りぶらりだいあり

りぶらりだいあり

PR

×

Profile

りぶらり

りぶらり

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

カレーライス なすび0901さん

Victory for footbal… 恵子421さん

読書とジャンプ むらきかずはさん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
From おおさか mayu0208さん

Calendar

Comments

おきま@ Re:「PRIDE 池袋ウェストゲートパークX」石田衣良を読んだ(07/30) 約32年前に池袋のウェイターに騙されて風…
深青6205 @ Re:「恩讐の鎮魂曲」中山七里を読んだ(08/16) こんにちは。御子柴シリーズはお気に入り…
りぶらり @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) なすびさん,お久しぶりです。僕が本を買…
なすび0901 @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) 好きな作家の一人 図書館で借りないでア…
2010.12.09
XML
逢坂剛のサスペンスに満ちた短編集を読んだ。

○ストーリー
転勤で東京に2年ぶりに戻ってきた柴山は,かつての愛人・聡子が病気で倒れ,意識不明となっていることを知る。見舞いに行った柴山は,聡子の妹・律子から彼女の近況を聞く。だがそこで聞いた聡子は,柴山が知っていた女性とは,微妙に違う顔を持っていた。

-------------

逢坂剛の作風の1つに,ショートショート風のスパイスの効いた心理サスペンス短編がある。お得意のリアルな状況描写を盛り込み,都会的な短編に仕上がっている。

似ているとしたら阿刀田高だろうか?作者自身の経験の幅を感じさせる作風は,若手のミステリー作家とは大きく異なる魅力だ。

-------------

表題の「まりえの客」は,作品「デスデモーナの不貞」では連作短編としてシリーズ化された,バー〈まりえ〉を舞台にした1作目だ。

この作品では,スペイン,ギリシアを舞台にした作品もあり,バラエティに富んだ短編集となっている。



各編について簡単に感想を述べる。
「まりえの客」:別れた愛人に隠された過去があった。動揺した柴山は,バーのママ・まりえに相談するが・・・〈まりえシリーズ〉とは少し雰囲気の異なるママ・まりえが描かれる。男性読者にとっては,グサッと来る心理が描かれていて,かなり身につまされる。男ってバカだよなあ。

「盗まれた風景」:不倫をしている乃里子と柳原の周辺に,川喜多という女が現れる。女の存在は2人の生活を危機に陥れる。この女の正体はいったい?・・・柳原の会社って浮ついているなあ。主人公たちに問題があり過ぎて,ちっとも可哀想に思えない。

「三十六号車の男」:地方都市の女性タクシードライバー・詠子は,怪しげな客に,夕刻の展望台まで行くように頼まれる。客の男の言動はだんだんと常軌を逸してきて,ついに・・・小粒だ。もうヒトヒネリ欲しかった。

「アテネ断章」:出張先のギリシアで,自由な2日間が生じた河原は,日本語をしゃべる美人のガイドを雇う。だが観光地を巡る彼らを尾行する男がいた。・・・どこがトリックなのかいまだに分からないが,旅行紀として楽しめる。

「死せるソフィア」:ギタリストのおれは,25年ぶりにフラメンコ歌手のオフェリアに再会する。・・・短い作品なので,書きたいことを書いた,という印象。

「最後のマドゥルガータ」:かつてギタリストだったおれは,友人のカルロスと日本に戻りスペインレストランを経営している。おれをスペイン時代の女性の娘が訪ねてきた。記憶は一気に20年さかのぼり・・・スペインを舞台にした作品は,どうも逢坂剛の気持ちが入り過ぎている気がする。情報量も多過ぎるし,それよりも全体が甘ったるくていけない。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.12.11 10:31:18
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: