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友の会の会員期限が今月末なので、駆け込みで金沢21世紀美術館へ行ってまいりました。(友の会会員のメリットをじゅうぶん活かしきれていないので、継続更新しませんでした)■概要アートチームSIDE COREは、これまで東京を活動の舞台としながら、日本各地でもプロジェクトを展開してきました。そうした実践の背景には、2011年の東日本大震災を契機に実感した 「都市はあらゆる側面で他の地域に依存して成り立っている」という気づきがあります。彼らはストリートカルチャーを「都市の公共空間における表現」にとどめるのではなく、「道=異なる場所や価値観を媒介するもの」として再定義してきました。つまり、ストリートカルチャーを、 都市の路上に閉じた表現ではなく、地域と地域をつなぎ、移動や文化の連鎖反応に基づく表現運動として捉え直すことを試みています。 本展は「道路」や「移動」という視点から、「異なる場所をつなぐ表現」をテーマとしています。「道や移動」をテーマにした作品展示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通し、美術館という空間に別の「道」を開いていきます。さらに、ゲストアーティストを招聘し、スケートボードやグラフィティ、音楽イベントといったストリートカルチャーの表現を通して、制度に拠らない生きる術を日常のなかに編み出し、それをグローバルなコミュニティで共有していく表現運動にフォーカスします。 当館がさまざまな価値観や生き方が交差する場、つまり「生きている場所」となることで、新たな関係を紡ぐ表現の可能性を提案します。■展覧会の特徴多様な価値観が交差する道としての展覧会「Living road, Living space(生きている道、生きるための場所)」というタイトルには、 「異なる目的や背景を持つ人びとが、一つの力や目的に縛られず、それぞれの考えや価値観を交換する営為そのもの」というSIDE COREによるストリートカルチャーの捉え方が反映されています。本展は、そうした多様な場面で「生きるための場所」を発見/ 再発見するための契機となることを目指しています。SIDE COREの歩みを当館ならではの展示で紹介本展では、4つのパートに分けて、SIDE COREのこれまでの歩みを紹介します。各パートでは、破局に瀕した社会への反応、制度や役割を超えた生存のための空間、地域をつなぐ “道” を通した都市の捉え方の再考、美術館のアップデートをテーマにした作品が展示されます。壁画、スケートパーク、音楽イベントなど、さまざまな展示・企画を展開SIDE COREに加えて、森田貴宏、スティーブン・ESPO・パワーズ、細野晃太朗がゲストアーティストとして出展します。スケートボードやグラフィティ、音楽イベントといったさまざまな表現を展示・企画します。会期中には、展覧会ゾーンを東西に貫く無料エリアが出現し、美術館が広場のように開かれた場所になります。都市空間を超えたストリートカルチャーの表現の可能性を提示「ストリート」について「路上=都市の公共空間」ではなく、「道路=異なる場所同士を繋げるもの」と捉えます。そして、ストリートカルチャーが地域をまたぎ、移動や文化の連鎖反応を生み出す表現運動となる可能性を提示するロード・アートの展覧会となります。展覧会を能登訪問のきっかけに東京を拠点に全国各地でプロジェクトに取り組んできたSIDE COREは、2023 年の奥能登国際芸術祭への出展だけでなく、2024 年の能登半島地震以降、奥能登豪雨にも見舞われた能登半島に、ボランティアやリサーチ活動で何度も足を運びました。同年には当館アーティスト・イン・レジデンス(AIR) のプログラムにも参加し、芸術・文化に携わる人々と能登を訪れるプログラムを行いました。本展をきっかけに来館者が実際に能登を訪れる機会となるよう、能登と当館をつなぐビジティングプログラム「Road to Noto」を実施します。SIDE CORE Living road, Living space /生きている道、生きるための場所この日のタレルの部屋
2025年11月22日
