フリーページ

2004年10月26日
XML
テーマ: タイ(3480)
カテゴリ: タイ・入院編
 「観光をしたい」と次郎が言った。今日は日曜日。彼も仕事が休みで、今日は一日特に何の予定も無いのだそうだ。そしてタイに赴任してもう5ヶ月になるというのに仕事が忙しく、あっちゃこっちゃ駆け回っているので、実はバンコクの中を観光したことがほとんど無いのだそうだ。だから、散々観光している僕もいることだし、今日は「観光」したいのだと言っている。

 そこで、今日は僕が彼をいろいろと案内することにした。なんだか逆なような気がするが、まあそれはそれで。最初、次郎は日の出前に起きだして、暁の寺、「ワットアルン」に朝日を見に行こうと言う恐ろしいことを言ってきた。僕は早起きは、引越しの次に苦手なのだ。僕が「えーっ」と躊躇していると次郎は「いいじゃん、一日くらい早起きしたって」と譲らない。ところが昨晩遅く彼から電話が在った時、彼は「明日の早起きパスね」と切り出してきた。なんでも今日は接待でかなり疲れており、明日早起きの自身が無いのだそうだ。頑張れ日本人駐在員。

 早起きを免れた僕は、10時ころホテルにやってくることになっている次郎を待って、今日の計画を立てるために地図を眺めていた。この前乗り損ねたチャオプラヤ川のエキスプレスボートなんか乗りたいなあと思っていたところで次郎君登場。彼は入ってくるなり「ねえ、ボートとか乗んねえ」と言う。ぴったしカンカン。早速エキスプレスボートへ。汚い水の水飛沫を一心に浴びながら安宿街、カオサン通の近くの船着き場まで行った。所用時間約30分。途中通過したワットアルンはどうやら工事中のようだった。その外は特に見所も無く、沢山のホテルの間を船は猛スピードで疾走する。船着き場ではきちんと船が接岸しないものだから、次郎は「一年に2、3人はきっと川に落ちてるね」と言った。僕もそう思う。乗船料一人6バーツ。こりゃあ安い。と、意外なことに降りる場所に改札がある。僕らが乗ったシャングリラホテルの近くの船着き場にはそんなものはなかったので、車掌にもらった半券なんてどっかにいってしまっている。出口で罰金1バーツ取られてしまった。ちくしょう。

 カオサン通はあいも変わらず無国籍状態。ここを初めて訪れた次郎は周りとあまりにも違うこの世界に圧倒されている。外ばかり見ていても面白くないので、宿の中も見せてもらう。最初は思っていたよりも立派なトイレ・シャワー・エアコン付きの部屋を見せてもらった。これで250バーツ。ただし窓は無い。もっとやすい部屋を探そうと頑張るが、どうやら僕らの身なりと靴を見てなのか知らないが、どこもだいたい300バーツ近い部屋ばかりを見せられた。この「靴」というのがなかなかの曲者である。カオサンを歩いている人の足元を見ると8割以上がサンダルばきなのだ。中には海岸でも無いのにビーチサンダルで決めている人もいる。そんな中次郎は買ったばかりのピカピカのスニーカー。ぼくも洗った場借りのそれなりに奇麗なウォーキング・シューズだ。こんな靴を履いていると、宿屋にもなめられるのだ。だから値段もそれなりに高くなる。ねぎれば値切れるのだろうが、それはしなかった。

 適当にアメリカナイズされたレストランで焼きそばを食って、またまたマッサージ。料金を見ると、いままでやったどのマッサージよりもここは安い。コースも豊富で、僕はオイルマッサージ1時間プラス足つぼマッサージ30分というのをお願いした。これで確か200バーツ強だったと思う。二階のエアコンの効いた部屋に通されて、オイルを全身に刷り込んでいく。ネパールでやったオイルマッサージよりも揉みやタタキが充実していて、オイル自体も上質の物を使っていた。

 一度僕のとまっているホテルに帰ってきて、軽く荷造りをする。というのは今日からしばらくまた次郎の家にお世話になることになっているのだ。といってもまったくホテルを引き払うわけではなく、当面必要の無い物はホテルにそのまま残しておく。全く、贅沢だ。次郎の家にいって少し落ち着いてから、今度は近くのレモン・グラスというレストランにタイ料理を食いに言った。この辺は外国人が多く住んでおり、レモン・グラスも外国人向けタイ料理という感じだ。料理は大はずれ。スープは冷めてるし、量は少ないし散々であった。

