PR
Calendar
Comments
Freepage List
Keyword Search
テレビを観ているといらいらする![]()
![]()
下らんことを愚だ愚だと![]()
![]()
定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案は、民主党が両院協議会の開会を遅らせるなど「最後の抵抗」を試みたため、成立が26日深夜以降にずれ込んだ。
世論の評判が悪い給付金を「阻止」しようと必死の姿勢をアピールする同党に対し、与党は「憲法違反の行動」と猛反発。近く審議入りする09年度予算案をめぐる攻防もにらみ、与野党が火花を散らせた。
「議事録を残せ」(参院側委員)、「前例がない」(衆院側委員)。26日の両院協議会は事前打ち合わせの段階から、議事運営に関して与野党が激しく応酬した。
両院協の衆院側は与党議員が、参院側は野党議員がそれぞれ委員に就任。自民、公明両党が大半を予算委員会のメンバーで固めたのに対し、民主党は石井一副代表や西岡武夫参院議運委員長など「手ごわい」(政府筋)顔触れをそろえた。
「両院協議会はセレモニーとの見方もあるが、慎重に議論したい。
長い1日になると思う」。
同党の輿石東参院議員会長は26日昼の参院議員総会で、徹底抗戦を宣言した。これまで形式的な色彩が強かった両院協だが、議事録を公開し、給付金撤廃を求めて丁々発止の議論をすることで、「見せ場」をつくろうとの作戦だ。
25日の山形県知事選で民主党などが支援した新人が当選したことも、同党を勢いづかせた。
「無名の候補が当選したのは、自公政治への批判が国民の中に強いことの表れ」。小沢一郎代表は26日、富山市内で記者会見し、こう強調した。
これに対し、自民党の細田博之幹事長は同日の会見で、民主党の対応を「思惑で引き延ばそうとするのは、憲法の精神に反する行動だ」と厳しく批判。
公明党の北側一雄幹事長も党代議士会で、「政局に利用している」と非難した。
政府・与党が2次補正の成立を急ぐのは、小渕内閣当時の地域振興券と同様、給付金が国民に支給されれば、低迷する麻生内閣の支持率回復につながるのではないかとの期待感があるからだ。
もっとも、民主党は給付金財源を裏付ける特例法案の参院採決を当面、先送りするため、地方自治体による支給開始は早くても3月中旬以降となりそうだ。
一方、民主党にしても、消費税増税をめぐる自民党内の混乱が収まったことで、「面白みのない淡々とした国会になる」(民主党幹部)と懸念する声が出ている。
同党は今後の見せ場づくりで苦慮することも予想される。(了)