ランダム読書日記

ランダム読書日記

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

往道はるか

往道はるか

Calendar

Favorite Blog

夏の口紅 樋口有介 ホンヤガヤマダさん

継続は剛力なり~前… 前田剛力さん
本の足跡 おさめんぬさん
翻訳学者犬徒然草 賢犬さん
いろを的陶器とちょ… いろをさん

Comments

@ New!
前田剛力 @ 一文豪成って万骨枯れる コメントありがとうございました。 谷…
往道はるか @ Re:中国をとめるのは?(05/24) 前田剛力さん 武装解除した敗戦国からか…
前田剛力 @ 中国をとめるのは? 平松さんの本で中国の軍事戦略を知ると日…
前田剛力 @ 海外で頑張る日本人 先ほどはHP記事のご指摘、ありがとうござ…

Freepage List

2014.10.29
XML
カテゴリ: 文学
132 「障 害と子どもたちの生きるかたち」浜田寿美男
岩波書店 197頁¥800 2009.2.17 初版第1刷発行

[目次] 

I たか し君の小さな事件

1ある出 会い
2たかし 君のきまり
3小さな 事件
4むかつ く子供たち
5もうひ とつの文化との接触


II 生き 物の生きるかたち

1文化っ てなに?
2動物と いう文化
3生きる かたちをつくるもの
4人と人 のあいだの噛み合わせ

III 与え られた条件のままに

1彼らの 不思議、私たちの不思議
2自閉症 が治ってもらったらこまる
3治療・ 訓練という発想の危うさ
4たかし 君の世界
5世間の 目と羞恥心



1みつこ さんの右手
2手袋
3手袋の ジレンマ
4手袋の もう一つのジレンマ
5内化し た「世間の目」

7ありの ままを受け入れられて

おわりに

[内容]

「障碍をありのままに受け入れ、誰もがのびのびと生き られる社会をつくるた
めに、障碍を一つの<生きるかたち>と考え、一つの<!文化>としてとらえるこ
とはできないか。多様な文化が 共生できる社会を、ともにめざそうと呼びかけ
る。」

と、表紙裏に書かれています。

著者(1947-)は発達心理学者で奈良女子大学名誉教授

[感想]

人目を気にしない(できない)、自閉症のたかし君。人 目を気にし、大人にな
るまで指の無い右手を手袋で隠し続けたみつこさん。おふたりの実例を中心に、
障碍をもつ人々が「ありのままに生き る」ことがいかに難しいかが語られてい
ます。人は人にどこまで寄り添えるのだろうか、と考えさせられました。

障碍者は、障碍であることによる苦痛や不便だけでも生 きて行くことが難しい
のに、それに加えて周囲(社会)の故なき偏見や差別によって裁かれたり軽んじら
れたりします。障碍者を苦しめるのは、障碍自体の大きさではなく、偏見 の大
きさです。

[頁のか けら] 

〇「まなざしの地獄」というのはサルトルのことばで す。サルトルがこのよう
なことを言い出した背景に、彼の斜視というハンディがあったのかどうか、それ
はわかりません。しかし彼もまた不特 定多数の目に「見られる」恐怖を感じて
いたことは確かです。そしてみつこさんはまさにこのまなざし地獄の渦中にいま
した。

〇 ありのままを生きるとは、よく誤解されるように、 ありのままの現状をあ
きらめる消極的な姿勢ではありません。むしろ逆に、いま生きているかたちに
は、なんであれつねになんらかの理由があ り、論理があることをあきらめて
(はっきり見て)、そのありのままを生かす積極的な姿勢だと、私は思っています。

 ****************************************************

 ランダム読書日記 

  by 行道 はるか YUKUMICHI Haruka (2014.11.27. No.132)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.03.15 15:21:19
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: