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森の中の海

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2007.03.27
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カテゴリ: カナダライフ
前回産婆のバーバーラと会ったときに,宿題を渡されていた。


20ページ近い数の文献のコピーとともに,この内容を読んで理解して,そして検査&治療法を受けるかどうかを決めてきて・・・といわれていたのだった。



日本の産婦人科では問題になっているかどうか知らないが,こちら北米では,このたくさんの資料の中で話題になっている症状,“Group B Streptococcal Infection”(以下GBS)は,かなり深刻に取り扱われており,その症状にかかってしまった新生児は死にいたる可能性もあるそうだ。



まずこの“GBS”が,日本語でなんなのか・・・?


「グループBという連鎖球菌による感染」と訳すことに落ち着くが,そんな名前の感染症,効いたことないよ~?


専門家に聞けばわかるのかな?



まぁとにかくそういうものだとしておいて,これが何かというと,妊婦の直腸と膣にこの菌があると,出産時にそれが赤ちゃんにうつってしまい,障害がでたり最悪の結果としては死に至る・・・というものらしい。


そしてそれを防ぐのは,感染しているのがわかっている妊婦の出産時に,大量の抗生物質を点滴で投与することが今のところ唯一の手段だとか。


抗生物質の種類もいくつかあげられているのだが,アレルギーがない限り主流はペニシリン。







数字に関しては,さっぱり何のことかわからない。


でも出産に関しては医者と同等の知識と権限を持つバーバラが,「もんっっのすごい量なのよ!」と強調していたから,きっとそうなんだろう。





抗生物質の弊害が叫ばれて久しい最近だから,きっと余計にこれだけの資料を渡されて,それらの治療を受けるか否かの利点と弊害をしっかり患者にわからせた上で,そのどちらかを選ばせたいんだろう。



すべての資料を読みすすめるに,そもそもこの菌,成人の体内にあっておかしくない細菌で,検査を受けた人たちの20~30%が感染しているとか。


そのうち2/3が赤ちゃんにこの菌をうつしてしまい,さらにそのうちの1~2:1000の新生児が感染するそう。 (未熟児だとこの数字は少しあがり1~3%だとか。)


そんな少ない数のうちの10%が,死に至るという。 (未熟児では30%)


そういう状態が懸念されるGBS,防ぐにはこの抗生物質・大量投与による方法しかないのでそれが推奨されているのだが,その効果は必ずしも立証されているわけではなく,GBSが抑えられたとしても他の血液感染症を招く可能性と,それらの別のタイプの菌が抗生物質に耐性を持ってしまう素養になると書いてある。







ふ~ん・・・。









まず海が選ばないといけないのは,このGBS保持者かどうかを見極める検査をするか否か。




バーバラは「検査はしたほうがいいのよ!」といっていた。



でもそれを選んでしまってもし保菌者だったら,出産時の抗生物質治療は避けられず,必然自宅出産ができなくなってしまう・・・。















こっちのほうがいいな~。





感染してなければしてないで,全く問題ないわけだけれど!








抗生物質,どうも苦手なのよね~。




すぐ吐いてたし。





それにもし赤子が感染したとしても,それまた運命。    













ということで,明日バーバラに会うのでもう1~2点確認をして,検査も抗生物質投与法も拒否する方向で行こう。





こういうところの徹底したインフォームド・コンセント,西洋社会ならではだな~と思う。









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Last updated  2007.03.27 12:50:31
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