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いよいよ、出発。やっぱり航空機は座席の間隔が狭く、居心地が非常に悪い。運良く、隣が空席だったため、若干余裕ができたが…12時間は長いなと1時間ですでに意気消沈していた時、2つ隣の席のおばちゃんが話しかけてくれた。その人はどうやら、カサブランカに行くらしい。ダンスの先生もされている方で、カサブランカの文化とダンスを堪能しに行くそうだ。なかなかおもしろそうな旅だなと関心した。あーだこーだ海外旅行や仕事の話をしているうちに、いつの間にやら日本時間でのカウントダウンが始まった。機長の「3、2、1…Happy New Year!!」の声が妙に寂しかった。でも、機内は大盛り上がり。拍手が沸き起こり、皆でお祝いした。現地時間はまだ19時ぐらいだったんですけどね…


こんな体験めったにできないなと思いながら、窓の外を見ているとそこはもうパリだった。12時間のフライトも興奮しているとあっという間だ。「Merci!!」とパイロットに一声かけ、初めてパリに足を踏み入れた。一番初めに驚いたこと、それは匂いだ。パリのシャルルドゴール空港はすごくいい香りに包まれていた。おフランスな感じの匂い…とにかく、不思議と心を盛り上げてくれる匂いだった。そんなこんなで、入国審査。よく考えるとフランス語に全く触れたことがない。急いで辞書を開き、日常会話で使えそうな言葉を拾った。でも結局は「Bonjour!!」と言っただけ…何とかフランス入国成功。いよいよ海外の旅の幕開けだ。黒人ばかりで若干怖いゲートを抜け、ショップが建ち並ぶエリアに来た。立ち寄ったショップでパリ・サンジェルマンの雑誌を買おうとした際、誤ってポンド紙幣を出してしまった。店員さんに「ここはフランスだぜ!!」って言われてしまった。ただ、買い物はスムーズに行き、サンドイッチも口にした。そうこうしている間にフライト時間が近づいてきた。マンチェスター行きの最終便は誰も乗る気配がない。結局15人ぐらいしか乗っていなかった。観光客などいるはずもない。まあとにかく、憧れのイングランドに向け出発だ!!

って意気込んでいたのだが、疲れて寝てしまい、気がついた時には空港に到着していた。イングランドの空は当然のように僕を雨で出迎えてくれた。でも、自然と笑顔が出ました。到着した時は嬉しかったな。ただ、入国審査で英語をベラベラ話され、全く理解できなかった。挙げ句の果てに、勝手にユナイテッドファンにされ、慌てて、リバプールと言ってやった。こいつ誰や!?みたいな顔をされながら何とか突破。ようやく、明日に向けホテルでゆっくりできるな…と思った矢先、ホテルのあるピカデリー駅に向かう終電が行ってしまったことに気づかされた。通りで人がいないわけだ。片言の英語を駆使し、コーチというバスで何とか目的地、マンチェスター・ピカデリー駅に到着した。その時、時計の針は、あと30分で2006年が終わることを教えてくれた…つづく。



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