葬儀相談員 市川愛の「お葬式のハナシ」

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2005年05月24日
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テーマ: 【お葬式】(99)
カテゴリ: 葬儀費用
私が発行しているメルマガ【 相談員がつぶやくお葬式の「お金」】 のバックナンバーを掲載しています。

今日は[変動費と固定費]のお話。


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【 相談員がつぶやく「お葬式のお金」】 




 [変動費と固定費] 



 葬儀費用には含まれない「実費費用」の存在についてお話しました。 


 前回のまとめとしては、   


 ◇実費費用が総葬儀費用に対して占める割合は、約3割

 ◇実費費用とは、支払い先が葬儀社ではないものの事を言う。

 ◇実費費用は、広告の「葬儀一式○○万円!!」の中には含まれていない。


 というような内容でしたね。  


 それでは、今週は実費費用における「変動費」と「固定費」について



 細かい金額は、次週詳し~く紹介しますので、
 今週は「そういう分類なんだ」っていう事を知って下さいね。


◆まず、「変動費」とはどういうものかというと、


 「数量によって、金額が変わる項目」という事になります。


 ◇会葬者への「返礼品」

 ◇通夜振る舞いや精進落としなどの「飲食費」

 ◇寝台車や霊柩車などの「車両関係」


 が代表的な項目です。


◆返礼品は会葬者の人数がそのまま個数になりますが、
 飲食費は予想人数の50~70%くらいの数を用意します。 
 (ガッツリと食べて帰るっていう方はあまりいらっしゃいませんので。)

 車両関係は、基本料金プラス移動距離で金額が決まります。
 タクシーのようなイメージですね。


◆変動費の特徴として、「数量とランクで金額が決まる」
 ということが挙げられます。 

 返礼品は、会葬者の人数とお返しする品物の内容。
 飲食費は、会葬者の人数とお料理のランク。
 車両費は、移動距離と選ぶ車両のランク。(霊柩車なら宮型か洋型かなど)

 を、私たちが選ぶ事になります。


◆次に「固定費」ですが、これは、


 「実費費用の中で、数量に左右されない項目」です。


 ◇斎場使用料(貸し斎場利用の場合)

 ◇火葬料

 ◇安置保管料(自宅以外の場合)


 が代表的な項目です。


◆この中で、一番大きな割合を占めているのが、「斎場使用料」です。


 ここで、ちょっと「斎場」の話をしておきますね。


 ここ数年、都市部を中心に、自宅でお葬式をする方が極端に減り、
 斎場を使うケースの方が多くなってきているんです。

 ※ここでの「斎場」とは、「通夜と葬儀・告別式を行う場所」とします。


 よく「斎場って、葬儀社ですよね」っていう質問を受けるんですが、
 必ずしもそうではありません。

 斎場とは「場所を貸しているだけ」の場合が多いんです。
 ですから、お葬式をするには葬儀社さんが別に必要なんです。


 この斎場にはいくつか運営母体ごとの種類があるんですけど、
 それは大きく分けて2種類。

 「公営斎場」と「民営斎場」です。


◆「公営斎場」は、民営の斎場に比べ、税金で運営されている事から
 管轄地域の住民の場合、使用料負担がかなり軽減されます。

 ただ、その分かなり混んでいますので、すぐに使えるということは
 まず考えられないんです。
 ですので、日程よりも費用を優先したい場合におすすめです。


 そして、公営斎場がない地域も多くありますので、
 あなたが住んでいる地域の役所に問合せてみるといいですね。


◆「民営斎場」は、どの地域にもあるし、設備が整っていて交通の便も良い、
 そして公営に比べて空いている事も多いので、良い事づくめなんですが、
 費用面では公営の5~10倍はかかってしまいます。

