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森の中の海

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2010.03.28
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テーマ: 感じたこと(2903)
カテゴリ: 子供のこと

その昔、いくつの頃だったのか、当時の美智子妃殿下がご子息を、何か飛んできたものからとっさにかばおうとして、さっと手を出しているところを捉えた写真を見たことがありました。

高いところから写したものだったようで、周囲の人々も含めた至近の俯瞰図で、美智子さん頭頂から鼻梁の辺りまでが見えるだけでした。

伸ばした彼女の腕と指先からほとばしり出るエネルギーに、なんともいえないものを感じ、はっとしたのです。 

ものすごい衝撃を受けたことを、覚えています。

物静かで、にこやかに大衆に手を振っているだけのような姿からは想像もつかないような、強い、強い母のイメージ。

またそれはとても美しく、りりしさも兼ね備えていたのでした。

「日本の母」の姿を見た気がしたものです。

時は流れて、曲がりなりにも海も母になりました。

あまり自覚がありません。

この、ガッツという人は、一体どこから来たんだろうか・・・?

不思議になること、多々です。

かわいさや愛しさやかけがえのなさは、紛れもなくあります。

もし彼に何かあったら発狂するかも知れない、という、感覚もあります。

そんなことは考えられない・・・という意味で。

それと同時に、やりたいことをする時間や何かも確保したい自分もいて、例えば昔の大家族のように5人以上の子供を持って『母である』ことが人生の全てであるようなことは、想像すらできない氣もします。

時代が変わり、社会からの要求が変わり、親子の関係や家族のあり方が変わった今、かけがえのない子供、何よりの宝が、相当軽く「扱われる」ようになっているのでは・・・と感じなくもありません。

海の周囲やクライアントさんたちを見ても、子育てを通して悩んだり苦しんだり、試行錯誤を繰り返したりしつつ、各過程で大きな喜びも得ています。

きっとそれがそれぞれのありかたなのですから、何かを判断しようというのではありません。

それでいて、この人・・・? と感じるママさんも、いなくはないわけです。

欲しい、欲しいといって、何が何でもと産んだ子供たちなのに、自分のしたいことができないからといって「いらない」「この子がいなければ・・・」といってしまったり。

一時の感情、フラストレーションで出てしまった言葉だとしても、それを聴いたことがある海にとっては、これまたかなりの衝撃だったわけです。

かわいいかわいい、と、愛してやまないように見えていて、例えば朝ごはんは毎日冷たいミルクとシリアルだけだとか、お昼ご飯は一日おきにマクドナルドだとかいうママもいるわけです。

海だって毎日料理したくないことあります。

シリアルで済ませたり、マクドナルドに行く時だってあります。

子供本人が食べたいといえば、それを与えたほうが楽な時だって、あります。

でも、楽だからと言って、自分の時間を確保したいからといって、人間を育てる義務と権利と悦びを、そう簡単に放棄していいのかしら?

「あなたは子供のために死ねますか?」

問いかけられたこの言葉に、海は一瞬詰まりました。

子供が死んだら発狂するかもしれないという思いはあっても、子供を残して自分が死ぬということは考えたことがなかったことに気づきました。

いろんなことをしたい思っていも、ガッツが小さいうちはまだ人に預けっぱなしにしたくないということも、ずっと思っていました。

3歳近くなり、彼の自立心がかなり芽生えてきた今だからこそ、海のお仕事も以前よりもGO!な感じになってきているので、このあたりもタイミングを計っていたんだなぁ、と感じます。

で、先の問いです。

「あなたは子供のために死ねますか?」

例えば事故とか突発的なことが起こるとすれば、美智子妃殿下のようにとっさに手が出るような、体が頭よりも先に動くような母でありたいと思います。

病に苦しむ姿を見るとすれば、代わってあげたいと思うのが人情だろうとも思います。

でも、実際のときどうなるか、わかんないよね~!?

って、こういうところが「海は冷たい」といわれるゆえんかしら・・・? 大笑い

自分のことを冷たいなんて思ったことがなかったので、これもまた面白い意見だわーと感じつつ、しばらく自問が続くと思います。

子供のために死ねますか・・・?

死ねますか・・・?

ますか・・・?

・・・?

いや、

俺は子供のためなら、

死んでも生き返る! ぽっ

なんちゃって♪ ウィンク






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Last updated  2010.03.28 16:54:52
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