企画展のあと、コレクション展を観てきました。■加賀藩の美術工芸Ⅰ前田家16代利為によって、大正15年(1926)に公益法人育徳財団が設立されてから、来年で100周年を迎えます。それにあわせて、次年度春東京国立博物館にて特別展「百万石!加賀前田家」が開催されますが、本館の展示室で紹介する作品も多く出品される予定です。育徳会に所蔵される作品の大部分は、尊經閣文庫の文字どおり貴重な和書や漢籍ですが、当館では主に美術工芸品をお預かりし、公開しています。今特集では、その貴重な美術工芸品の中から、名物裂・能面能装束・婚礼調度・鐙・絵画作品をご紹介します。■久隅守景の四季耕作図久隅守景については、実は出身地や生没年などが分かっていません。しかし一時期加賀に滞在し、作品を制作したとみられ、当地に多くの作品が伝えられています。守景は通称を半兵衛といい、無下(礙)斎、一陳翁、棒印などと号しました。江戸時代の狩野派の礎を築いた狩野探幽(1602-1674)に師事し、探幽門下四天王と称されました。探幽の姪と結婚し、その子どもたちも絵師となりましたが、やがて狩野派から離れ、各地を渡り歩くこととなります。守景の娘の雪は同門の男と駆け落ち、また息子の彦十郎は悪所通いによって狩野派から破門の後、佐渡へ島流しになっており、一説にはそれらの責任を取って自ら狩野派を離れたともいわれています。今回特集する「四季耕作図」は、守景の加賀滞在中に数多く制作されたと考えられています。「四季耕作図」は、中国において皇帝が農民生活に思いを致すために作られ、日本でもそうした鑑戒画としての側面をもつ一方、四季風俗画としても発展しました。通常、右から左に向かって季節が展開しますが、守景の場合、多くが左から右に向かう構図となっています。また人物や動物たちが生き生きとした様子で描かれているのが大きな魅力です。農村の人々や風景に対する守景のまなざしを感じていただければと思います。■優品選第3展示室で油彩画・版画・彫刻作品を、第6展示室では日本画を展示いたします。日本画分野からは、日本の原風景を求め歩いた石川義の《山峡》を紹介します。北海道の層雲峡を描いた本作は、昭和35年の制作。日本はこのころ抽象表現全盛流の時代で、日本画もその影響を大きく受けました。「自然」と「抽象表現」という、一見相容れない主題と表現に取り組んだ石川義の、苦悩が感じられる一作です。油彩画分野からは、立見榮男の《竜神雷神逍遙》をご紹介いたします。四色の帯と竜神・雷神、古九谷の絵皿が交互に描かれ、斜線を多用した省略的描法と相まってリズムと空間を生み出しています。琳派に傾倒する作者の装飾的画風がよくうかがえます。当館所蔵の銅版画から、堀井英男の色彩銅版画をご紹介します。色彩銅版画は、色彩を重ねる技術や色面の構成など高度な造形力を要求されます。国内外の国際版画展で活躍し、金沢美術工芸大学の版画の非常勤講師も勤めた堀井ですが、その天性のセンスと培った画力で高い完成度を見せています。彫刻分野では、山本力吉《微風》をご紹介します。右手にぶどうの房を持ち、左足をやや前方に踏み出した、静かな動きを感じさせる女性像です。頭髪にはわずかなそよぎが表現され、落ち着いた雰囲気とあいまって、タイトルが示す《微風》を想像することができるでしょう。■ロック&メタル木や粘土、石に金属。彫刻では多様な素材を用いて作品が生み出されています。その中から本特集展示では、「ロック&メタル」と題し、石(ロック)と金属(メタル)を用いた彫刻作品を取り上げます。石や金属を用いた彫刻はどのような特徴があるでしょうか。石は硬い? 柔らかい? 金属は重い? 軽い? あるいは冷たい? こうした「素材」の特徴は制作方法や表現に密接に関わっています。作家たちにとって、素材を選ぶところから制作は始まっているともいえるでしょう。大理石や御影石など、それぞれの石が持つ模様や色、手触りや風合い。そしてさまざまな石を彫り、刻み、磨くことによって生まれる表現と形。対してブロンズ、鉄やアルミニウム、ステンレスといった多様な金属と、それらの加工、溶接などを経て生まれる表現と形。一口に石彫、金属彫刻といいながらも、それぞれの素材が持つ特徴と生み出された表現は多彩なものであると同時に、私たちが彫刻を楽しむうえで欠かせない要素でもあります。本特集展示から石彫と金属彫刻の素材、表現の魅力に触れていただき、石川ゆかりの作家たちが作り出す、多様なすがたと豊かな表現を持つロックとメタルな作品たちの世界をお楽しみいただければ幸いです。■いしかわ工芸図鑑!石川県は、九谷焼や輪島塗、加賀友禅、山中漆器、金箔など、多様な素材による工芸品が生み出されてきた「工芸王国」といえる土地です。