無題

松本清張『けものみち』第６話

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テーマ：どんなテレビを見ました？(81491)

カテゴリ：連続ドラマ

本格的に民子追い落とし作戦が始まった！？

松本清張　『けものみち』　第六章　「愛人の意地」

　◆キャスト◆

成沢民子　　…　米倉涼子

久恒春樹　　…　仲村トオル

杉原奈々美　…　上原美佐
木崎光恵　　…　田丸麻紀
武藤美代子　…　星野真里
黒谷富雄　　…　前川泰之
成沢寛次　　…　田中哲司

秦野重武　　…　吹越満

如月初音　　…　東ちづる

佐伯米子　　…　若村麻由美

鬼頭洪太　　…　平幹二朗

小滝章二郎　…　佐藤浩市

　◆スタッフ◆

原作　　…　松本清張　『けものみち』
脚本　　…　寺田敏雄
演出　　…　松田秀和　藤田明二
チーフプロデューサー
　　　　…　五十嵐文郎
プロデューサー
　　　　…　内山聖子　伊賀宣子

主題歌　…　中島みゆき　『帰れない者たちへ』

→公式サイト(テレビ朝日)

第５話の日記はこちら。

前回、鬼頭によって小滝が呼び出され、そこに民子が駆けつけ、
小滝の喉下に刃が突きつけられたところからですが。。

民子に刀が渡され。。

「私か、この男か、お前か、そのうち一つの命をここで断ち切れ！」

という鬼頭の言葉。。

「面白い御提案じゃないか？」

という小滝の言葉。。

鬼頭の問いかけに「カラダの相性が良かったもので」と答える小滝に。。
民子は刀を向けて飛び込んだ。

っていうか、感情で動く女・民子と理性で動く男・小滝って感じだなぁ。。

成沢民子( 米倉涼子 )

小滝に裏切られたように感じながらも、
結城紗和子( 野川由美子 ) から土下座をさせられたという屈辱を受けた後は小滝に救いを求めようとするという。。
結局、 間宮悦郎( 長谷川朝晴 )
とも手を切り。。

完全に自分を立場をわかってないですねぇ。。

わかってるにしてはやり方が幼稚すぎる。。
で、結局、米子と黒谷にハメられる。。

まぁ、落ちるべくして落ちてるって感じだなぁ。。

小滝章二郎( 佐藤浩市 )
マスカレードの取り締まり役を降りると。。
さすがに刃を突きつけられてるときは表情が変わりましたが。。
民子が帰った後の引き笑いはどういう意味だったんだろう。。
あんまり感情を見せない人物だからなぁ。。
そもそも民子を麻布に送り込んだのはこの男なわけだし、
木崎を隠密として民子の側に送り込むのも当然のことだと思うけど。。

麻布に対して何かを仕掛けようとしているのはわかるけど、
一体何をしようとしているのか。。

秦野とは戦友かと思いきや違ったし。。

それがこのドラマ最大のミステリーだな。。

鬼頭洪太( 平幹二朗 )
う＝む。。
怖さというよりも弱さの方を先に感じてしまう。。
この鬼頭個人を亡き者にするのは赤子の手を捻るがごとく簡単だしなぁ。。

後継者的な人間もいないみたいだし。。
麻布の屋敷内で目に見えてる人間だけでも、あんな結束力がないのに。。
物凄く脆いものを恐れているような。。
本来、恐るるに足るものじゃないような気がする。。

久恒春樹( 仲村トオル )
妻の定年後の話に大笑い。。
「賭けに出てみようと思ってな。
　あんたを突破口に鬼頭耕太ってヤマを上げてやる。
　それにはあんたの協力が必要なんだよ」

どちらかというと民子を利用することが目的の小滝よりは、
鬼頭を潰して民子を救い出すって心理が覗えますねぇ。。
それが刑事として最後に大きなヤマを挙げたいってのと絡み合ってる感じ。

本当の意味で民子を想っているのはこの久恒だけ。。
だからこそのタイトルバックの画なんじゃないかなぁ。。

佐伯米子( 若村麻由美 )
「お暇をいただきたく。。」
と鬼頭に告げて、自分の重要性を知らしめたかと思いきや。。
結果は黒谷のような下っ端と結婚させられるハメに。。
黒谷に払い下げられたみたいな感覚だよね。。

でも、それで黙って終わらない米子。。
民子の店"マスカレード"を訪れたのは敗北宣言かと思いきや。。
民子が給仕する鬼頭の食事に毒を。。
(そうは明言されてないけど確実に黒谷と組んだ米子の仕業だしね。。)

負けない女・米子。。

秦野重武( 吹越満 )
唯一、鬼頭に心から忠実な人間って感じだなぁ。。
他の人間は権力目当てって感じだけど、
この秦野は完全に犬みたいだな。。
それとも別の顔をまだ見せていないのか。。

木崎光恵( 田丸麻紀 )
小滝の隠密でしたねぇ。。　今風(『輪舞曲』風)に言うとモグラ。。
小滝と以上に感情の描写がないからなぁ。。
どういう真意で小滝とつながっているのかは全くの謎。。

武藤美代子( 星野真里 )
前回、間宮に近づいてましたけど、何か成果が得られたのかなぁ。。
このまま終わる人物じゃなさそうだけど。。
立場が危うくなった民子の後釜として麻布に送り込まれる？
奥入り。。　それじゃ『大奥～第一章』と同じだなぁ。。

黒谷富雄( 前川泰之 )
米子と結婚させられることを、こっちは喜んでるようで。。
結局ただのエロ男？
でも新妻(？)米子と手を組んで民子の追い落としを図る。。

篠田智昭( 西岡徳馬 )
久恒から「麻布の鬼頭耕太」の名前を聞いた瞬間、表情が変わる。
結果、久恒は左遷。。

杉原奈々美( 上原美佐 )
先週、久恒から切られて完全にお役御免か？
登場なし。

如月初音( 東ちづる )
美代子に役目を持ってかれた感じ。。
もう叩きのめされちゃったかな？
登場なし。

以上。　 →採点表

いつも以上に原作との時代設定の違いが滑稽でしたねぇ。。

日本刀を持って向かい合う小滝と黒谷の構図なんか、
平成の世のドラマじゃないよなぁ。。

まぁ、その辺が遊びとして楽しい感じに見られるポイントになってますが。。

小滝と木崎の謎って点で、
ここにきてようやくミステリーとしての楽しみを見つけることが出来た感じです。

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Last updated 2006.02.19 11:13:19
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■コメント

あれは黒谷ですよ！

pixy_japan さん

オリンピックモードで、記事アップどころか、視聴すら遅れているpixyです(^^;
１つだけツッコミ！
　「タイトルバックの画」で民子を後ろから抱くのは
"くーーろーーたーーにーー"　ですよ！
　これは公式発表されてます。
　このドラマって、画像の処理（色合いや照明など）も昔っぽい雰囲気がありますね。 (2006.02.19 20:28:57)

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Re:あれは黒谷ですよ！(02/18)

str2000 さん

pixy_japanさん
"くーーろーーたーーにーー"　でしたか。
自分でも、なんかアゴのラインが前川さんっぽいなぁ。。とは思ってたんですが。。
自分の考えたストーリーに都合よく解釈してしまいました。。
公式サイトで理由を読んで納得したようなしないような。。
現代の設定になってますけど、原作の雰囲気はそのまま残したかったんでしょうね。
(2006.02.19 20:49:32)

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