聞かれました。
「何処に勤めているの?」
「学歴は?」
「両親は何をしているの?」
「この件で、何と言ってるの?」
「出産後も仕事を当然続けるんでしょうね」
「保育所にはちゃんと入れるの?」
「何処に住むの?伊丹?箕面?」
「結婚式はどうするの?」
「出産・育児費用はどうするの?」
等々…。
これらの全部に私は答えました。
義父の方は、一言だけ、
「○○は、頼りないから年上の彼女ならいいんじゃないか」
これだけ言いました。
最後には、義母の方も認めてくれました。
夜も遅かったんで、この日はこれで帰りました。

これでやっと!婚姻届が出せる!!

ホッとしました。
大安 は、婚姻届を出しに役所が混むので、
私達はあえて 仏滅 を選びました。
その方が、役所が空いてるんで。
私は、自分の母を置いてはいけなかったので、主人にそう言ったら、
「じゃあ、お義母さんの近くに住もう!」
と、言ってくれました。
主人からしてみれば
「早く伊丹から手を切りたい」 だけだったんでしょうが。

結婚式は挙げない事に決めました。
というより私は、
式に回すお金があるぐらいなら新生活にお金を回したい派 だったんで。
今も、後悔はしていません。
主人の両親がお金を出して、写真館で写真を撮ることだけはしました。
親戚に配りたかったそうです。
あくまでも 「世間体」な両親 です。
主人の妹は、私に近寄ってさえくれませんでした。
大人の態度ではありません。
なんか、5歳児を相手にしているような感じでした。
義母は 「兄妹、仲悪いのよ。気にしないで」 とあっけらかんと言いました。
おいおい!それを何とかするのが親の役目だろうが!

お産は、私達が出会った場所でもある 住友病院 で産むことにしました。
会社で急に産気付いても、家より会社の方が断然近いからです。
私は、ギリギリまで働いて産休に入りました。
子供の性別は分かっていました。
先生に教えてもらいました。
「女の子」 です。
(後に「女ではなく男」になるのですが(苦笑))
どうしても付けたい名前があったので、ここは譲りませんでした。
母や義父母からは 「男の子のような名前やなあ」 と言われましたが、
主人は「それでいいよ」と言ってくれました。

出産は 3日 かかりました。
ず~っと、微弱陣痛が続いていました。
なかなか破水しない状態だったので、帝王切開に切り替えようか、先生と助産師さんは悩んでいましたが 「赤ちゃんの心音はめっちゃ元気やから、何とか自然分娩で!」 と、助産師さん達は先生に頼んでいました。
あるベテランの助産師さんが、しびれを切らしました!
私の膣に 無理やり手を突っ込んで、破水させました!
そこからは、あっという間でした。
分娩室に移動し、 3回ほど イキんだでしょうか?
主人は慌てて立ち合いの準備をしていました。
突然大きなう〇こが出たみたいな感覚になりました。
赤ちゃんは、すぐには泣きませんでした。
助産師さんに何度も叩かれてやっと 「おぎゃあー!」 と泣きました。
私の場合は、出産時に胎盤も一緒に出てきたので、後産はありませんでした。
感動!というよりは 「あー疲れた…」
これが私の感想です(笑)
ここから2時間、じっとしていなければいけません。
疲れてはいましたが、無性にお腹がすきました。
「腹減った。なんか買って来て」
産んだのは、日曜日の夜中だったので、一番お金がかかりました。
  • 3日間の陣痛入院
  • 休日料金
  • 夜間料金
とことん、金食い虫な子です(笑)

話は戻りますが、
主人と結婚する前に 「いろんな決め事」 をしました。
  • 家事は多少私の方が多くなってもいいけど、育児は二人の子なんやから50:50やで
  • あんたに嫁いだんやから私には味方がいない。嫁姑問題が起きたら迷わず私に付くんやで
  • 付き合って2か月半でこうなったから、お互いの事はまだよくは知らない。だから、結婚してからお互いの事を知っていくんやで。変な理想は持たんとこうな
  • 隠し事はせず、何でも相談していこうな
この4つです。

この当時はまだ育児休業法の改正前だったので、子供が1歳になる前日まで育休が取れたのですが、確実に認可保育園に入れないと仕事に戻れないので、自分の育休を削って、子供を生後5か月の0歳の入園式の4月に入園させることに決めました。
これが保育園に入れる確率が一番高かったからです。
  1. 母1人・子1人の母子家庭で、代わりに看てくれる人がいない
  2. 上の子も同じ保育園
  3. 母親が病気等で子供を看れる人がいない
  4. 両方正社員で低所得家庭
  5. 夫が高収入で妻はパート
この順で入れます。
ほとんどの待機児童はこれの5に当たります。
4の私達は入れる可能性は高かったんです。
4月以外に入園できるのは、よっぽどの事情が無い限り無理です。

娘を保育園に入れて、会社に復帰してからは、目まぐるしい日々が続きました。
主人も一生懸命手伝ってくれましたが、育児ノイローゼになりかけるほど忙しかったです。
唯一の救いは、 娘はほとんど手のかからない子 だった事です。
夜泣きもしないし、よく寝るし、元気ですが大人しい子でした。
車のチャイルドシートも全然嫌がる子ではなかったです。
あと、実母が全面的に面倒を見てくれたので、本当に助かりました。

そんな忙しい日々を送っているある日、
自分の身体が急に軽くなったのを感じました!
あれだけ、うつ病で動けなかったのに…。
ここで気付きました。

うつ病が治った!!

会社も一切休まず元気で働けるようになりました。
眠剤無しで寝られるようになりました。
仕事の幅がドンドン広がっていきました。
人事の面接・労務管理・給与・勤怠状況・健康診断・社会保険(年金や雇用保険等)・産休育休・税金等
あらゆる仕事が私に回ってきました。
どんどん、仕事にのめり込んでいきました。
上司からも信頼されるようになりました。
そんな日が3年ほど続いたでしょうか…。

些細な事でまた、違う地獄を見ることになりました…。


​ うつ病(1)何か身体がおかしい ​
​ うつ病(3)毒になる親 / 自己破産 ​に続く





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Last updated  2022/09/07 03:49:26 AM
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