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ライフキャリアアドバイザー

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2010年10月28日
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カテゴリ: 今日のこの人

◇ インタビュー ◇

  宮沢丈夫さん(ITコンサルタント・プロデューサー)


宮沢さんは、大学のクラスメートで、すでに30年来の友人です。
今回は、メルマガにインタビュー記事を掲載するために、
改めてこれまでの仕事について話を聞き、
また若者へのメッセージをもらいました。

学生時代から、なにやら経営コンサルみたいなことをやっていて、
その後は、一度も就職せず、

画像処理技術の最先端を行く技術者として、
グローバルに活動しています。

宮沢さんのインタビュー記事は、明日10月29日に配信予定です。
→  ビジネス交換日記

若者へのインタビュー記事などもおもしろいので、
よかったらみてください。



では、宮沢さんへのインタビューです!

★

---- いろいろな国の若者と仕事をしてきたんですよね。

24歳から5人の仲間と仕事をしてたけど、
初めてちゃんとした会社を興したのは29歳のとき。


するんだけど、教授の論文を理解してプログラムを組める人材が
日本ではみつからないから、シンガポールで求人した。

前にアスキーというIT専門誌の取材でシンガポールへ行ったことがあって、
技術者のレベルが高くて、きれいな英語を話すことを知っていたから。

当時のシンガポールにとって、日本は目標としている国で、

小さなベンチャーでもいい人材を採用できたんだよね。

その後、インドやフランスでも人材を採用し、イスラエルに会社を作ったり、
ヘブライ大学のコンピュータサイエンスの教授に参加してもらったり、
国籍は関係なく、技術力のある人たちと一緒に仕事をしてきた。

当時の仲間は、その後世界にちらばって活躍していて、
日本で起業した人もいるよ。
今のチーム宮沢は、インド人と日本人が中心。


---- 日本の若者はどうですか?

日本は、機械、化学、物理など、世界の中で強さを発揮している
分野もあるけど、正直、コンピュータサイエンスは、メチャ弱い。

たとえば、画像処理や数学などの学会に出席すると、中国人、インド人、
アングロサクソン系、ユダヤ人が、それぞれ発表者の4分の1ずつという比率。
すごいのはユダヤ人で、人口が600万人であることを考えると
驚くべき数字だよ。日本人の研究は、全体の3%くらいかな。


それは、日本の教育が、伝統的に天才を見つけて育てるしくみに
なっていないからじゃないかと思う。

インド工科大学は、国の人口10億人に対して、大学の定員4千人。
昔は2500人だったから、今よりもさらに厳しい少数精鋭で、
天才を集めて徹底的に鍛える教育をしている。

フランスのポリテクニケに至っては、定員250名で、
入試に陸上の10種競技がある! さすが、狩猟民族の国、
ひ弱なエリートはいらないということなんだろうね。

他にも欧米にはエリート教育をしている国は多いよ。

とにかく、心身ともにタフ!
最終的に自分の考えていることを実現できるかどうか、
どこまでも限界はないから、タフさは計り知れない結果の差になる。

技術の国際競争は、知能と知能のぶつかりあい。
日本の将来は心配だな。


技術系の人材に国籍は全く関係ないってことは、
グーグル、ヤフー、アップル、インテルなどの
創業者の国籍を考えるとよくわかるでしょ。

最近はインターネットによって、情報の発信や入手がどこからでも
一瞬にしてできるようになったので、地域によるハンディは
ますますなくなっている。


世界は猛烈な競争世界なので、新しい富を生み出す力と
収奪されないしくみが必要だと思う。

幸せになるために別の軸があってもいいけど、
国を背負うエリートはそうもいかない。
精神力と頭脳と体力が必要だよ。


---- 日本の若者へのメッセージをお願いします。

普通の人でも、国というボーダーはなくなって
世界の中で、同一職種、同一賃金という競争に
個人がさらされるようになっていくと思う。

就活とか婚活とか、流行っていて、
日本では役に立つマニュアルかもしれないけど、
世界では通用しないと思うよ。

マニュアルを忠実に守るより、変化に対応できるように
自分の能力を磨こうって言いたい。
国や企業は、個人を守ってくれない時代になっていくと思うから。



ぼく自身は、アイディアもいろいろあるんだけど、どのタイミングで、
どういう形で世の中に出していくかを悩んでいる。

実は、一度マーケティングで大きな失敗をしていて、
その時に技術先行じゃだめだと学んだんだ。

今のツイッターとユーチューブとピカサ(WEBアルバム)を一緒に
したようなサービスを始めたんだけど、10年早すぎたね。


それまで、順調だったから、初めての失敗が大きな失敗で、
失敗したときの修正法がわからなくて、それから随分苦労した。
若いころに小さい失敗を経験しておけばよかったな。

マニュアルからではなく、経験から学んだことが
結局、自分の身を助けると思う。


★インタビューを終えて―――――

宮沢さんの話を聞き終えて、世界の中の日本、世界の人材との競争に
さらされている日本の若者を意識したときに、危機感が募りました。
小手先のノウハウに右往左往せず、まずは、視野を広く持ち、
自分で考えることから始める必要がありそうですね。


(最後に。実は、今でも宮沢くんと呼び、
いわゆるため口で話しているので、文章の中とはいえ、
丁寧語で質問したり、さん付けで呼んだりするのは、
改まった感じで妙なものでした。。)





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最終更新日  2010年10月28日 23時49分11秒
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