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久しぶりに何の予定も入っていない一日。三日ほど続いた雨も上がって、風もなく爽やかな秋日和。なにやらうれしくなって家事に専念したりといろいろ。日差しに向かって蒲団を叩いていると、健康でいられることの幸せをしみじみと思う。
家の前の僅かな花壇も草が生え、日日草も疲れ切っているように見えた。「ご免なさい」寄せ植えの花に謝りながら全部の鉢(と言っても少しなのだが)をひっくり返して、植え替えることにした。釣瓶落としの残り陽を背中に感じながらの土いじりは心地よいばかり。
パンジー、ガーデニングシクラメン、ビオラ、ジュリアン、ノースボールと、カタカナばかりの花を植え終えて、♪るんるん♪。ふと、玄関横のピラカンサとその上の釣り偲ぶに目を移すと、釣り忍は紅葉の真っ盛り。この二つだけは、我が家の玄関で30年以上も変わっていない。ああ、ダメ。ネガティブ(T_T)。
そう言えば午前中、片付け物をしていてアルバムを開いたけど、あわてて閉じてしまった。まだダメ。毎日忙しがって気負っていただけで、やっぱりまだダメなのかも知れない。でも「シーソー」ならば、明日はきっと笑って過ごせる日。今日は泣くだけ泣いておこう。
冬隣灯らぬ部屋の時計鳴る 田中千鶴子(ザ・俳句歳時記)所収
