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Jan 22, 2010
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カテゴリ: 近現代
今日はラヴェル(フランス)の

☆バレエ音楽「ダフニスとクロエ」☆

こちらは現在バレエとしてよりもラヴェル自身が編曲した組曲形式の方が

日本では馴染み深いかも…

題材はロンゴスの「ダフニスとクロエ」から取られた物ですな。

発表当時、バレエ団員のコストに加えてオーケストラに合唱も加わって

演奏コストが非常に高い事から依頼者と揉めの揉めた作品です。

RAVELSは第二組曲の「夜明け」とか大好きなんですよね~

そんなところで一度は聴いておきましょう。



序文
(この書物が)すでに恋をしたことのある人にはその思い出をよみがえらせ、まだ恋を知らぬ人にはその手引きともなれかしと願う。この世に美しいものがあるかぎり、眼がものを見るかぎり、エロースの手を逃れた者はかつてなく、これからもありえぬからである。

本文

エーゲ海に浮かぶレスボス島のミュティレーネーは

豊かな自然に恵まれた美しい町。

山羊飼いのラモーンは山羊に育てられている一人の幼子を見つけ、

「ダフニス」と名づけて自分で育てることにしました。

2年後、ある羊飼いもニンフ(妖精)の洞に捨てられていた女の子を拾い

「クロエー」と名づけました。

二人の捨て子にはそれぞれ身元を示す高価な装飾品が添えられていました。

やがてダフニスが15歳になったころ



ダフニスは山羊飼いにクロエーは羊飼いになり

一緒に仕事をするようになりました。

ある日、クロエーはニンフの洞で体を洗うダフニスを目にしました。

その時彼女は水を浴びるダフニスのあまりの美しさに目を奪われ

恋に落ちてしまいました。



まだ「恋」というものを知らなかったからです。

牛飼いのドルコーンはクロエーに好意を寄せていて

何としてでも想いをとげようとしました。

ある時ダフニスとどちらが魅力があるかということで口喧嘩になりました。

クロエーは当然ダフニスを勝者として選び口づけしました。

その後のダフニスはクロエーと同様恋の病にかかってしまいました。

秋になった頃海賊が町を襲ってきました。

町中で略奪行為をしダフニスもさらわれてしまいました。

ドルコーンも海賊に打ちのめされてしまい

クロエーに笛を託して息を引き取りました。

彼女が笛を吹くと船が難破しダフニスも海を泳いで戻ってくることが

できました。

ダフニスとクロエーはある日フィレータースという老人に出会いました。

彼は「エロースという何でも意のままにできる神様がいる。

君たちはエロースの特別の加護を受けている。」と語りました。

そして昔体験した自分の恋(エロース)の話をし

三つの「恋(エロース)に効く薬」について二人に教えたのでした。

彼らは初めて恋(エロース)の存在を知り

まさに今その状態にあることに気づきました。

さて、小さなことがきっかけで近隣の町と戦争が起こり

クロエーが捕虜の一人として囚われてしまいました。

ダフニスはニンフの祠へ行き助けてくれるよう嘆願しました。

すると、夜、沖合の船上で休んでいた敵の前にパーン(神)が現れ

次々と不思議な現象が起こりクロエーは無事にダフニスの元へ

戻ってくることができました。

ダフニスたちはニンフやパーンへの感謝として食物や酒を捧げ

老人が語った「パーンとシュリンクス」の恋物語を二人で踊りました。

待ちわびていた春になるとダフニスは心身とも成長し

三つ目の「恋(エロース)に効く薬」を試したくて仕方がありません。

しかし二人とも横たわったままどうしてよいかわからず

ダフニスは自分の無知を恥じて泣いてしまいました。

ところが、その一部始終を日ごろから美貌のダフニスに目をつけていた

リュカイニオン(農夫の女房)が見ていたのです。

あくる日、リュカイニオンはダフニスがしたいことを教えあげる

言葉巧みに森へ誘いました。

純真なダフニスは下心には全く気づかず

この女に手ほどきを受けてしまいました。

夏が近づくと、すっかり年頃になったクロエーにも縁談が

たくさんくるようになりました。

それを聞いてダフニスは落ち込みましたが

彼もまた彼女の両親に求婚の承諾を請いました。

クロエーの父は承諾しましたが、ダフニスの父(ラモーン)は

結婚は秋まで延ばすこと、息子は実はよい家柄の出である、と付け加えました。

秋になるとラモーンが仕える主人がやってきました。

とうとうラモーンは主人に、自分はダフニスの本当の親ではないことを

告白しました。

そして証拠の品を見せると主人夫婦が若い時に捨てた子ということが判り

皆は喜びで沸き返りました。

しかし皮肉なことにクロエーはダフニスとの身分の違いが

わかったことで悲嘆にくれてしまいました。

クロエーの父もついに彼女の身元について主人に打ち明けました。

主人も二人の仲を認め盛大な披露宴を催しました。

するとクロエーの実の父親もとある富豪だということがわかりました。

こうして人々の祝福の中ダフニスとクロエーは晴れて夫婦となり

その後も村で牧人風の暮らしを続けました。

 ロンゴス『ダフニスとクロエー』訳 松平千秋(岩波文庫)より

参考音源↓ (組曲形式の第二組曲)

http://www.youtube.com/watch?v=xg4Vto1j2KE

http://www.youtube.com/watch?v=_ZQfQ09nX_k

http://www.youtube.com/watch?v=edB9P8IECEA」

では、今日はこの辺で…






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Last updated  Jan 22, 2010 07:54:42 AM


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