これらは地域産業として根づくだけではなく、日展や日本伝統工芸展で活躍する作家や、在野で制作を続ける作家たちの存在によっても支えられています。「木工芸」「沈金」「釉裏金彩」「銅鑼」「彫金」「髹漆(きゅうしつ)」「友禅」「釉下彩」など、多岐にわたる工芸技術で重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を輩出しており、その人数は全国1位を誇ります。また、県立九谷焼技術研修所や県立輪島漆芸技術研修所、県挽物轆轤技術研修所、金沢美術工芸大学など、工芸を学べる教育機関も整っており、次世代を担う若い作家たちが着実に力を蓄えています。こうした工芸王国の源流は、江戸時代の加賀藩前田家による文化政策にあります。特に5代藩主・前田綱紀が組織した御細工所の活動が基盤となり、その精神は現代にまで脈々と受け継がれているといえるでしょう。本展では、日本芸術院会員や人間国宝の作品をはじめ、多彩な技法でつくられた石川県の工芸をご紹介します。県内作家による茶道具のしつらえもあわせてご覧いただけます。さらに、漆芸の粋を集めた松田権六の代表作《蓬萊之棚》も特別に展示します。石川が誇る工芸の魅力を、この機会にぜひお楽しみください。
2025年11月22日

石川県立美術館の、特別展 ひと、能登、アートを観に行ってまいりました。行ってびっくり!!東京所在の美術館・博物館所蔵の素晴らしい作品が集結していました!!会期中にもう一度観に行きたいと思います。----------------------------------2024年1月に発生した能登半島地震、さらに9月の奥能登地域における豪雨災害により被災された皆様に寄り添うべく、復興を支援する想いを込めた展覧会を開催します。東京所在の美術館・博物館が連携し、本事業趣旨に賛同する各館が自ら選んだ、復興を支援する想いを込めた文化財を石川県金沢市内各施設で展示する展覧会です。また能登に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の国宝「松林図屛風」を題材とした映像コンテンツ事業や普及事業(訪問授業)を、石川県内で開催予定です。数百年の時を重ねて大切に守り伝えられてきた文化財の数々は、自然災害が絶え間なく襲う日本において、時に人々の安らぎの心を求める強い祈りが込められて造られてきたものです。そうした想いの詰まった文化財を、被災された皆様への励ましのメッセージとすることを目指します。----------------------------------ひと、能登、アート。
2025年11月22日
ちょうど富山でこの映画が上映されていたので、観に行ってまいりました。-------------------------------ジェンダー平等先進国・北欧アイスランドが「はじまった」知られざる運命の1日1975年10月24日、アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ、前代未聞のムーブメント「女性の休日」。国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国(2025年世界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16年連続1位。日本は118位)となり、女性大統領と女性首相が国を治めている(2025年現在)。世界に衝撃を与えた、運命の1日を振り返るドキュメンタリーが、50周年を記念して公開となる。インターネットもスマホもない時代に「女性の休日」はなぜ成功したのか誰にも確信がなかった「女性の休日」は、どうやって成し遂げられたのか。何が女性たちを突き動かしていったのか。運命の1日に向けてのストーリーが、当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像、絶妙に差し込まれるカラフルなアニメーションで、ポップに、エモーショナルに語られる。本作を手掛けたのは、エミー賞受賞歴のあるアメリカ人監督パメラ・ホーガン。アイスランド旅行中に偶然知った「女性の休日」に興味を持ち、映画化を熱望。アウトサイダーの視点でアイスランド制作チームとコラボし、この知られざるムーブメントを、あれから50年という最高のタイミングで見事に映し出した。シスターフッド(女性たちの連帯)の柔らかな革命「女性の休日」は、男女平等の実現という明確な目標のもと、みんなで「休む」ことで女性の存在意義を可視化し、ユーモアと柔らかさで参加しやすくした持続的社会運動モデル。アクティビストだけでなく、普通の女性たちも連帯して踏み出した一歩は、誰もが生きやすい社会のために「いまを変えたい」人たちに、勇気とインスピレーションを与える。アイスランドの歌姫ビョークも「Incredible(素晴らしい)!」と称え、エンドロールに曲を提供した。------------------------------映画「女性の休日」公式サイト
