リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

2006.02.07
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テーマ: 花より男子(27)
【あきら】


あの後すぐ、俺は急に仕事が入ったので、総二郎と別れた。


それから2週間ほど経って、休みが取れた俺は、この間について話したくて総二郎を呼び出した。

この前別れ際に、『あの二人のことは、俺たち二人だけの秘密だぜ?』と、いやらしい笑みを浮かべた総二郎に言われたので、誰にも言ってない。





初めは、“牧野に似てるな~”と思い、興味がわき、好奇心で話しかけた。

もちろんナンパなんかじゃないぜ?
俺たちは結婚してるんだし子供もいる身だ。

そんなことより、俺たちは、その少女と一緒にいた男に驚かされた。

不覚にも、あんなに馬鹿にされたのに何も言い返せなかったのは、そのせいかもしれない…。







「それにしても似てたなー…」

「ああ、昔の司と牧野を見てたみたいだ…。

 まぁ、あの子、牧野より幾分か可愛かったけど。」

ハハ、と笑う総二郎。

「それにしても、あいつら意外とよくある顔なんじゃねーの?

 ほら、前にも出てきたじゃん。司のイトコ偽ってた奴…司のそっくりさん。

 牧野なんて、元々良くある顔だし?」

「んー…、何にしても面白い展開だな。

 あの二人、捜し出そうぜ♪」

総二郎…楽しんでんなぁ~。
気持ちは解るけどな。



 あの制服は…確か都立の水國高校だよな?」

「さぁ?俺はよくしらねぇけど。とりあえずそこから当たってみっか。

 みんなには内緒だぞ。驚かせてやろうぜ!」

誰にも言うなとは、こんな思惑があったから言ったのか…。










そんなこんなで始まった、俺たちの探偵ごっこ。

















【類】


4月も下旬に差し掛かる今日、2週間ぶりに日本に帰ってきた。

大きな取り引きも終わったし、暫くはこっちでゆっくり出来るかも…。




半日ほどたっぷり寝た俺は、意味もなく散歩に出かけた。

もう夕方近くで、街には帰宅途中と思しき中高生が沢山いた。


俺は街中で立ち止まり、一つの場所をジッと見つめた。


……牧野がバイトしてた団子屋…。

あの団子屋はまだあそこにあるのに、何で牧野はいないんだろう…?

そう思うと、急に底知れぬ虚無感に襲われた。


やっぱり“暇”って良くないな…
要らないことまで考えてしまう。



……!!!


そんな時、俺の目の前を一人の少女が通りかかった。


「…まき…の?」


俺の声でその少女は振り返った。

牧野より少々背も高いし、顔も心持ち整ってるけど、真っ直ぐな黒髪に力強い目の輝きは似てる…。

「…?

 呼びました?あなた誰ですか?あたしのこと知ってるんですか…??」

いや、牧野の訳ないじゃないか…。
あれから16年以上経ってるんだ。

それにしても気になることがある。

「ねぇ、君“牧野”って言うの?」

「はぁ?
 知ってて声かけたんじゃないんですか?」

「いや、君のことは知らない。」

「はぁぁ??
 じゃ、何で…」

この子にしてみれば、俺は相当な不審者なんだろうな。

それにしても面白い顔…

「ん、俺の友達と似てたんだ。彼女も“牧野”って言うんだけど…

 プ、クク…それにしても君のその顔おかしいね…ククク…アハハ」

久々に笑ったかも知れない。

目の前の少女は真っ赤になって怒り出しそうだ。

「ちょっと!あなた失礼だと思わないの!?

 初対面の女の子からかって面白いですか!?え!!」

「ごめんごめん……クク」

あ、そうだ…

「ねぇ、君今暇?一緒にディナーでもどう?もちろん奢るし。」

「それってナンパ!?

 あーあー、何であたしは、美形だけどオジサンにばっかりナンパされるんだろう…」

ん~、ナンパと言えばナンパなのかな?

それにしても、オジサンなんて言われたの初めてかも。。これでも年の割に若く見えると思ってたのに。

「で、どうする?」

「行くわけないじゃないですか!こんな見ず知らずのオジサンと…」

まぁ、妥当な答えだよね。

「俺さ、こう見えてもまともな奴なんだよ?

 はい、これ名刺」

そう言って、名刺を一枚差し出すと少女は受け取ってジーと見ている。

「は、花沢物産副社長ー!?こんなに若いのに凄いのね…あの花沢物産の…

 ん?花沢類?…って、あなたボンボンなの?なんだ~尊敬して損したわ。」

オジサン呼ばわりしたくせに、“若い”って…。

それよりこの子は名前より肩書きを先に見たのか…変な子。

「ね?身分はちゃんとしてるでしょ?

 これも何かの縁だと思って、友達になろうよ。」

「ん~…友達か…なんか凄いね。

 ちゃんとした人みたいだし、夕飯くらい付き合ってあげても良いわよ。」

そう言うと少女はバッグから携帯電話を取り出し、電話をかけた。
おそらく自宅だろう。

『友達と夕飯食べて帰るね』と言った彼女には笑えた。















それから俺たちは、個室付きの料亭に入った。

「すご~い!ホントにお金持ちなのね…

 あたし、本当に奢って貰っちゃって良いのかな…?」

「気にしないで良いよ。好きなだけ食べて良いからね。

 はい、メニュー」

メニューを受け取った彼女は、ブツブツ言いながら見入っている。



ん?そーいえば大事なことを聞き忘れてる。

「ねぇ、俺、君の名前まだ聞いてないんだけど…」

「あ!そう言えばそうね。あたしったら…

 あたしは柚だよ、牧野柚!」

「柚か、可愛い名前だね。」

ニコッと笑顔を向けてみると、彼女は赤くなった。

「と、ところで花沢さん、何頼むか決まった?
 あたし、こういうところよく判んないから、あたしの分もテキトーに頼んでくれないかな…?
 というか、あたし、めっちゃタメ口叩いてるし!
 目上の人は敬えってママに言われてるのに…」

動揺したら良く喋る…か。

「ぷっ…」

「な、何ですか!?」

「いや、何でもないよ。

 じゃあメニューは俺と同じで良いよね。

 言葉はタメ口で全然良いよ。

 ところで柚ちゃん、高校生だよね?制服着てるし…」

「あ、うん、今年から高校生なの。

 先月末に東京に越してきたばっかでまだ友達少ないし、花沢さんとホントに友達になれたら嬉しいかも!

 …あの、失礼かも知れないけど、花沢さんは何歳なの…?」

「俺も仲良くなれたら嬉しいよ。
 でも、俺忙しいから、あんまり遊んであげられないかも…。

 それより歳だけど、いくつくらいに見えるかな?」

オジサン呼ばわりされたけど、この子の“オジサン”の基準は何歳なのだろう…?

それとも、俺はそんなに老けて見えるんだろうか…。

「ん~そうねぇ…27歳くらいかしら?」

この子は一回りしか違わない大人のことを“オジサン”と呼ぶのだろうか…。

「残念だったね。

 俺は先月で35になったよ。」


ブーーッ


彼女は飲んでいたジュースを思いっきり吐いた。

「35!?え~凄い若作りしてんのね…。

 まさかママより年上だとは思わなかったわ…。」

別に若作りしてるつもりはないんだけどね。


それにしても、この子の母親は大分若いんだな…。




その後は、他愛もない話をして過ごした。

帰り、送るという俺の申し出を断った柚は電車で帰っていった。














*あとがき*

ぐはッ…きっつー… 何

今日授業中構想を練ってました。
あんまり意味なかったですけど(〃-д-)





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Last updated  2006.02.07 19:31:17
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