リク☆ラグナロク(花男SS/質問素材etc)

2006.06.30
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テーマ: 花より男子(79)
食堂らしき場所まで着くと、ドアの向こうから女の叫び声が聞こえてきた。






「何であたしがそんなことしなくちゃなんないのよー!?

 いい加減、あたしを家に帰して!!」


ドアを開けると、1人の女がもの凄い剣幕で男を怒鳴っていた。

食事の席位置からして、あの男が長の司なのだろうか?


「うるせぇよッ!お前は一生ここで暮らせば良いんだよ!!

 俺のつ、妻になれば一生贅沢して暮らせるんだぞ!?」

「妻ぁ!!??

 冗ッ談じゃないわよ!!何であたしがあんたと結婚なんてしなくちゃいけないのよ!?




話の内容から考えて、あのギャアギャア捲し立ててるのがきっと姫様とやらに違いない。

…“姫様”と言うには、少々元気すぎる気もするけど。



「牧野?」


俺は2人の間に割って入った。

姫様らしき女は、『誰?』と訴えかけるような目で俺を見てきた。

司の方は、今にもぶち切れそうな顔をしている。


「俺は類。

 俺たちは遠路遙々、牧野家の姫様を助けに来てやったんだ。

 悪いけど、司?姫様を返してくんない?

 俺、早く帰りたいし…」

「何だてめぇ…」



 え、ていうか、ちょっと待って…!

 類って…もしかして桃太郎!?」


なんと、姫まで俺のあだ名を知っていたのか。



「こいつを連れて行くことなんて、俺が許さねぇ!」

凄む司。




「でも、お前はさらってきたんだろ?

 そんなんじゃ一生愛してなんかもらえないよ。」

「うぐっ……」


司の奴、なんか押されてる。

意外に早く説得出来るかも。

バカっぽいし、言いくるめてしまえば良いだけだ。



「そうだぞ司、お前は女のことを少しも解ってねぇ。」

「そうそ。大抵の女は、優しくしてくれる男に弱いんだ。」


いつのまにか総二郎が司の右肩に、あきらが左肩に手を乗せて語り始めている。

総二郎のみならず、あきらもその手の者だったのか。



そして2人は、“女を口説き落とす方法”とかいう、わけのわからないものを司に伝授し始めた。


初めは、文句を言いながら拒否していた司だが、

『いいから聞いとけっ!』という2人におされて、渋々聞いていた。


俺も誘われたけど、そんなものにさらさら興味はない。



ところで、司は牧野を射止めたいんだよね?

姫様ったら、思いっきり聞いちゃってるけど、良いのかな?


















それからしばらくすると、司はやっと姫を解放する気になったらしい。

でも、諦めた様子は微塵もない。


とにかく俺は、姫様を連れて鬼ヶ島を出た。

これでやっと家に帰って安眠できる。























家に帰り状況報告をすると、老夫婦は凄く喜んだ。

数日後、牧野家からもの凄いお礼が届き、うちは一気に裕福になってしまった。


そして、風の噂で聞いたことだけど、司と牧野家の姫様・つくしはめでたく結婚することになったらしい…。

新居は鬼ヶ島の中央にドーンと建てたとか。

あの状況から、どこでどうなったんだか……。

総二郎とあきらの助言は無事役に立ったのかな?

どうでもいいけど、これでもう鬼ヶ島の悪い噂を聞くことはなくなるだろう。




めでたし、めでたし。















fin...















*あとがき*

やっぱりオチが微妙(A;´・∀・)
“桃太郎”を題材としたのが間違いだったか…。もしくは、類を桃太郎に仕立て上げたことかな?
というか、類を桃太郎にしてるのに、何となく最後はつかつくって変…((笑


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Last updated  2006.06.30 12:37:29
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