Rheumatic diary

Rheumatic diary

2006.04.20
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カテゴリ: 読書
 きょうの関東地方は午前中、強い風雨にみまわれおまけに雷鳴までありました。大陸からデッカイ低気圧が近づいています。こんな不安定なお天気の中、母は「目がまわる」と言い…母の場合どんなめまいなのかをきちんと把握するまでは、家族は落ち着けるもんではありません。きょうは血圧も低めなので、それによるめまいと思われ、安静にしてるよう医師に電話で指示をいただきました。こんな天気ですから、体調が悪いと感じた方はけっこういらっしゃるかと思います。わたしはなぜか、きょうは普段通りに過ごせていますが、こんなことは希で、不安定な気圧配置に悩まされることたびたびです。わたしはこれまで、まっさきに膝関節痛が強まりました(人工関節以前)、でも近ごろは息苦しさとか頸から背中にかけての痛みに変化しました。


 「春の嵐」といえば、同名のヘッセの小説がありますね。わたしはヘッセの生き方と小説がとても好きで、いくつかのタイトルは読みましたが、まだ「春の嵐」は未読です。ヘッセは自然児であり、情熱とデリケートな心を同時に宿すひと、そして人生に挫折を味わった経験をもっています。そんな詩人の書いた作品には、感銘をうけないわけがありません。なかでもこの「春の嵐は」
 ―― デジタル書店・グーテンベルク21  立ち読みフロアより
 クーンは少年時代、そりの事故を機に失恋して不具となったときから、音楽家として立つことを志す。そのなかで永遠の女性ゲルトルートを見出したように思ったが…それはあっけなく、友人で情熱家の歌手ムートンの手に奪われてしまう。心傷つきながらも、クーンは諦観の境地にいたる。ヘッセの名作。
「……人間生活の中でだいじなことは、どうにも避けようのない運命を自覚をもって受けいれ、よいことも悪いことも心ゆくまで味わいつくし、外面的な運命とともに、内面的な、もっと固有の、偶然とはいえない運命にうち勝つことだとすれば、私の一生はみじめでもなかったし悪くもなかった。外面的な運命は、どうにも避けようがなく、神のみこころのままに、すべての人とおなじように私をかすめていったが、内面的な運命は私自身の作ったものであり、その甘さやにがさも私にはふさわしいものである。だから、この内面的な運命にたいしては私ひとりで責任を負いたいと思うのだ。」――(抜粋終わり)

 わたしの心の中を整理整頓して表現してくれたような文章…なのですわ。偉大な詩人って、こんなふうに巧みに書けちゃうところが、凡人との違いですね(あたりまえか)。繊細な人だからこそですか、うらやましい限り。

ヘルマン・ヘッセ著






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最終更新日  2006.04.20 14:50:34
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