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2015.03.01
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カテゴリ: 文学



築地書館  343頁¥2800 2013.6.10 初版第1刷発行

[目次] 

はしがき

はじめに 文明史と交差するチーズの歴史

第1章チーズの起源 古代南西アジア

第2章文明のゆりかご チーズと宗教

第3章貿易のゆくえ 青銅器とレンネット

第4章地中海の奇跡 ギリシャ世界のチーズ



第6章荘園と修道院 チーズ多様化の時代

第7章イングランドとオランダの明暗 市場原理とチーズ

第8章伝統製法の消滅 ピューリタンとチーズ工場

第9章新旧両世界のあいだ 原産地名称保護と安全性をめぐって

 参考文献

 索引

訳者あとがき

[内容]

古代南西アジアで誕生したチーズの現代までの歴史がつづられています。この本
は、いろいろな種類のチー ズについて、その歴史上の起源を明かしてくれるの
で、チーズに目がない人には興味深いことでしょう。 



 ヤギかヒツジの胃で作った水筒に新鮮なミルクを入れ て旅に出た遊牧民が、
旅の途中で休んでミルクを飲もうとして水筒を開けたら、ミルクが固まっていた
のが、チーズの最初の発見だという。こ のよく知られた話は、信ぴょう性が薄
いと書いてあります。チーズやバターは新石器時代人がミルクを利用するように
なるとすぐに作られた が、少なくともその後千年間(紀元前550年ごろまで)は、

い下痢をおこすので飲めなかったということです。つまり、ミルクを 飲む習慣
のほうがチーズを食べることよりずっと後のことだというのです。おどろき。

[抄録] 

○紀元前7000年まで に古代オリエント文明の中心地「肥沃な三日月地帯」全体に
すでに羊とヤギの牧畜が広がってはいたが、このころはまだ動物飼育は肉用で、
ミ ルク用でなかった。羊やヤギの野生種では出産した子どもに与える以上のミ
ルクを出すことはほとんどできなかった。(23頁)

○牛乳と違って、羊乳からクリームを分離できないのでバターを造れなかった。
バターはアングロサクソンの時代では贅沢品 で、中世後期、酪農が羊乳から牛
乳に比重を移して初めて、広く手に入るようになったのである。(195頁)

○13世紀にはチーズの生産は羊毛生産と切り離され始めた。 牛はミルク生産、羊
は羊毛生産のためにそれぞれ飼育されるようになった。こうして荘園でのチーズ
製造は羊乳から牛乳へと移った。その結 果、イングランドの羊乳チーズは15世
紀終までにほとんど姿を消した。(201頁)

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 ランダム読書日記 

  by 道は るか MICHI Haluka (2015.3.1. No.141)








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Last updated  2015.03.01 16:21:12 コメントを書く


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