2025年11月16日
中学2年のときの担任と、そのとき同じクラスだった友達2名の計4名で夜の食事会を行いました。言い出しっぺは私。これまでにも何度も開催していましたが、直近は15~10年前かと思います。コロナ禍が明けて久しいことと、私が来年定年を迎えるため、その前に集まりたい!と思ったからです。8月下旬に友達に手紙を出しました。なぜ手紙かというと、年賀状でしか繋がっていないからです。厳密に言うと、携帯番号もメールアドレスも知っているのですが、それらで連絡を取り合うことはふだんはまったくありません。なので、携帯番号やメールアドレスが変わっているかも?と思い、手紙にしました。手紙には私の携帯番号とメールアドレスを書いたので、すぐにメールやメッセージで返信がありました(私はLINEをやっていません)。2人のうちの1人が以前から担任と連絡を取り合っているため、彼女から担任に連絡・打診してもらいました。(そこそこ高齢なので、体調が心配)もう1人はお店をよく知っていることがわかったため、彼女にお店選びをお願いすることに。日程調整に時間がかかり、決まったのは9月中旬でした。確定した日程(11/15)はその時点では「ずいぶん先だな…」と思いましたが、あっという間でした(みんなそう言っていた)。お店選びをお願いした友達の妹さんのおススメのお店はとても人気が高く、予約を取るのに苦労というか手間がかかったようでした。彼女に感謝!です。担任は、かねてより心臓の持病があるのは知っていましたが、今春、救急搬送され、一時期入院していたとのこと。この日はお元気にご参加くださり、ほっとしました。中学時代の話や近況など、懐かしく楽しい時間を過ごしました。担任とは1次会で別れ、われわれ3人は2次会へ(と言ってもスタバ)。
2025年11月15日

かねてから一度乗ってみたいと思っていた富岩水上ラインに乗りました。富岩水上ライン私が乗ったのはAコース。環水公園から岩瀬までの片道60分。
2025年11月15日
富山県美術館のコレクション展を観てきました。金山康喜の作品が複数展示されていて興奮しました。会期中に再度観に来たいと思います。コレクション展Ⅲ富山県美術館では、2階の展示室1、2において「コレクション展 第3期」を開催します。今回は、当館のコレクションをさらに楽しんでいただけるよう、従来の展示室1に加え、展示室2まで拡充して展示いたします。※展示室1と2では会期が異なります。展示室1では、「反復」をキーワードに【TADの名品】【モチーフの反復】【過去の美術を参照する】の3つのテーマで、当館のコレクションから作品をご紹介いたします。展示室2では、令和6年度に新たに購入、受贈した作品を紹介します。【主な展示作家と作品】(予定)金山康喜:《背広を着た自画像》(1948~50 年頃)、《聖ユーレリウスの器 (1)》(1949 年)土屋仁応:《麒麟》(2025 年)野見山暁治:水彩画作品村上早:《きろく》(2019 年)、《はおる》(2024 年)村上炳人:《天才児》(1960 年代)また、今回は特に美術出版社で長年に渡り編集者として活躍した故・上甲ミドリ氏(1925~2025 年)から託された、整理・研究の途上にある膨大な資料の中から、美術作品、書簡、書籍、編集用ファイル、美術出版社関連資料など、代表的なものを紹介します。デザインコレクションⅢイラストレーションの世界「イラストレーション(イラスト)」は、「書物や広告に用いられる説明や装飾のための挿絵・図解や写真」を意味します。イラストは、それが用いられるポスターのデザインにおいて重要な位置を占め、その視覚的なイメージを決定するといっても過言ではありません。今回の展示では、ポスターに使用されているイラストに注目し、国内外のポスターを紹介します。また、椅子のコレクションも展示替えをしていますのであわせてご覧ください。瀧口修造コレクションⅢ瀧口修造とジュアン・ミロ:書簡と詩画集きみの眼、きみの手、きみの乳房‥‥/きみはひとりの雙子(ふたご)だ。瀧口修造/ジョアン・ミロ『手づくり諺 ジョアン・ミロに』Ediciones Poligrafa S.A.1970年より1940年、瀧口修造は世界でもっとも早いジュアン・ミロのモノグラフ『ミロ(西洋美術文庫48)』(アトリエ社)を上梓しました。また1958年、瀧口はヴェネツィア・ビエンナーレの日本代表兼審査員として渡欧し、欧州旅行を行いましたが、その際ミロと会うことを望みながらも叶いませんでした。そして、ミロへの継続する関心を持ちながら実際二人が出会ったのは、1966年のミロの初来日の際で、その後2人の関係は2つの共作詩画集『手づくり諺(ことわざ)』(1970年)、『ミロの星とともに』(1978年)として結実しました。このたびの展示では、2つの詩画集とそれらの制作過程を示す瀧口旧蔵の作品や書簡、およびその他関連資料を通じて、瀧口とミロがどのような問題を共有しどのように触発し合っていたのかについて考えます。この展示は、瀧口修造の生誕120年を機に、2023年から当館コレクション展の一環として、瀧口修造の資料を分有する当館と慶應義塾大学アート・センターが共同で開催している企画展の第3回目です。今回は、共同企画として初めて分有する作品と資料をいっしょに展示いたします。久しぶりに出会う瀧口の元にあった「ものたち」を通じて、よりいっそう理解を深めていただければ幸いです。シモン・ゴールドベルク&山根美代子コレクションⅢ巨匠の部屋(2)異文化へのまなざし―アフリカほか編今年度は、当館に遺贈されたゴールドベルク愛蔵の美術作品とともに、東京藝術大学音楽学部音楽総合研究センター所蔵のゴールドベルク旧蔵品の中から、主に彼が身近に置き愛でた品々を選りすぐり、シリーズ3回に渡ってご紹介します。初回はアジア・オセアニア地域に関する遺品を展示しましたが、第2回は、アフリカをはじめ、そのほかの地域にまつわる品々を取り上げます。アフリカの民族の祭礼で使用される伝統的な仮面や、死者をかたどった記念像ではないかと推測される人頭像は、人物の造形が大胆にデフォルメ、抽象化されています。このような抽象的な造形は、ゴールドベルクの視覚芸術上の好みだったのでしょう。制作地域は不明ですが、鳥の彫像や小さな騎馬像も、丸みがかったシンプルな、抽象化された造形が愛らしい彫刻です。こうした品々は、異文化への好奇心を大いにかきたてただけでなく、抽象表現の芸術家と親交の深かった彼の趣味にも「ぴったりはまった」ものであったに違いありません。異文化への関心は、視覚芸術だけでなく、もちろん音楽にも向けられていました。巨匠の収集品の中には、アフリカ発祥の民族楽器である親指ピアノ(カリンバ)や、アンデス地方の伝統的な打楽器チャフチャスといった楽器も含まれています。在りし日のゴールドベルクは、弓を異文化の楽器に持ち替えて、家族や友人の前で茶目っ気たっぷりに異国の音色を奏で、楽しんでいたのかもしれません。
2025年11月15日

石川県立音楽堂のコンサートホールが休館になったのにともない、邦楽ホールで特別定期公演が開催されることになりました。パイプオルガンのオーバーホール(分解点検修理)に伴う 石川県立音楽堂のコンサートホール休館のお知らせこの日はその第1回。購入したチケットは、前から7列目。ピアノのスマンさんの手元がよく見えました。音楽祭のときにはこの距離感で聴いたことがありましたが、「特別」とはいえ定期公演では初めて。前のほうで楽団員さんの表情などが見られる席も好きです。(値段が高いという理由で、ふだんは後方で聴いている)1曲目で、指揮の岡崎さんがタクトを落とした瞬間も見ることができました。どの曲もとっても楽しめました。2回目以降にも期待です。----------------------------指揮 岡崎 広樹ピアノ アルフォンス・スマン*コンサートマスター アビゲイル・ヤングベートーヴェン「コリオラン」序曲 op.62ベートーヴェンピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15*(休憩)フォーレ「ペレアスとメリザンド」組曲 op.80 よりシシリエンヌラヴェルピアノ協奏曲 ト長調*~アンコール~ソリストアンコール ヒナステラ アルゼンチン舞曲集よりオーケストラアンコール ドビュッシー 小組曲より第4番「バレエ」----------------------------
