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いやぁ、これはデカい。
西武、2位を守った。
しかも相手は3位の日本ハム。
ここで連勝できたのは、シーズン残り37試合を考えても本当に大きい。
6回まで、正直「また残塁祭りか……」って感じだった。
毎回のように走者は出る。
でも、ホームが遠い。
そんな嫌な空気を、7回に全部ひっくり返した。
しかも2点ビハインドから。
先頭の山村が追い込まれてから150キロをセンターへ。
前日も得点の起点になったヒットを打っていて、この2試合、目立つヒーローじゃなくても確実にチャンスを作ってる。
ここから流れが一気に変わった。
安打と相手失策で無死二、三塁。
そして源田。
「チャンスの場面だったので積極的に振りにいきました。ランナーをかえすことができてよかった。よっしゃー!」
右翼線を破る同点の2点適時二塁打。
いや、こういうところで打つ源田、やっぱり頼りになる。
そして、その流れを一気に持っていったのが小島大河。
1死一、三塁。
日本ハム・島本のスライダーに合わせた打球が、ルーフオープンデーの強い風にも乗って右中間スタンド最前列へ。
勝ち越し6号3ラン。
ドカン。
2点ビハインドが、あっという間に5-2。
西武の“ビッグチェーン打線”が、久々にさく裂した瞬間だった。
ただ、この試合で忘れちゃいけないのが渡辺勇太朗。
7回4安打2失点。
失点はソロホームラン2本だけ。
初回は水野、吉田から150キロ直球で連続三振。
レイエスも151キロ直球で打ち取り、いきなり3者凡退。
2回もわずか7球で3者凡退。
ところが3回、清宮に弾丸ライナーのソロを浴びる。
さらに6回には水野にもソロ。
打った瞬間、両膝に手をついてうなだれる場面もあった。
「ぶつけようのないフラストレーションもありました」
そりゃ悔しいよな。
でも、そこで崩れなかった。
7回に味方が5点取ってくれたあと、その裏を無失点。
ちゃんと勝ち投手の権利を守って、マウンドを降りた。
そして約2か月ぶりの5勝目。
「全体的にヒットも少なかったし、良かった。うれしいです」
この笑顔が見られただけでも、今日は勝った意味がある。
しかも本人は、
「本当に頼もしいドラフト1位ルーキー。野手のみなさんがいい守備をしてくれたし、一挙に5点も取ってくれたので、みなさんのおかげで勝てた」
って、チームへの感謝を口にしてる。
こういうところも渡辺らしい。
そして8回。
もうお馴染みになりつつあるウィンゲンター。
3点リードで登板して、1イニング無失点。
最後はレイエスを159キロで空振り三振。
これで連続ホールドは20試合。
登板20試合連続無失点、防御率0・00。
前日に更新したプロ野球最多の連続ホールド記録を、さらに20試合まで伸ばした。
西口監督も「もう安心して見てられる」。
そりゃそうなる。
終盤にこの男がいるだけで、試合の見え方が全然違う。
そして、地味に大きいのが山村。
なかなか結果が出ず、何度も2軍調整を経験した。
そこで思い切って極端なオープンスタンスに変更。
「懐を広く、体幹を意識する目的でああしました。力が入りやすいような構えでやってます」
その結果が、この2試合のヒットにつながってる。
「めちゃくちゃいいヒットじゃないですけど、ヒットになっているので。今日はどっちも追い込まれてからのヒットだったので、ちゃんと逆方向を意識して対応できたかなと思います」
渡部聖弥が左眼窩底のケガで離脱している今、三塁の山村にとっては大きなチャンス。
「しっかり結果を残して活躍して。貢献したいですね」
この言葉、めちゃくちゃいい。
チャンスが転がってきたなら、あとは掴むだけ。
今回の2連勝、本当にいろんなところが噛み合った。
渡辺が粘る。
山村が流れを作る。
源田が同点にする。
小島が試合をひっくり返す。
そしてウィンゲンターが締める。
誰か1人だけじゃない。
「みんながみんな全員、試合に入れてる感じがある。どんな展開でもみんなガッと入れてる」
源田が話したこの言葉、そのまま今の西武を表してる気がする。
北の大地で、屋根まで開いた。
果てしない空の下で、6回まで眠っていた打線が7回にドカン。
2点ビハインドから一気に5点。
こういう試合を取れるのはデカい。
3位日本ハムとの直接対決で連勝。
西武は2位をキープ。
残り37試合。
まだまだ、ここから。
このチーム、ほんと簡単には終わらない。
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