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森の中の海

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2005.06.11
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カテゴリ: 世界&社会のこと
今週末は,そんなものに通っている。

ダーリンの誕生日にプレゼントしたセミナーが,「君の人生で大切な人を連れていらっしゃい,値段は2人分だよ。」 というものだったので,海もちゃっかりついていっている。


彼にプレゼントしたときは,端的に言って,タイトルのような内容のセミナーだとは思っていなかった。


不動産のビジネスに関する,もっと着実な HOW TO 情報をくれるのだと思っていたのだ。


朝から夕方まで,みっちりインストラクターの話を聞くのだが,お金に関するウラ技をチョコチョコ聞き,それから,どうやってビジネスを発展させていくかという話を,インストラクター自身の失敗&成功談を交えながら聞いている。


早速試したウラ技は,そんなこと思いもよらなかった海には目からうろこだったが,知ってる人は知ってるんだろうなぁと。 (当然か★)


成功哲学というものもそこここにちりばめられていて,例えば「素晴らしいビジネスプランを抱えている人でも,正しいマインドセットがなければ必ず失敗する。」とか,多くの人が,「間違ったことを正しいやり方で進めるので,『失敗する』のを大成功するんだ。 正しいことを正しいやり方で進めなければ!」 などなどと,ハンズフリーのマイクを使って弾丸トークが進む。



彼は不動産関係の企業家で,現在15億の業務用建築物の商談を進めている最中だが,一度は破産(ならびに離婚も)し,46セントしか手元に残らなかったこともあったという。





ヘー,そうですか・・・。  ( ・_・)




コーポレーションであろうと,彼のような個人であろうと,このような人達が,世界の経済を少数でコントロールしているから,ますます貧富の差が広がっている。


彼はそこに気づいているのかいないのか,気づいていてもそれは彼の関与するところではないのか,もちろんそんなことには一切触れず,このゲームがどれだけ面白いか,ルールさえ知っていれば勝率はかなり高いと力説する。


「金は道具なだけだからね,金が悪いってことはないんだ。 そうでしょう? いい人間が持てば,いい金になる。 そう思わないかい?!」




ウン。それは賛同する。




お金持ちになれば,貧しい国に大金を寄付できるとか,貧しかった自分が経済的に成功すれば,他の「かつての自分」を助けるのに有利になるとか,そのインストラクターもいろいろ言っていた。


正論だね。



でもみんなが彼のように成功して,お金持ちになったら,お金の価値が変って,『金持ち』って言うコンセプトがなくなるんじゃないか?


それに,個人がお金持ちにならなくても,現在の世界の経済状態だと,貧しい国を救うことはできる。


アンジェリーナ・ジョリーもここ数年,そっち系の活動に目覚めて,親善大使になったり,広報活動をしているが,女性のファッション雑誌に次のようなインタビューが出ていた。




私達の世代になってはじめて,世界の貧困をとめるのに事足りるだけの豊かさが備わったのよ。

貧困を無くすには,先進国の収入のうちたったの0.7%の援助でいいのに,現在のところ,実際には0.25%しかあてられていないの。

世界で最も豊かであるはずのアメリカに関しては,世界平均よりも少ない0.16%しか貢献していない。

例えば,エチオピアでは4億人がマラリア感染の危機にある状態で暮らしているけれど,医療その他の救援物資はまったく足りていないし。

こんな状態でも,平均のアメリカ人は,政府資金の20%が救援資金に当てられていると信じていると,2001年のメリーランドの大学で行われたアンケートで出たわよ。  



******************************


彼女はすでに大金持ちで,派手に好きなことしてきたから,こういう活動にもいそしめるんだろうなぁ。



セミナー中インストラクターが言ったことでもうひとつ,海が聞き逃さなかったのはこれ。


「世の中の女性は,男にお金がなくなったとたんに,男を捨てるんだ。 ぼくの女房がそうだったよ。 でも今はこうして再び成功して,素晴らしい人間関係も築いている。」  


(だから,君もお金持ちになって,いろんなことを有利に運ぼう!)



彼の離婚に関しては,お金云々よりも,彼の傲慢さがコミュニケーションをさえぎっていたからだと,本人が言っていたのにもかかわらず・・・。






多分これも正論だね・・・お金だけじゃなくて,いろんなものを「持っていない」と思っている人たちを,駆り立てるためにもってこいの★  






お金ね・・・。




あればいろいろ楽しめるよな・・・。  (遠い目・・・)




それから,彼が何度も言っていたのは,これ。



「きっとあなた方も私のように,両親から『努力しなさい,努力すれば報われるから』と言われて育ったでしょう。 でも,それはミリオネアになるための第一の課題では,まったくないんだよ。  いかに賢く能力を使うか,が何を差し置いてもの第一課題なんだ!」 



うん,これも正論だ。



でも言ってることと,やってることの間にギャップがあると,違和感を感じるよなぁ・・・。



彼は,メリーランドのアンケート結果の数値のように,お金持ちの自分達が世界を救っていると信じている人達の一人なのかな? 





お金ね・・・。 


あるにこしたことないけどね。    


でも拝金主義は・・・。



考え込む海である。  ( ̄-  ̄ ) ンー






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Last updated  2005.06.12 12:20:10
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