続・リッキーの旅はどこまで続くのだろう!2008 11月11日 開設    おやじのわがまま日記^^

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2009.01.20
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青少年読書感想文全国コンクール:県代表作品/10 中学校の部 /石川

毎日新聞


 ◇強く生きる--小松市立松東中3年・北口恭子さん
 「明日もまた生きていこう」。表紙の中で満面の笑みを見せるこの本の著者、横山友美佳さん。題名からもうかがえる、彼女の生きることへの力強い執念、いつも前向きな姿勢は十五歳の私にとって大きな刺激となり、壁を乗り越える勇気を与えてくれた。
 私は、横山さんと同じバレーボール部に所属していた。できるまで、延々と続く個人練習、顧問の先生からの厳しい言葉。妥協は決して許さない、辛い日々。「何で私ばっかりこんなに怒られなきゃいけないんだ」。一年、二年の間は純粋に、真剣な気持ちでがんばってきた私なのに...、と先生に対する恨みや悲しみで精神的にも相当弱っていた時期だった。そんな時に、この本のあるエピソードが私に立ち直るきっかけを作ってくれたのである。それは、横山さんが名門下北沢成徳高校に入学したばかりのころかかえていた悩みが、当時の私と照らし合わせることができたからだ。「みんなで逃げれば怖くない」と仲間で言い合い、バレーボールがもうイヤ、と真剣に思っていた横山さん。ここで私が何よりも圧倒されたのが、成徳ならではの練習に対する厳しさである。「チームメイト」を共に励まし合う存在とばかり思っていた私の甘い考え方とは程遠い、互いに本気でぶつかり合う練習環境。先も見えないただ辛いだけの日々から抜け出したい、そう思っていた彼女にとって、骨折した先輩の代わりに自分が試合に出ることになった、という思わぬ転機が初心に戻るきっかけとなる。
 「『今まで、自分は何をしていたんだろう』と後悔した。気持ち一つでこんなにも変わることができるのかというほどに練習への取り組み方が変わった」
 この文を読んで、私はハッと我に返った。「確かに私はバレー部の中で一番怒られている存在だけど、それを苦に思うのはおかしいことなのではないだろうか」。骨折した横山さんの先輩と同じように、私達のチームにも試合に出たくても出られない仲間、怒られたくても怒られない仲間がいるのに...。本当の幸せを見逃しながら過ぎていった日々に、本の中で語る横山さんと同じように、私は無念を悟った。その日からの部活は私にとって「生きがい」に変わった。「限界をつくらない」という考え方を、「夢に向かってがんばる」という考え方に変えられたことで、可能性の輪が広がったからだと思う。
 「世の中に悪い人なんてごろごろいるのに、どうして夢に向かって日々休みなくがんばっている私を選ぶの」と、懸命に日々を過ごしている人なら誰もがそう思うだろう。十八歳の横山さんに与えられたのは、がん治療という未知の闘いだった。北京五輪での活躍をも期待された横山さん、バレー漬けの日々が待っているはずだったのに...。運命とは、これ程まで残酷なものなのか。私は神様を恨んだ、絶対に許せないと思った。「もし私がいきなり『がん』と宣告されたら...」考えただけでもビクビクしてしまう。日々休みなく自身の成長を目指してがんばっていた横山さんだから、私の想像をはるかに越えるぐらいに、ショックを受けていたに違いない。それなのにもかかわらず、彼女は病身でも新たなる挑戦に挑み続けたのである。大学受験、多くの旅行...。しかし、現実の壁は厚く彼女から全てを奪ってしまったのである。
 「立派な人間になって、病気になんて負けないと証明したかった」
 この非情な現実から、私がよく使う言葉を考えた。私は、日常生活の中でよく「もし」という言葉を使う。「もし~だったら~だった」という風に活用するのだ。この本を読み進める中でも「もし、病気になっていなかったら」と、何度思ったことだろう。北京五輪の舞台に立ち、世界中の人々に感動を与えていたのではないだろうか。あるいは、早稲田大学を卒業し、人のために尽くしていたのではないだろうか。けれど、「もし」という言葉に真実や証明できるものは何もないのである。横山さんの生き方と自分の考え方を照らし合わせて、自身の未熟さを身をもって感じた。「もし、病気にならなかったら達成できた」と、横山さんは言い訳をしたくなかったんだと思う。どんな理由があろうと、できなかったことには変わりがない、と日々自分を責め続けていたのだろう。私は、今までの自分の言動を恥ずかしく思った。なぜなら、今の自分に言い訳することで、過去の努力をも否定してしまっていたからだ。
 そして、最後に横山さんはこう語る。
 「命を捨てるぐらいなら、私にください!!」
 叶えたくてもどうすることもできなかった夢、思い...。私は、この本に出会い著者の力強い生き方に魅了された。今、こうして生きていることは決して当たり前のことではない。だからこそ、何度傷ついたっていい、悩んだっていい、一度きりの人生いろんなことに幸せを感じて歩んでいきたいと思った。(「明日もまた生きていこう」横山友美佳・著、マガジンハウス)





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Last updated  2009.01.21 04:09:04
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