こんぱすコーチの全方位日記

2010年10月14日
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テーマ: コーチング(55)
「ボクはねぇ。人間が大好きなんだよ」

2005年春、コーチ養成機関である「 コーチ21 」のセミナールームで、
後のマイコーチと初めて出会い、一番最初に聞いた言葉です。

さかのぼること2~3か月ほど前の2005年1月から、
僕はコーチ養成のための『 コーチ・トレーニング・プログラム(CTP) 』を
受講し始めていました。

このCTPは、毎回1時間のディスカッション形式の授業が
電話会議の手法で行われます。

そこに履修登録した受講生たちが電話で「入室」しており、
「クラスコーチ」と呼ばれるリーダーの先導によって
カリキュラムが進行します。

「電話で授業」というのは慣れないと違和感なのですが、
コーチングの真髄である「聴く力」を養成するためには
とても効果的な手法でもある、と説明されています。

電話でのクラス進行が主体となると、
お互い、顔も素性も分からない人たちと延々お付き合いすることになり、
それも何だか寂しい話。
で、コーチ21の方では、
CTPの受講を開始した人たちだけの、集合研修を企画しています。



「はい、それではこれからコーチングの練習をしてみましょう。
自由に2人組みになってくださ~い」
と進行役のスタッフに言われ、
すぐそばにいた人と「お願いします」ということになった。
その人が、後のマイコーチとなる人だったんです。


ベテランのコーチも参加していることを知らなかったので、
「初心者にしては、すごくコーチ然としているなぁ」
(初心者じゃないので、そりゃ当然です)という印象でした。
で、冒頭のセリフです。

名刺をもらうと、「どこかで記憶のある名前だ」と思いました。
後で調べてみると、クラスコーチ、しかもその中でも位の高い
「シニアクラスコーチ」という肩書きを持っている人でした。

「そんな人と、2人組みになってコーチングの練習をしてたんや!」
何だか雲に乗った気分でした。

さっそく翌月に、その人がクラスを運営している授業を受講しました。
他のクラスコーチとは一線を画す、とても自分が活性化される内容でした。
「これはスゴイ人だ。こんな人が自分のコーチになってくれると、
自分ももっと活性化されるんだろうな。
でもコーチをお願いするには、敷居が高いよなぁ」

それから紆余曲折があって、2年後、
たまたま別の勉強会で出会ったときに、思い切って
「僕のコーチになってくれませんか?」と切り出した。

あにはからんや、ニコニコしながら
「あぁ、良いよぉ~。やっとボクのところに来てくれたねぇ」
と意表を衝く返答。

数日後、オリエンテーションと称して電話で話し合いました。
「ボクは、生き方を共感できる人しかサポートしないんだよ。
なので、コーチを引き受けるかどうかちょっと考える時間をください」
と言われ、果たして1週間後、
「ぜひ、まさやんのコーチを引き受けさせてください」となりました。

後で周囲の話を聞くと、
コーチをお願いしても、3割はお断りされるんだそうです。
僕は7割の方に残り、マイコーチのお墨付きを得たのでした。

それから毎週火曜日、早朝の30分が、
マイコーチとのセッションとなりました。
こちらが電話をかけてコーチが応答し、
いろんなテーマで話し合う。
話し合う、というよりも教えられることの方が多いかな?

僕より2周り弱年上のマイコーチ。
「お兄さん」と呼ぶには歳が離れすぎ、「親父」にしてはちょっと若い。
そんな世代間だからこそ、素直に信頼を寄せることができたのも
あるやもしれません。

「まさやんは、すごい誠実な人だし、自分の軸をきちんと持っている。
ただし、持てる能力の75%を眠らしてしまっているのも事実。
ここを1%でも2%でも多く発揮すると、
あなたは今以上のサクセス・ストーリーを描くことができるんだよ」

そんな自分評と明確な課題を与えてくれました。

そして、大きな承認ももらっています。
たとえば…。

2年前に勤続20年表彰を受けたとき、
多くの社員の前でスピーチをする機会があったのですが、
そのときのスピーチ原稿に対して
誰よりも大きな拍手喝采をしてくれたのはマイコーチでした。

「この文章の中に、過去への謝罪と、現在への感謝と、
そして未来への展望や後輩への贈る言葉、すべてが凝縮されている。
これがまさやん、あなたの真髄なんだよ。
こんな文章、誰でも書けるものじゃあない。あなただから書けたんだよ」と。

僕が今、いろいろと考えや思いをめぐらせる原点は、
このマイコーチの生き方と大きな承認が基点になっている。


Want to(したい)を見つけないと、行動は起こせない」

「人間、バランスや調和。これが大事」

「世の中の本質を見極める。
人を見極める。手に取る本を見極める。
見極め、見極め。大事なことだよ」

「自分にとって嫌なこと、つまりストレスを感じること。
それも『自己変革の場を与えられた』と考えることで、
ピンチをチャンスに変えることができる」


以上は、マイコーチから贈られた言葉。
まだまだここに書き尽くせないほどたくさんあります。

そういえば、僕の生き方の指南本の著者「ジェームズ・アレン」も
マイコーチに教えてもらったのでした。

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これらの言葉や教えてもらった本が、
自分の生き方に、大きな変革をもたらしました。
やっぱりマイコーチは日本で指折りのコーチです。

冒頭の言葉には続きがあります。

「人間ってのは、ホントに複雑だよねぇ。
十人十色、それぞれ価値観が違うし、当然考え方も行動も違う。
自分から見たら想像できない思いにとらわれる人もいる。
明確なゴールを持ち、大きな成功を収めている素晴らしい人もいれば、
箸にも棒にもかからない、どうしようもない人もいる。
人間ほど、ややこしい動物はいない。
そんな動物だからこそ、ボクは人間が大好きなんだぁ」






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最終更新日  2010年10月14日 12時01分21秒
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