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昨日は代筆で失礼した。
我輩はあのような頭の悪そうな話方はしないのだが、なにぶん頭の悪い母ちゃんの所業なので許していただきたい。
我輩は、まぁまぁ元気である。
というのも、母ちゃんにうつされた風邪であるが、実はあの後大変だったのである。我輩は生まれて初めて40度近い熱を出してしまったのである。
さすがの我輩も頭が朦朧として大変であった。
そしてさすがののんきな母ちゃんも、さすがに心配して我輩をずっと抱っこしていてくれた。
しかし朝起きたら熱も下がり、鼻水もずいぶんよくなったのである。
しかし、心配した父上が水分補給が必要だと早朝から粉乳を作って持ってきてくれたのはありがたかったのだが、その粉乳の熱いことに閉口した。
のんきな母ちゃんに呆れられて再度粉乳を冷やしに行く父上は少し哀れであった。
しかし、いくら我輩でもあんな熱い粉乳は飲めん。
その後、イマイチ便の調子は悪いものの、我輩としてそれなりに気分もよくくつろいでおったのだが、事態は急変した。
母ちゃんの元に、心配したおばあ様や父上からの電話がひっきりなしにかかり、もう大丈夫~とのんびり構えておった母ちゃんにプレッシャーをかけるのである。仕舞いには開業医をしているかおばあ様(母ちゃんの姉上)の旦那様にまで連絡をして我輩の容態についてたずねることとなり、4ヶ月の赤子が風邪などひくはずがない、何か違う病気かもしれないので病院に連れて行けという決定が下されたのである。
我輩はもうそんなに具合悪くないのだが。
我輩は急遽着ぐるみのようなもこもこした洋服を着せられ、母ちゃんとおばあ様に連れられて初めての小児科なるものに出かけることとなった。
外は盛大に雪が舞っているというのに。
病院につくと我輩は身包みをはがれ、母ちゃんに抱かれたまま医者なる男性の前に連れて行かれた。聴診器を当てられ、尿を調べるために、こともあろうか我輩の大切な男性のシンボルの周りにビニール袋のようなものを貼り付けられた。
それだけでもかなりショッキングな出来事であったにも関わらず、その後我輩は母ちゃんから引き離されたのである。
そして、ピンクの白衣を着た、年齢的にはかなりピンクの厳しい看護士の女性は、こともあろうか我輩のむちむちとした柔らかい二の腕に針を突き刺したのである。
その衝撃といったら!
いや、もう思い出しただけで恐怖と驚きに身がすくむ思いである。我輩が抵抗できぬと思ってなんてひどいことをするのであろうか。
我輩が身も世も無い風情で泣き叫んでいると、やっと母ちゃんの元に帰してもらった。母ちゃんは我輩を抱きしめて「いいこだね、えらいね」と褒めてくれたが、所詮ひとごとである。優しい母親の振りをしても、実は母ちゃんも注射恐怖症であることを我輩は知っている。
その後また、我輩は母ちゃんと医者の前に連れて行かれた。
今度は何をされるのかとびくびくものである。
すると今度は医者が怪しげなストローのうんと長いもののようなチューブを取り出してきた。母ちゃんに我輩の両手を軽く押さえておくように告げる。
またしても嫌な予感である。
そして、その医者はそのチューブをこともあろうか我輩のちっちゃくてプリチーな鼻の穴に突っ込んだのである。それも我がことながら「嘘だろ?」と思うくらい深々と。
そして。
しゅごごごごごごご。
まことに嫌な音と共に、我輩の鼻水を吸いだしたのである。
オムツがえの度に人様に菊の門まで見られることに慣れている我輩であるが、何とも言えず妙な羞恥を感じる体験であった。
そんなこんなで、いろんなものを突き刺され、裏にされたり表にされたり、さんざんに弄ばれた結果、我輩の発熱の診断は。
母ちゃんの風邪がうつった。
誰だ、赤ん坊は風邪をひかないと言ったやつは。
しかしまぁ、下痢止めと鼻水の薬と、念のための座薬をもらったし、のんきな母ちゃんの自己管理の甘さと繊細さに欠ける育児が白日の下に晒され、少しは反省する気になれば、わざわざ病院に行った甲斐もあるというものである。
我輩も貴重な経験をさせて頂いた。
病院というものはなかなか恐ろしいところであると勉強になったのである。
あの、白やピンクの服を着た大きな人間たちの優しい笑顔と声に騙されてはいけないのである。
そして、やはり健康が第一である。
我が家は今、母ちゃんも父上もこんこんずるずると風邪の菌が充満している。我輩の稚拙な日記を楽しんでいただいている皆様方もなにとぞお体には気をつけて欲しいものである。
明日には我輩の体もいつも通りになっていることであろう。
よい週末を。
おやすみなさいませ。
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200位をきって不肖の母が大喜びである。
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