2025年11月14日

そんなふうには思わなかったのですが、ホームで4ヶ月勝っていなかったそうで。この日は雨風の強い日で、横断幕の掲出と大旗の使用、傘をさしての観戦が禁止されました。屋根のあるところに座席を確保できましたが、久しぶりにポンチョを着ての観戦になりました。前半のうちに佐々木選手が素晴らしい先制ゴールを決めると、客席は大盛り上がり!後半に入って溝口選手が、そして交代で入った末木選手が立て続けにゴールを決めるとさらに盛り上がりました。終盤にCKから失点。相手のPKの場面ではヒヤヒヤしましたが、ポストに当たって決まらず、ほっとしました。3-1での勝利!!! 久しぶりに気持ちの良い試合でした。この節での降格は免れました。富山vs鳥栖の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2025年11月9日)■選評2つの“初得点”を含む3ゴール。富山が残留へ望みをつなぐ富山が11試合ぶりに複数得点を挙げて3-1で快勝し、J2残留への望みをつないだ。開始から富山がハイプレスを仕掛けて鳥栖のビルドアップを阻み、ペースをつかむ。30分、右への大きなサイドチェンジを起点に攻め込んでクロスを入れ、そこから2次攻撃へ。佐々木 陽次がペナルティーエリア手前で縦パスを受けると、鋭いシュートを決めて先制した。今季限りでの現役引退を表明している佐々木 陽次が今季初得点を挙げた。J1昇格プレーオフ進出のために負けられない鳥栖は、後半の立ち上がりから猛攻を仕掛けるが、富山も体を張って守りながらカウンターを繰り出し、“次の1点”を巡る攻防が激しくなる。58分、富山は古川 真人のミドルシュートのこぼれ球をルーキーの溝口 駿が頭で押し込み、Jリーグ初得点を記録。リードを広げて優位に立つと、64分にはゴール前でのボール奪取の流れから、ルーズボールを蹴り込んだ末木 裕也が3点目を決めた。鳥栖は後半から前線に投入された酒井 宣福が縦パスを引き出して数多くのチャンスを作り、78分に右CKから鈴木 大馳がヘディングシュートを決めて追いすがる。85分にはPKを獲得したが、西澤 健太のキックがポストに嫌われて万事休す。富山は何度かあった追加点のチャンスこそ決め切れなかったが、逃げ切って4試合ぶりの勝利を手にした。得点不足に悩まされてきた富山が3得点挙げたのは明治安田J2第4節・磐田戦以来で、今季二度目。ホームでの勝利は6月28日の第21節・千葉戦以来で、雨のスタジアムが歓喜に包まれた。[ 文:赤壁 逸朗 ]先制ゴールを決めた佐々木選手。今シーズンでの引退を発表していますが、最近のパフォーマンスが素晴らしく、「引退を撤回して!」という声がサポーターからあがっています。鳥栖のゴール裏。風が強く、横断幕の掲出と大旗の使用が禁止に。富山のゴール裏。
2025年11月09日

久しぶりに金沢21世紀美術館に行ってきました。観たい展示があって行ったのではなく、バス時刻までの時間調整です。。友の会の会員なので、いつでも何回でも主催展覧会は観られるのですが、いつも混んでいる印象があり(実際に混んでいる。観光客で)、ゆっくり観られず、足が遠のいていました。今回は、あくまでも時間調整だったため「バス時刻までのあいだ」と割り切って、観ることができました。コレクション展2 文字の可能性本展は現代アート作品における文字の表れを切り口に、当館のコレクション作品をご紹介します。わたしたちの日常生活には、様々な文字が溢れています。今読んでくださっているこの文章も文字で書かれていますが、メールやSNS、本、看板、ポスター、映像字幕など、わたしたちが普段文字を目にしたり、読んだり、書いたり、打ったりする機会は枚挙にいとまがありません。情報伝達の手段としてわたしたちの生活に溶け込んだ文字ですが、文字そのものの存在や意匠、機能を考えてみる機会は案外少ないのではないでしょうか。文字が通常、情報やメッセージを伝えるために用いられるように、アートにおいても、文字があることで新たな意味が浮上し、思考が深まり想像が膨らむような作品が多くあります。一方で、文字は万能ではありません。むしろ文字によって作品の意味が撹乱され、安易な意味付けが阻まれる場合もあります。