幸せの小箱

幸せの小箱

PR

×

サイド自由欄

クリックで救える命がある。

カレンダー

プロフィール

マイレモンパイ

マイレモンパイ

コメント新着

人間辛抱 @ Re:一年中、楽しめそうな一冊(01/08) どうもお久しぶりです。 謹んで新年のご挨…
マイレモンパイ @ Re[1]:今年の白鳥さんご一家(07/05) Rikaさん いや、もう、ねぇ~、帰りは、ほ…
Rika@ Re:今年の白鳥さんご一家(07/05) レモンパイさんの、興奮マックス度が、伝…
マイレモンパイ@ Re[1]:情けは人のためならず(10/23) s.aさん も、もちろん、かわっ、かわいぃ…
s.a@ Re:情けは人のためならず(10/23) いまだに可愛いつもりですけど!

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2012年01月15日
XML
カテゴリ: 日々の幸せ

【送料無料】野いばら

著者の表現を借りれば、

タンポポの綿毛のように舞い降りて。。。

私の手元にやってまいりました。

ご縁があったので読み始めて、数ページ。

「この作者は、なんてきれいな日本語を使うのだろう!」というのが、

大きな印象でした。

内容を追っていくのも目的ではあれ、私にとっては、少しづつ、

彼のかもし出す、文章の心地よさに体を預けていった、

そんな感覚で読み進みました。

幕末の悲恋を軸に、英国人から見た当時の日本なども表現されていますが、

私のように、自分の生まれ育った国から、出てきてしまっているがゆえに、

改めて思い入れが起こる、日本の良さが、すんなりと入ってきます。

新しいもの、すべてが悪いわけでも、

古いもの、すべてが良かったわけでもないにしろ、

忘れてしまってはいけない、日本人の培った大事なもの、とは、

折に触れ、向き合ったほうが良いのだと思います。

国からの役割を背負い、日本へ漂ってきた英国人、エバンズ。

(エヴァンズで統一されているのですが、ユキが発音する時だけ、

 エバンズとなる所が、なんとも細かな配慮で素敵です)

その彼に日本語を教える、訳ありの女性、ユキ。

ユキを思い浮かべると「品」という漢字が浮かんできます。

上品でも、下品でもない、彼女という人格を支える尊厳、

日本人が、大切に、憧れを持って、伝えてきた価値、

そんな「本当のもの」を感じ入ります。

作中に音楽が、ヴァイオリンという形で入り込むのですが、

バッハ 無伴奏パルティータ第三番 プレリュード

http://www.youtube.com/watch?v=oWkcszow5gI&feature=related

ちょっと調べてみましたら、すばらしいお嬢さんが演奏されていたので、

リンク張っておきます。

もう一つ。

バッハ 無伴奏パルティータ第二番 アルマンド

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=bIXLZrbqJh0

上のお嬢さんとは違うのですが、こちらも、大事な場面で使われております。

ついでなので、私のもっとも好きなクラッシック曲。

バッハ小フーガト短調

http://www.youtube.com/watch?v=xzXroGJZC1k

偶然に手にしたCDが、この方 Helmut Walcha のものでした。

極上の出来栄えに感激\(*^o^*)/

弱った時のエネルギー補給に使っております。

さてさて、話がそれていきましたが、

良い文章とは、音楽のように、奏でるようにして、人の心に入り込むものです。

きれいな音を意識して、書かれておられるであろう、著者の持ち味は、

今一度、美しい日本語に触れる、絶好の機会として、

私たちに役立ってくださるものと、思います。

作中に出てくる、美しい日本語は、

久々に出会えた旧友のように、私の心を打ち続けます。

「静謐(せいひつ)」なんて、いつからお目にかかっていないでしょう。

高校の時に「貧すれど貪せず(ひんすれどどんせず)」という言葉を習ったことまで、

湧き上がってきました。

読み終えたときは、感動した映画を観た後のように、

体全体を震わす、暖かな快感に、満ちておりました。

日本語は、なんて美しい言葉なんでしょう。

こういう美しい日本語を、読んで理解できる環境に生まれ育った、

自分の人生が、誇らしく思える瞬間です。

最後に一つ、作中に最後まで出てこなかったのですが、

本のカバーの外側下方に、「帯」と呼ばれる、細長いくくりがあって、

そこに、本の内容などが盛り込まれるのですが、

背表紙の言葉が 「馥郁たる香りの傑作歴史ロマン」 とありました。

馥郁(ふくいく)たる香り。。。

もう、じーんと、時のかなたへ舞い上がりそうな、至福の一瞬でした(笑)

この言葉を帯に使おうと、決めたお方の歓びまで伝わってきそうです。

日本に居る時よりも、日本語に触れる機会が少ないゆえの、

大きな感動を差し引いても、

ぜひぜひ、たくさんの人に味わっていただきたい「日本語」で、あります。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年01月17日 08時44分10秒
コメント(2) | コメントを書く
[日々の幸せ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: