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2009.04.20
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
小学館の『IKKI』に連載された「ライドバック」の最終巻を読んだ。

○ストーリー
反政府運動の象徴・イコンとして奉られた少女・リンは,逃亡先のスペインで束の間の休息を得る。そして彼女は再び初めて人型バイク”ライドバック”に乗った母校に戻る・・・命を賭けた最後の舞いを踊り切るために。

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存在を知ってから手を出すまでにだいぶ時間がかかったために,読み始めてから完結までは1年程度だった。近未来SF作品で,ロボットに近い人型バイクが登場し,主人公は大学生の女性だ。そうしたいわゆる”萌え要素”のピースは設定上散りばめられているのだけれども,最後まで静かなトーンで物語は推移した。

主人公はセリフの少ない少女で,思い詰めたような表情が多い。仲間たちは反体制派で,警察,軍隊などから逃げ回っている。一度は主人公を礼賛した世間も,あっと言う間に世界政府側になびいている。こうした主人公の性格とハードな設定ゆえに,この作品は爆発的な人気は得ていないような気がする。

そのためか小学館に軽んじられているためか,最終巻の10巻は数ヶ所の書店で発売日の夜には既に品切れでちょっとあわててしまった。派手な人気は無くても,確実にファンがいるという証拠だと思う。

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最終巻では,東京に戻ってきたリンと,彼女に魅せられ,支配しようとして失敗した横山みさをとの,女性2人でのライドバックでの激突が描かれる。



ラストシーンの僕自身の解釈は,片腕が特殊バージョンのライドバック・フェーゴは,ファンにはカスタマイズの基本になっている,というものだ。もう少し,主人公以外のキャラクターがどうなっているのかを描いてもらいたかったが,印象深く終わるには末節は省略せざるを得ないのかも知れない。

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『IKKI』ならではの,マンガの可能性をさらに押し広げる作品の1つだと思う。間違いなく良質の作品なので,機会があれば読んでみるべきだと思う。







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Last updated  2009.04.21 00:23:25
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