男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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May 15, 2025
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カテゴリ: 六弦黙示録
ヴィンテージギターは何が良いのか!?
とうとう俺もヴィンテージを所有することに成功したの語ることが出来る漢になった・・・ということでネタにしてみようと思います。



まず  “ヴィンテージギター” の価格が最近半端無いですね。物価高なのか希少性が増しているからのか、10~20年で値段が2倍以上になっています。こういうのを知っていれば『 あの時買っておけば良かった・・・ 』なんて思いますが、まさかこうなるとは思いもしませんでしたしね(汗) 名器と呼ばれる年式の値上げだけならまだしも、古いと言うだけで全部高い気も。。。そう。市場価格が良からぬ方向でも荒れております。

話は戻って、ヴィンテージの良さは何かと言えば

​“歴史を刻んだからこそのルックスとヴィンテージサウンド” ​​
数十年の時を刻み、使用されることで生まれる経年変化や積み重ねた百戦錬磨の傷。
トーンも “アコースティカルに鳴る” とでも言いましょうか、ピックアップを通しても非常にクリアで生々しい音です。
情報量が多く、アンプからは雑味まで全て増幅した様な派手さと圧倒的にスピード感あるサウンドが出るのでテンション上がります。

​“製造機械が発展してなかった・需要が高い時代だったからこそ可能な職人による匠の技術” ​​

まさに職人の匠の技と感性が光る逸品としか言いようがない。 ※そういう意味では現在の木越ギターがこの考え方に近いので好き。

​“資源が豊富だったからこその素材の良さ”​
今ではワシントン条約で禁じられた希少材を当時では使えていたからこそのスペック。
単にホンマホやハカランダという名目だけではなく、資源が豊富な時代だからこそ、選んで採用していたという今でいうハンドセレクト材。
材料に関して深く掘り下げると地球温暖化や環境の変化なども木材の成長に影響しますので、同じ材でも育った環境が違えば特性が変わってきます。
そうなると歴史的気候や惑星レベルにまで話が広がります(笑)

見た目こそ似通っていても、その時だからこその製造工程等、今のモデルとは違う手法で生み出されているので
同じはずが無い。これに尽きるのではないかと思います。

とまぁ。良いところだけ言えば沢山あるのですが、値段に対しては確実にテンションが下がります。素晴らしい反面、違いが分かる人じゃないと分からないレベル。その差に数十倍以上の価値を見出せるかどうかです・・・ですが・・・追求心って怖くて、こだわると止まらないのも事実(汗)




例えばコチラの“ カスタムショップ製 ゴールドトップ 1956 ’13” に関しては、本物の1956年製であれば現在の市場価格600~1,000万円。写真の個体は手を加えた比較的 近年のものですが、ヴィンテージライクで良いトーンまでもっていけてます。最近の個体をベースにいじり倒すというのも本物を買うよりは断然気楽に扱えて楽しいです。色々やっても時の経過はお金で買えないので、どう頑張っても似せる程度で超えることは出来ない。 “ 本物が欲しい ” という願望や欲求、ロマンですね。。

『まだまだ使える現役』or『古いだけで壊れかけ』 と二極化するので、古いものは信用の無いところで購入するのは避けたいところ。安かろう悪かろうが大いにあり得るリスクが付きまといます。

ある種の最終到達点でしょうね。手に入れると満足度が高くて目移りすることも無くなります。
​ヴィンテージ・・・持ってる・・・最高だぜ・・・二ヤリ。​
ヴィンテージを語れるかどうかのステータスは自分で体験しないと言えないですし、
サウンドセッティングやエイジング加工(自分でやるとき)には大いに参考/勉強になりました。





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Last updated  May 15, 2025 08:00:05 PMコメント(0) | コメントを書く


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