男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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January 19, 2025
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カテゴリ: 六弦黙示録



ビルダーの河田健太氏はアンプビルダーの重鎮、Akima & Neos Lab 代表 秋間 経夫氏の唯一の弟子でもあるようです。
YouTube企画では様々な有名機材を実演して忖度なしにレビューしたりと、少しマニアックな内容が多く興味深く拝見しています。

“GOLDEN VALVE” は何かのクローンというわけではなく、あくまで作り手が求める “格好良い音” を狙ったオリジナルペダル。
ヴィンテージコンデンサ云々で売り出すのを嫌う価値観もあり、手に入るパーツの特性を活かして組み上げ
真空管のリアルなドライブサウンドと反応スピード、ボリュームの追従性を狙ったペダルの様です。




筐体はエイジングされたゴールドカラーにトップハットノブという Gibson Gold Top の貫禄。
エイジング処理は作業者が複数人いるのか、かなり個体差があるようですが良い感じです(本当に錆びさせている?)
手に入れた個体は中古でしたが前オーナーが買えたのかノブが立体エンボス文字でエイジングされている嬉しい仕様でした。※標準ではない?





粒のそろった綺麗なドライブサウンドというよりは真空管のボリュームを上げてドライブさせた粒が粗いワイルドな歪みです。
ゲイン自体はそこまで高くありませんが出力量が高いので反応スピードが速くセンシティブに反応します。※上げ過ぎるとハウリングします。

全体的に音が暖かくファットになりますが原音のニュアンスが残っていて高域の煌びやかさと分離感を感じました。
1~3弦はクリアなまま太く、巻き弦の3~6弦も同様にクリアさを保っていますがコンプ感が増し
ジャキっとした煌びやかな部分も出てますが太く丸い。真空管アンプに近い出音の特徴を持っています。




古いアンプと古いギターでドライブさせてロックしている様な、いなたさを持った無骨でロックなサウンド。
ボリュームの追従性も良く、ハイパスコンデンサの様にボリュームを下げても高域が残るので非常に使い勝手がよろしい!

YAMAHA THR30(トランジスタ アンプ)でも試してみましたが、真空管っぽさが増して相性も良いです。
万能で良いですね。 見た目も音も良いです。この価格にしてこの音が手に入るのであればコスパは高いと思います。満足度高めです。




※以下、本家コピペ
回路には真空管に一番動作が近いとされている増幅素子FETを使い、プッシュプル回路でダイナミックにゲインを稼いでいます。

昔ながらのラグ板を使ったパーツトゥパーツで回路を組み、サウンドの肝となるコンデンサーには電解コンデンサは用いず、
セラミックのアタック感のある硬質なサウンドとフィルムのミッドの艶を混ぜることでこのサウンドを作りこんでいます。



■追記


作動電圧が18Vまで対応ということで、XOTIC XVD-1(15V or 18V昇圧)を使って試してみました。
結論、めちゃくちゃ良いです。分離感が更に良くなってミドルがグッと出てハリが出ました。


当初の9V作動では巻き弦(5~6弦)が少し飽和し過ぎる印象も受けましたが、
18Vでは更にタッチの明瞭さが上がりニュアンスが出しやすくなりました。
気になっていたホワイトノイズが電圧を上げることで減ったのも嬉しい誤算でした。





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Last updated  February 23, 2025 01:01:03 PM
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