さらに、文字の様相に着目することで、書く(描く)/読むといった、文字をめぐる行為やその身体性が透けて見えてくる作品もあります。文字を取り巻く身体性に改めて目を留めることは、デジタルデバイス上で文字を扱うことが日常化した現代において重要な視座になるでしょう。本展で取り上げる作品は、絵画、版画、ポスター、書、陶、映像、インスタレーションなど、幅広い表現形式にわたりますが、そのほとんど全てに文字が組み込まれています。なぜこの作品にあえて文字が使われたのか、どうしてこの文字を選択したのか、なぜこのようなかたちで表現されているのか、文字があることでいかなる作用が生まれているのか──。こうした視点から文字に注目して作品を見つめ直すことで、新しい解釈の可能性が拓かれます。そしてまた、文字を手がかりに金沢21世紀美術館のコレクション作品を鑑賞することを通じて、SNS時代におけるわたしたちの文字との関わりかたを見つめ直す機会にもなるでしょう。文字を用いた表現の魅力と奥深さをじっくりと味わってみてください。コレクション展2 文字の可能性この日はとてもお天気が良く、「タレルの部屋(ブルー・プラネット・スカイ)」から見た空がめちゃくちゃきれいでした。ここは無料で入れますが、意外に人が少なく、とても落ち着けるので私の大好きな場所です。自分ひとりのときは瞑想できます。(「ス○ミング・プ○ル」より絶対にいいと思うのですが(笑))
2025年11月08日

チラシを見て「おもしろそうだ、観に行かなくては!」と思っていたのですが、結局、会期ギリギリになってしまいました。【概要】江戸時代前期から中期にかけて、日本列島における陶磁器の生産は限られた地域にとどまっていました。このころの前田氏の領内では、17世紀という全国的にも早い段階で色絵製品を含む磁器を生産していた九谷古窯(くたにこよう)が知られます。このほか、越中瀬戸窯(えっちゅうせとがま)などでも陶磁器が焼かれていましたが、生産地の大きな広がりは見られませんでした。それに対し、江戸時代後期には、技術の広がりや諸藩の産業振興策の影響により列島各地で数多くの窯が成立し、やきもの生産が行われるようになります。こうした流れの中で、加賀藩や支藩の富山藩・大聖寺(だいしょうじ)藩でも多くの窯が築かれます。今日、「再興九谷」と称される窯では色絵製品や日常生活用の陶磁器など幅広い製品がつくられ、やきものづくりの広がりは能登半島にまで及びました。本展では、それぞれの窯の作品に加え、窯跡や城下町遺跡からの出土資料、窯の経営にかかわる古文書などの多様な資料から江戸時代後期の加賀・能登での陶磁器生産の実態を明らかにします。令和7年度秋季特別展 花開く九谷―19世紀加賀藩のやきもの生産ブーム―
2025年11月08日

特に後半のプロコフィエフが良かったです。アンコールは言わずもがな。--------------------------------ヴァイオリン 神尾 真由子ピアノ 上原 彩子チャイコフスキー懐かしい土地の想い出 op.42チャイコフスキーワルツ・スケルツォ op.34(休憩)プロコフィエフピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 op.83プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 op.80~アンコール~ラフマニノフヴォカリーズサラサーテツィゴイネルワイゼン--------------------------------
2025年11月03日
石川県立音楽堂での演奏会のときに、演奏会のチラシといっしょに映画のチラシが入っており、観に行ってまいりました。-------------------------------世界最古にして最高峰の大舞台に青春を賭ける若き天才たち。そこにあるのは栄光か、それとも……。5年に1度、ショパンの出身国であるポーランドのワルシャワで開催されているショパン国際ピアノコンクール。スタニスラフ・ブーニン、マルタ・アルゲリッチら多くの名だたるピアニストを輩出し、出場を果たすだけで名誉なこと、入賞すればその後の成功が約束される随一のコンクールとあって、世界中の若きピアニストたちが頂点を目指す憧れのステージ。本作は反田恭平さんと小林愛実さんの日本人ふたりが入賞するという快挙を成し遂げた2021年の第18回大会をクローズアップ。