Rheumatic diary

Rheumatic diary

2009.03.22
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 けさ見た夢とは、わたくしパリのメトロを乗り継ぎホテルに一泊。そして翌朝目覚めてみれば、そのホテルの一室はなぜか既製服(プレタ・ポルテ)のアトリエに変貌しており(夢とはいつも辻褄あわないもんですね 笑)わたくし「やったー!」と諸手を挙げて歓んでるというもの。高校時代、将来の夢と希望はコレだったんです、パリで既製服のアトリエに勤めること。

 なぜ今ごろこんな夢を見たのか、それは、岸惠子さんのエッセイに感化されてパリへの想いが再燃したことに一因があることは確かで、あの高校時代に逆戻りしちゃった感が。しかし、17歳から今日まで三十数年のおかげで、いくら妄想癖のあるわたしとて、現実は現実として受けとめることはできるのよ(笑)←受けとめられるようになったのは、実際にパリの地を踏んだからに他ならず。

 17歳から3年の後、バイトに明け暮れお金を貯めて、出かけましたは花の都パリ。けど思い描いてた夢の世界とはちがって、どこか寒々しい感じ…それがどういうコトなのかは言葉で表せないけども、ちょっくら落胆ぎみにて帰国。あのころの流行歌のタイトルじゃないけれど、まさしくわたしは「異邦人」と感じましたよ。そりゃそうだ、言葉も通じなきゃ孤独ってもんだわ。テレビのフランス語講座くらいじゃ、アカンわいなぁ(笑)

 そののちふたたび訪れ、さすがにその節は25歳という年齢も大いに手伝って「憧れ」からは遠のいておりました。でも、ひとつくらいは「やってみたいこと」をどうしても実現したくて、団体ツアーなのに自由行動を主張し、わたしは単身、ホテルからかれこれ2時間歩いてサンジェルマン・デ・プレまで往きました(冒険でした)。そこにはレ・ドゥ・マゴという有名なカフェがあって、そのテラス席でマンウォッチング。これが「やってみたいこと」の1つだったのです。小さいながらもこれ実現したことで、じゅうぶん満足満足。

 夢は、実現させようとする本人の意思さえ強ければ、必ず実現できると思う。でも、実現しようとして途中で挫折することも、結果的には良いことなのかもしれないな、とも思う。挫折を味わうことも、人間の成長には必要不可欠と思うし、人生に彩りがふえてよろしいではありませんか? あれ?なんだか負け惜しみ言ってる?(笑)

「 パリ症候群(Wikipedia) 」なる現象が多々起きているという事実を最近知りました。たしかに、雑誌や映画でいいとこばかり取り上げられるがためにパリは美化され、頭ん中で想い描いたパリとは違う現実のパリ、このギャップに精神面で追いつけなくなる滞在者もたくさんいる、というのはウソじゃないと思います。わたしは幸いにも、留学できるほどの度量も経済力もなく、ただの旅行者として訪れただけのパリ。あのときの寒々しい感覚のおかげで、はかなき夢(プレタ・ポルテのアトリエ云々)を終わらせることができたのだと思います。ヘタに経済力があったら、よもやわたしもパリ症候群、あり得るような、あり得ない(←脳天気さが幸いするかも知れない?)ような。

 今月はシネフィル・イマジカ(スカパー・チャンネル名)がフランス映画特集。このなかで「 ここに幸あり(Yahoo!映画) 」という秀作が放映されたので観ました。ここでは、けっして美化されたパリではなく、現実に近い描写、これがパリの日常(少々誇張気味だが…)なのだろうな、と感じました。描き出されている光景や人物像はそれぞれ等身大で飾り気ナシ、こういった映画は若いころには観ようとはしなかったはず。この年齢になったから成せる観賞であると思うのです。この映画での主旨のごとく、わたしも時にはふぅっと息抜きをし、家族や友人に感謝して、あるがままのシアワセを噛みしめながら日々を過ごしたいものだと思っています。






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最終更新日  2009.03.22 18:28:00 コメント(6) | コメントを書く


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