 貸し斎場として専門業者が運営している場合と、
 寺院が運営している場合があるんですが、
 費用面から見れば、どちらも民営斎場と考えていいと思います。


 ただ、日程を優先したい場合には、民営の斎場を使うことが多いんですよ。


◆もう一つ、忘れちゃいけないのが「葬儀社の自社斎場」の存在です。

 葬儀社さんが自社で持っている斎場で、一般的にはその葬儀社しか使えない
 専用斎場です。

 自社斎場だけあって、他の貸し斎場に比べて、宿泊などの融通が効いたり、
 使い慣れていますから、進行がスムーズだというメリットがあります。

 そうそう。この場合に限り「斎場 = 葬儀社」 という事になりますね。


 注意してほしいのは、「斎場使用料無料!」ってうたっていることが
 多くあるんですが、

 ・・・じゃあ斎場の維持費は? ・・・光熱費は?

 って考えてみて下さい。

 祭壇一式の中に隠れているだけかもしれませんよ。

 その辺は、トータルの金額で見積りを出してもらって、
 他の葬儀社さんの見積り金額と見比べてみると、あっさり判断できます。 
 斎場使用料無料のわりに、合計金額が変わらなかったりして・・・。


 そして、斎場持ちの葬儀社さんの特徴として、自社斎場を極力使いたがる
 という事があります。

 公営斎場の情報をあえて教えてくれなかったり、
 「自社斎場利用ありき」で打合せを進めたりしますので、
 その辺は、あなたがしっかりと主導権を持つようにしましょうね。


◆固定費の話に戻りますが、火葬料は、公営の火葬場が充実している地域と、
 東京のように、公営があっても数が足りず、結局は民営が主流なんていう
 場合とでは、明らかに前者の方がお得です。


 公営の火葬場は、火葬費用が無料ということも少なくなく、
 たとえ有料であっても数千円です。 


 逆に民営の火葬場は、少なくとも火葬料5万円、他にも休憩室利用などで
 どんどん課金される仕組みなんです。

 東京の民営火葬場なんて、かなりのトノサマ商売です。
 心付け出して当り前、その上、骨壷まで買わされますから。


 まあ、施設もきれいで、使い勝手もいいし、従業員も丁寧なんですけど、
 そんなの行政で公営火葬場を作ってくれていればいいだけの話。

 土地の問題などでなかなか難しくって、話も進まず、他に無いから
 仕方なく使っているのが、民営の火葬場なんだと私は思っています。


◆ちょっと話がそれちゃいましたね。

 最後の「自宅以外安置保管料」とは、集合住宅など住宅事情で、
 ご遺体が自宅に帰れない場合に、別の場所で預かってもらう事を指します。

 金額は、お葬式までの宿泊日数で決まります。
 これも、公営と民営では費用が違います。


◆「固定費」に付いてまわるのが、「公営」と「民営」なんです。
 公営の使用料と、民営の使用料、この両方を把握しておくのが
 ベストな方法といえますね。  


◆「変動費」と「固定費」の違い、わかっていただけましたか?


        「変動費」は「数量とランク」

        「固定費」は「使用料」


 こういう事なんです。       
 「ソフト」と「ハード」の関係とも言えますね。


◆そして、どちらも支払い先が葬儀社ではない分「定価」が必ずあります。 
 それって、どういう意味があるかというと、


    「実費費用とは、あなたが選んだ内容で金額が決まる」


 という事なんです。


 これって、逆を言えば、
 「トータルの費用をコントロールできる」っていう事。


 返礼品や飲食費を考えて、会葬者を少なくしたいのであれば、
 お知らせする人数をあらかじめ絞っておけばいいですし、

 公営斎場の有無や使用料をあらかじめ調べておいて、葬儀社さんに
 「市営の○○斎場を使いたいんですが」って言う事もアリです。


 実費費用って、せっかく主導権を握りやすい部分なんですから、
 葬儀社にお任せしっぱなしで費用がかさむのなんて、
 えらいもったいないと思いませんか?


 実費費用項目それぞれの詳しい金額は、また次回に。


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【 葬儀費用節約の十ヶ条・その五 】 


      実費費用の金額を決めるのは、あなた自身。


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Last updated  2005年05月25日 18時59分18秒


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