 救いは、僕らの後から入ってきた日本人の女の子二人組みが僕らに話し掛けてきたことだった。彼女はなんと2泊3日でバンコクに来ているのだそうだ。格安ツアーがあって飛行機、ホテル(しかもなかなか良いホテル)、朝食、昼食、一日観光が付いて3万8千円だと言っていた。こりゃあ本当に安い。バンコクは初めてで、料理の頼み方が解らないんですけど助けてくださいと声をかけてきたのだ。更に実は彼女たちが次郎と同業者であることが発覚して話は大いに盛り上がった。どこか観光ポイントを教えてくださいと言われたで、僕が機関銃のようにあそこが良い、ここが良いと説明し、更にパッポンの歴史からなにから詳しく説明すると、彼女たちもそうだが、次郎がとても感心していた。「おい、おまえいつのまにそんなにくわしくなったんだ。よっぽど暇だったんだな。俺よりよっぽど詳しいよ。」彼は悔しそうにそういった。彼は負けず嫌いだ。

 彼女らと別れて、僕らは今度は近くにあるソイ・カウボーイという歓楽街に言ってみる。次郎によるとここはその昔、少女・少年売春の温床になっていたところで、柄も悪く、胡散臭い場所の代表的散在だったのだそうだ。だから、今でも治安はあまり良くないだろうから、パスポートなど貴重品は全部置いていくようにと言われていた。少々ビビりつつもソイ・カウボーイに到着。ここはアメリカ人の遊び場だったところから、カウボーイと呼ばれている。そうか、アメリカ人はカウボーイなのか。ところが、思っていたほど胡散臭くも無い。どんな店が在るのかと思ったら、ゴーゴーバーのオンパレード。最近パッポンは観光客に席捲されており、だから駐在員の多いこの地域に、こんなパッポン紛いの場所ができたのだろうか。パッポンは道の真ん中にお土産物の屋台が並んでおり、健康的なものと不健康的なものがミックスされていて、奇妙なバランスを醸し出していたのだが、(だから観光客も気軽に行ける)このソイ・カウボーイは不健康的なものの固まりで、勧誘の姉ちゃんたちも強引に腕をとって僕らを店のなかに引きずり込もうとする。

 何故か解らないが、突然僕らはしらけてしまった。ソイ・カウボーイという語感からもっとアウトローで、アンダーグラウンドなものを想像していたが、表向きは屋台の無いパッポンだったからだ。あるいは中に入り込んでいけばそんな世界を体験できるのかもしれないが、そこまでするつもりはない。だから僕らはそそくさと引き上げて、近くのディスコに行くことにした。とても立派な建物で、ヨーロッパ調の荘厳な建築物だ。駐車場には大型高級車が何台もとまっていて、入り口にはタキシードを来た男達が奇麗に並んでいる。いったいここはなんなんだ?ディスコにしてはちょっとイメージが違うぞ。中はカジノか何かかというイメージなのだ。タキシードの兄ちゃんにここは本当にディスコなのか?と聞くと、違う、ディスコはこの裏手だと言われてしまった。やっぱりね。じゃあここは何なの?と聞くと、「カラオケだ」という。おいおい、カラオケなんてイメージじゃないぞ。



 さてディスコなのであるが、巨大だった。そして豪華だった。ライティングや店の造りや雰囲気はとてもセンスがある。突然globeの曲が流れた時は少し驚いたが、従業員の数も多く、サービスもよい。300バーツで2ドリンク付きというのは安いだろう。けれどもいかんせん人がいない。本当にいないのだ。11時を周っても僕らの他に2組の客しかいないのだから終わっている。ディスコは人がいっぱいいてわーっと盛り上がるのが楽しいのに、こんなんじゃ全然楽しくない。いままで行った各国のディスコの中では施設一番、雰囲気最悪のディスコであった。

 まあ、日曜の夜じゃ盛り上がらないのもしょうがないか。(といっても限度があるけど)次郎はそのうちこのディスコはつぶれるね。今でも隣のマッサージでなんとか持っているんじゃないの。と言っている。今度はもっと盛り上がるところに行ってみたいもんだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年04月14日 15時18分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[タイ・入院編] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

のりtokyo

のりtokyo

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

アオミドロ@ すっげぇ楽チンだぜ(笑) 夢の副業生活突入~~!!! 最近は毎日別の…
マラ太郎@ ごっそさんでしたぁ――!!(゚∀゚) 最初不安だったけど、「忘れられなくして…
トロちゃん@ チョロいもんですわww いやー、マジでいい思いしまくりスww …
FX太郎@ アフィリエイト卒業~~!! だってちまちま稼ぐなんてやってらんねェ…
ぷりたん@ 超ラッキー!(* ̄ー ̄) 今まで風イ谷に金出してた俺って超バカスww…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: