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「ハンドルがふらつくんです・・・」という連絡が入りました。ふらつく原因が全く造像できない状況です。とりあえず、訪問する時間を作り症状確認してみることにしてみました。
当記事では、今では珍しくなった重ステのガタつき修理に関して解説してみます。中々ない修理なので、少しディープな部分にも触れられたらと思います。

軽トラックは、日本の一次産業や物流を支える非常に大切な規格の車です。この車は、すでに 35
万キロ走行しているとのことでした。
それにしても 35
万キロとは、日本の軽自動車は非常に優秀といえます。
とりあえず、一度車に乗ってみることにします。ハンドルがガタつくとかという感じではなく、何となくふらつくという印象です。たとえるなら橋の上を走行しているときに横風でハンドルが取られそうになる、しかも左右にという感じです。
それでは、症状の原因を探っていくことにします。とりあえずリフトに上げてどの部分に不具合があるかを確認していきます。
タイロッドエンドなどは、特に問題なさそうです。ハンドルを左右に振ると、ステアリングの視点になっているパーツがぐらついていました。
少し画像ではわかりづらいと思い、パーツリストを撮影してみました。パワステとは違い、ステアリング機構は簡単になっています。赤丸の部分が、フレームで止まっていて、ハンドルを左右に切ると、この部分を中心に左右にハンドルが切らさる仕組みです。
どうやらこの部分にガタが来ているという事のようです。早速部品を注文することにしました。ここで問題です。パーツ在庫が欠品になっているという事です。バックオーダー待ちとのことでいつになるかわからない段階で、発注することになりました。
オーダーし一週間後ようやく部品が届きました。 15000 円位とのことです。


センター部分の交換は終了しました。しかしなんとなく、この部分だけの交換でフラツキが完全に解消しなかったら直っていないことになると思い、さらにパーツを交換することにしました。

センター部分のパーツ交換をしても、ハンドルのブレが直らないと困るので、可能性のあるパーツも交換することにしました。まずは、スタビライザーブッシュです。
バックオーダーパーツがくるまで時間もあったので、比較的パーツ代の安いブッシュ類の注文もしました。
せっかくなので、シャーシブラックの塗装も行いました。ブッシュは、かなりの年数と走行距離でヘタリが出ていました。
このブッシュ類は、非常に大切なパーツです。今回の軽自動車だけでなく、他の車においてもブッシュのヘタリは、走行性能に直結します。せっかく足回りを交換したりするならば、こういったゴムパーツの交換も同時に行うことが良いでしょう。

スタビライザーブッシュは、ブラック塗装されて新品のような輝きになっています(半分は自己満足で、半分はパーツがなかなか来なかった時間調整です)。


足回りパーツがリフレッシュされました。かなり綺麗になったのではないでしょうか。試験走行し、フラツキなどもなくなりました。約 1
週間かかりましたが無事に修理が終了したといえます。
ただのシャーシブラックなので、一年くらいしか持たないと考えます。それでも修理する側としてなるべく綺麗な状態で依頼者に返したいと考えています。
今回の修理は、ユーザーも初めての個所のようです。 35
万キロ走行して交換する事になったとはいえ、非常に日本のパーツは優秀であると考えます。
今後、乗り換えるまで交換しなくて良いといえます。またこういった走行不安定な状況は、もう少し前から発生していたのではと推察します。
もう少し前に交換できていれば、もっと前から安定走行できたのではないかと考えます。やはり早い段階で不調症状を解決してあげた方が車に取って良いのではないでしょうか。
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