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2004.10.17
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テーマ: お勧めの本(8116)
カテゴリ: 読みまする
ポッポや



大ブームの原作でも、映画本でもなく
コミックです。
作画は、ながやす功氏
といえばあの「愛と誠」ですね。
もうそれ以外考えられません!
かろうじて「Drクマヒゲ」だとあーあーあーって感じでしょうか。

話の筋を知らない人はあんまりいない・・・と思いますが
とはいっても私は知らなかったんですけど
これから読む人のために限りなくネタばれしないよう書こうと思います。

とはいえ、話はさほど予想外の展開は見せません。
っていうか基本として予想とおり進みます。
でもそこに至るまでの駅長さんの心の動きが
じわじわじわじわと
読み手の心に積み重なっていって
一気に爆発するってそんな感じです。
とにかく駅長さんの表情が絶妙なんです。

あとがきで原作者の浅田さん本人が書いているんですが
今までは視覚的要素がない文章や音楽の方が
絵画や映画などよりも芸術の表現としては高尚だと思っていたが
この作品を読んで、芸術に関する価値観が変わったそうです。
もちろん社交辞令も多分に入っているのでしょうけど。

文章を読むときは映像を想像しながら読むわけですが
読み手が100人読み手がいれば100通りの映像ができます。
でも、それが作者の意図する方向かどうかは読み進まないとわからない場合もある。
飛躍しすぎてしまったり、想像が及ばなかったり。
もちろん文章が優れていれば、それなりの方向に導かれはするでしょうが
もともと人の想像力には限界があるような気がするんですよねぇ。

だって百聞は一見にしかずって言葉があるぐらいですから。

そこで映画なのですが
見て分かる部分も多いのですが
なにしろ随時動いてるものですから、どんなに素晴らしい表現をしようが
流れていっちゃう部分ってどうしても避けられない。
文章のようにもう一度かみしめるということができない。

文章と映画、よくもありわるくもあり。

そこで漫画です。
簡単にいうと中庸なのです。
絵がありますから、ある程度作者の意図どおり、登場人物が動き出すんですね。
そして物語は、その読み手それぞれのペースで進むわけですから
そのコマひとつひとつの動き、コマとコマの間の機微っていうのを
読み手が感じ取っていく余裕がたっぷりあります。
もちろんこれには相当の画力と周到なコマわりが絶対的に必要になってきます。
そして
この「鉄道員/ラブレター」はその条件を十二分に満たしています。

まぁ、細かく言えば気になるところもあるし
原作や映画と比較したわけではないのでわかりませんが
この物語終盤の爆発力っていうのは漫画ならではじゃないかなぁと。
私は漫画を一番最初に見て本当によかったと思います。
そのうち映画の方は一回見てみたいですけどねー。

広末だし♪

っていうか
大泣きだったりして・・・。








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最終更新日  2004.10.18 00:10:24
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