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2008.01.09
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カテゴリ: 詩と詩人
ランダム読書日記 「山頭火とともに」 

小野沢実 (おのざわ みのる)

ちくま文庫 317頁 ¥760 1997.10.23 第1刷 発行

副題 「句と人生の観照」

[目次] 

はじめに
第一部 如愚ー山頭火観照
第二部 いのちひとり

解説 宮原昭夫

[内容]

山頭火(1882.12.3-1940.10.10)

これは、山頭火の句の単なる解説書ではない。
また、その文学的鑑賞のみをねらったものでもない。

既に山頭火の伝記なり、その日記についての著作は
数多く公刊されている。またその句についての解説的
なものも少なくない。しかし、山頭火の句について真正面
から取り組み、その「如愚」としか言いようのない生きざま、
その「生きるかなしみ」への共感を描いたものはあまり
見ない




「感想」

行乞の中で人が鉢に入れてくれる
わずかな米や銭だけを生活の資として、
一生を放浪と句作に過ごした山頭火。
ついに悟ることなく、望みどおりに誰も看取る


山頭火についてはいくつもの本がありますが、
私にはこの本が一番静かに読めました。
山頭火の生涯にぴったりと寄りそうように
その心情を描いた本といえるでしょう。

[頁のかけら] 

○ 蛙さびしみわが行く道のはてもなし
  ホイトウと呼ばれる村のしぐれかな
  うしろすがたのしぐれてゆくか

                        山頭火

○ 分け入っても分け入っても青い山
  どうしようもないわたしが歩いている
  いただいて足りて一人の箸をおく
  なんぼう考へてもおんなじことの落葉ふみあるく

                        山頭火

○ とんぼが、はかなく飛んできて身のまはりを飛びまはる。
  とべる間はとべ、やがて、とべなくなるだろう。

                        山頭火

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 ランダム読書日記 

 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2008.1.10 No.67)










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Last updated  2008.01.26 23:50:43
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