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森の中の海

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2007.07.15
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カテゴリ: スピリチュアル
サービス業を長年やっていると、「あいすみません」が、合言葉のように思われてくる。


日本は「お客様は神様です」が基準だから、海のように外資系に長年いて、「お客様はお客様で、神様ではありません」と教育されている身には、およよ? と思うことが多々あった。


お客様が「神様である」というのも、「神様でない」というのも、そのどちらもが正しい言い分だと思う。


一流のお客様というのは、それはもう素晴らしいのだ。 人間として。  


そういう方に顧客になっていただけたら、それはサービスを呈するものには神様だ。



その分、こちらも一流のサービスを提供できるよう、さまざまな努力を要する。



ランク付けをするのが意図ではないが、「それ、人間としてどうなの?」と思わされる言動を、知ってか知らずかやってのけるお客様もいる。


そういう方は、お客様であってお客様でしかない。



だからといって、こちらのサービスの質を、落としてしまえるはずもなく。






サービスを呈する側、そして、そのような中で何らかの責任のある立場に着くということは、皆さんに「あいすみません」と、平身低頭していくことだと思っていた。



自分がした悪さでなくても、自分の子供が悪さをしたら、謝罪するのと同じように。




自分の子供ならそうするのも致し方ないとして、そうではないことで、なぜ頭を下げなければいけないかと、昂然たる態度でいたこともある。


その昔は、物理的に頭を下げるだけで、心が伴わないときがあった。


それから、物理的に一切頭を下げずとも、心で通える時期があった。


最近、物理的にも頭を下げるし、心も通えるように、ようやくなってきた。 





人前に立つという恐怖が少しずつはがれてきて、主張するときは主張するし、詫びるときは詫びるし、同意するときは同意するし、憤慨するときは憤慨する。



そのどれにも、後に残るもの、残滓がない。  


こうすればよかった、ああすればよかった、と、そんな風に思い煩うことが、ほとんど0になっていたことに、さっき気がついた。


至極当然なことなんだろうけれど、海はようやく最近、それらを自然な形で出来るようになってきていた。



完璧に0ではないのは、今日、そんな思いを久しぶりに味わったから。











あるいは、「実るほど頭をたれる稲穂かな」な感じ。   




時にプライドが頭をもたげて、海をピンボールの玉のようにはじく。




はじかれたときに、自分がどこに行こうとしているのか、目をこらしてみる。





ようやくそういうところに立てるようになっていた自分の成長を、今日は褒めておくことにしよう。





ここに立てるようになるまで、はじきまわってくれた周囲の全てに、感謝。












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Last updated  2007.07.15 15:30:31
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