PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
フリーページ
3日前のこと、Kさんが私を待ちかまえていたように「花が咲いたよ!今の内に見ておいたほうがいいよ、そのうちにピンク色に変わるから…」という。リハビリの患者さんを移動してから急いで中庭に行くと、可憐な白い花がいっぱい咲いていた。よく見ると花の間に芽吹きの淡い緑の葉が見える。
「山桜ですか?」と私。「大島桜だよ、家の近くの公園で拾った種を蒔いて育った。今は花が白いけど、葉が目立つ頃になると花の芯からピンク色になって、花びらまで淡いピンク色になる。そうすると散り始めるんだ。不思議だねえー。」とKさん。
そして今日、雨が上がるのを待ちかねて私は中庭へ行く。「あ!ほんとだ!ピンク色になっている!」思わず大きな声をだしてしまった。「どうしたの?」ヘルパーさんが近寄ってきたので、先日聞いたばかりの「大島桜」の話を伝えたが、興味が無いのかさっさと帰ってしまった。
私は、午後からの仕事の時間が気になって仕方がなかったが、一分でも長く、この大島桜という「実生の桜」を見ていたかった。白~ピンク、なんて不思議なんでしょう。花びらは雨のせいもあるのでしょうが、池や、その周りの机や椅子などに散り始めていた。
ごはんつぶよく噛んでゐて桜咲く 桂信子(句集・春陽堂)所収

実生の桜です。28年前に蒔いた種からだそうです。