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2007年05月29日
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カテゴリ: 教育について
朝日新聞 福田誠治さん 都留文科大学教授(教育科学・比較文学)

「日本の教育界をPISAショックが襲ったのは、04年12月のことだった。」

PISAとは、OECDが、00年から3年に一度行っている世界一斉の、15歳対象の学習到達度調査です。

このテストで、日本は、数学、科学で、世界8位、読解力では14位でした。

読解力で世界1位、その他でも好成績のフィンランドの教育 を、福田先生は5回も現地の学校現場や政府の教育部の担当者の意見を聞きに訪れました。

「フィンランドでは、習熟度別学級編成はとらず、・・・地域の学校の充実が優先され、 さまざまな能力の子供が一緒に学ぶ。
16歳までの義務教育では、点数を競い合うテストは一切しない。

その代わり、教師は授業中に個々の子供がどこでつまずいているかを把握し、その場でアドバイスする。
他方、能力の高い子供には、さらに発展的な学びに向かうようにヒントを与える。
『何年生で教える内容はこの範囲・・・(いわゆるシラバスみたいな物ですね)』は、あくまでガイドラインで、

こうして学力の低い層の底上げに成功するのみならず、学力の高い層の厚みという面でも、 早期からのエリートの選別に熱心な英米(日本)を上回る成績を上げている。

こうした現実をみると、『テストをすれば学力が伸びる』というのが誤解だと気づく。

テストで点を取るための勉強は、 考える過程を軽視し、結論だけを追い求めるため 、ゆがんでしまう。

・・・実は、学んだことが身に付かず、テストが終わったとたんに忘れてしまうような学力だったことこそが問題なのだ。

・・・ (今の日本の教育のような)同一品種の大量生産から 、(フィンランドの教育は)多品種少量生産に変わりつつある、現代の産業社会に適応した能力を育てることに他ならない。

いまやIT先進国となったフィンランドが、 異なる能力の子供を一緒に集めることにこだわるのも 、

社会そのものが異質な人たちの集まりであり 、義務教育で社会への適応の基礎を養うことを重視しているからだ。」

この考え方にとても共感します。

まだまだ日本の学校では、排除されてしまう考え方です。

みんなテストをしないと不安なのかなあと思います。

でも、私たち教師は、教育のプロなのだから、その不安を乗り越え
よりよい教育を作っていかなければならないのではないでしょうか!





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最終更新日  2007年05月30日 12時05分35秒
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