コロナ禍のため1年延期となったこの大舞台に臨む6人の出場者にスポットをあて、彼らの情熱を余すところなく映し出す。奇しくも今年2025年はコンクール開催年。世界各地が盛り上がる中、その決定版が今、幕を開ける。すべてを捧げて戦い終えた若者たちを“ノクターン第8番”が包み込むとき、 魂を揺さぶるような感動が胸に押し寄せる。審査は1次から本選まで全4回、21日間にわたって行われる。ポーランド、ロシア、中国、イタリアなど国籍も育ってきた環境も異なる6人の出場者たち。とてつもない緊張に負けてしまう者もいれば、そのプレッシャーを楽しみ、力に変える者もいる。優しい先生と二人三脚で栄光を目指す者もいれば、威圧的な指導者に押しつぶされそうになる者もいる。だが、幼いころからここで演奏することを夢見てきた強い思いは同じ。我々はいつしか競技に 挑む彼らとともに舞台裏にいるかのような凄まじい臨場感を体験する。栄冠をつかむのは誰なのか。そのとき彼らは何を思うのか。本作はポーランド映画としてはじめて国際エミー賞の芸術番組部門最優秀賞を受賞した。------------------------------ショパン国際ピアノコンクールとは──フリデリク・ショパン研究所がポーランドのワルシャワで開催する、世界最古の国際ピアノコンクール。1927年に第一回が行われ、第二次大戦中に中断するも、その後は5年に1度開催される。課題曲はすべてショパン作品で占められる。映画「ピアノフォルテ」公式サイト
2025年11月03日

すでに降格が決まった相手に先制され、後半アディショナルタイムにようやく追いつくことができました。ルーキーの深澤選手がゴールを決めたのが良かったです。(対戦相手の愛媛FCにはお兄さんが出場しており、兄弟対決となりました)富山vs愛媛の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2025年11月2日)■選評富山は猛攻が実るも逆転には至らず。勝点1を分け合う結果に残留に望みをつなぎたい富山は、前節・山口戦から先発を3人入れ替え。ルーキーの溝口 駿が初先発に抜擢され、ベテランの椎名 伸志が15試合ぶりに名を連ねた。対して、愛媛は前節・磐田戦から前線の3人を入れ替えて臨んだ。互いにボールを保持してリズムをつかもうと図り、つなぎながら裏へのロングボールも交えて攻め合う。5分、愛媛にチャンス。ゴール正面から放った前田 椋介のFKが左ポストを直撃。富山は26分、左サイドを突破した溝口 駿のクロスのこぼれ球を拾ってつなぎ、古川 真人が中央から狙ったが、シュートは上に外れた。前半途中からは富山がやや押し気味だったが、先制点は愛媛に入る。37分、CKの2次攻撃から曽根田 穣がスピードに乗って右サイドを抜けてゴールライン際から折り返し、石尾 崚雅がワンタッチで決めた。後半は富山が18歳の亀田 歩夢を投入するなどして押し込み、数多くクロスを入れてゴールに迫るが、愛媛が体を張った守りではね返す。富山は71分、CKから松岡 大智が決定的なシュートを放ったが、愛媛のGK辻 周吾が好セーブで阻んだ。アディショナルタイムに入り、富山の攻勢が実る。右からのクロスに深澤 壯太が頭で合わせ、ついに同点に。その後、富山はCK、FKを得て、GKの田川 知樹も攻撃参加して逆転を狙ったが、試合は1-1で終了。富山は3試合ぶりの勝利とはならなかった。75分以降の失点が多い愛媛は前節・磐田戦に続いてその課題を露呈する形となり、連敗こそ『3』で止めたものの、4試合ぶりの勝利を手にすることはできなかった。[ 文:赤壁 逸朗 ]
2025年11月02日
今年度の秋季シーズンは一度も足を運んでいなかったこと、ピアノ独奏が岡田 博美さんだったこともあり、満を持して富山へ聴きに行ってまいりました。---------------------指揮 新田 ユリ管弦楽 桐朋アカデミー・オーケストラコンサートマスター 田野倉 雅秋ブラームスハンガリー舞曲 第1,3,10番メンデルスゾーン交響曲 第5番 ニ長調「宗教改革」作品107(第一稿)(休憩)ブラームスピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83 ピアノ独奏 岡田 博美---------------------
2025年11月01日
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