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これはさすがに、しんどすぎる。西武を襲った「悪夢の5失点」と相次ぐ離脱
西武0-5ソフトバンク。
スコアだけを見れば、完敗だった。
打てない。
守れない。
そして、ケガ人まで増えていく。
今の西武ライオンズにとって、あまりにも苦しい一日になってしまった。
しかも、ただ負けただけではない。
これからの戦いを考えると、ファンとしては「勘弁してくれよ……」と言いたくなるような出来事が、いくつも重なった。
渡部聖弥、顔面に打球直撃
まず何より心配なのが、渡部聖弥だ。
三回無死一塁。
ソフトバンク・正木の痛烈なゴロを、三塁を守っていた渡部が捕球しようとした。
ところが打球がアンツーカーでイレギュラー。
そのまま左頬付近を直撃した。
映像を見ていても、あまりにも怖い瞬間だった。
渡部はそのまま負傷交代。
病院で診察を受けた結果は「眼窩底骨折」。
10日に出場選手登録を抹消されることになった。
現時点ではチームドクターの診察を受けておらず、全治はまだ分からない。
ただ、野球の結果以前に、まずは本人の無事を願いたい。
打球が顔面に当たる。
これは本当に怖い。
選手が一生懸命プレーしているからこそ起こるアクシデントとはいえ、ファンとしては胸が痛くなる。
どうか大事に至っていませんように。
そして、しっかり治して戻ってきてほしい。
そして若林楽人まで……
さらに追い打ちをかけるように、若林楽人も登録抹消。
理由は「恥骨筋の肉離れ」。
これも痛い。
若林は7月29日に巨人から金銭トレードで西武へ移籍。
本来なら少しずつチームに慣れていく時間があってもよかったはずだ。
ところが、西川愛也が8月1日に左膝内側側副靱帯損傷で離脱。
その影響もあって、若林は予定より早く1軍に昇格することになった。
そして5試合に出場。
ようやく西武でのスタートを切ったと思った矢先だった。
肉離れで離脱。
「なんでこうなるんだ……」
西武ファンなら、そう思ってしまうだろう。
しかも今の西武は、外野手が本当に足りない。
昨オフにDeNAからFA移籍した桑原将志。
交流戦MVPの長谷川信哉。
昨季ゴールデングラブ賞を獲得した西川愛也。
そしてこの日は林安可まで左膝痛で登録抹消。
そこに若林まで加わった。
外野手が次々と離脱していく。
もう「ケガ人が多い」という言葉では片付けられないレベルになってきた。
そして、また前田悠伍にやられた
それでも試合は続く。
相手はソフトバンク。
先発は前田悠伍。
……嫌な予感しかしない。
そして、その予感は見事に的中した。
西武打線は、またしても前田悠伍を攻略できなかった。
7回まで投げて無失点。
西武打線は散発4安打。
なんと二塁すら踏めなかった。
これで今季、前田悠伍との対戦は3度目。
7月1日、7回無失点。
7月26日、6回無失点。
そして今日、7回無失点。
合計20イニング。
西武、20イニング連続無得点。
これはもう「相性が悪い」というレベルを超えている。
完全に天敵だ。
しかも前田は、この勝利で開幕から10連勝。
その節目を、西武が見届ける形になってしまった。
悔しい。
とにかく悔しい。
打線が「点を取れない」のではなく「チャンスすら作れない」
今日の西武打線で特に苦しかったのは、ヒットが出なかったこと以上に、走者を得点圏まで進められなかったことだ。
2回。
先頭の平沢大河が右前打。
ここから何とかしたい。
しかし後続が倒れる。
4回には1死から中村剛也が左前打。
プロ25年目のベテランが塁に出る。
しかし、ここでも得点にはつながらない。
5回には岸潤一郎が中前打。
エンドランも仕掛けた。
ところが二ゴロ併殺打。
何をやっても、あと一本が出ない。
いや、「あと一本」以前の問題だった。
得点圏にすら進めない。
これでは、投手陣がどれだけ頑張っても勝つのは難しい。
武内夏暉は責められない
先発の武内夏暉も、数字だけを見ると6回1/3、11安打、4失点。
6敗目。
でも、今日の武内を責める気にはなれない。
2回に近藤健介に先制ソロを浴びた。
そこからは走者を背負いながらも粘った。
1点差のまま試合を進めた。
打線が1点でも返してくれれば、まだ分からない。
そんな状況でマウンドに立ち続けた。
しかし7回。
1死一塁から正木の打球を中堅手・岸が捕球。
ところが三塁への送球が悪送球となり、その間に一塁走者が本塁へ。
不運な形で追加点を許した。
さらに周東に内野安打。
ここで武内は降板。
その後、黒田が2死満塁まで追い込まれ、山本祐大に左翼手の頭上を越える走者一掃の3点適時二塁打を浴びた。
一気に5点差。
試合が決まった。
それでも、武内は6回1/3を投げて5奪三振。
失点4のうち自責は3。
「よく粘った」と言っていい投球だったと思う。
だからこそ、打線の援護が欲しかった。
本当に欲しかった。
今の西武は、完全に踏ん張りどころ
この敗戦で西武は再び3位に転落。
しかも2カード連続の負け越し。
そして自力優勝の可能性はすでに消えている。
ここから先は、一つ一つ勝っていくしかない。
でも、その大事な時期に主力級の離脱が相次いでいる。
桑原。
長谷川。
西川。
林。
若林。
そして渡部。
もちろん、ケガは誰のせいでもない。
だからこそ、ファンとしては責めることもできない。
ただただ「早く戻ってきてくれ」と願うしかない。
それでも、応援するしかない
正直に言えば、今日の0-5は悔しい。
前田悠伍にまた抑え込まれたことも悔しい。
20イニング連続無得点なんて、ファンとしてはため息しか出ない。
武内が粘っているのに、打線が応えられない。
守備のミスから失点する。
そして、またケガ人が増える。
何もかもがうまくいかない一日だった。
でも。
ここでファンまで下を向いたら終わりだ。
シーズンはまだ終わっていない。
3位から落ちた。
それでも、まだ戦える。
今いる選手たちが踏ん張るしかない。
若手がチャンスをつかむしかない。
控え選手が「俺がやる」と前に出るしかない。
西口監督も、今いる戦力で戦うしかない。
そしてファンも、応援するしかない。
もちろん、今日のような試合を見せられたら文句も言いたくなる。
「打ってくれよ」
「守ってくれよ」
「もう少し武内を助けてやってくれよ」
そう言いたくなる。
でも、それも全部、西武が好きだからだ。
だからこそ、ここから這い上がってほしい。
ケガ人が戻ってくるまで、今いる選手たちで耐えてほしい。
若手には、この苦境をチャンスに変えてほしい。
そして何より、渡部聖弥、若林楽人をはじめ、離脱した選手たちには一日も早く元気になって戻ってきてほしい。
今日の0-5は、間違いなく苦しい敗戦だった。
でも、シーズンが終わったわけじゃない。
むしろ、ここからが本当の踏ん張りどころ。
西武ライオンズには、こういう苦しい時にこそ見せてほしい。
「まだ終わってないぞ」と。
3位からでもいい。
どんなに苦しくてもいい。
最後まで食らいついてほしい。
西武ファンは、簡単には諦めない。
だから選手たちも、どうか諦めないでくれ。
ここからの一勝一勝を、全部取りにいこう。
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