老父のつぶやき

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2008年01月18日
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テーマ: ニュース(95927)
カテゴリ: 視・紙・誌面から

再生紙と表示するのにあまり古紙を使っていないと言う、品質的にどちらがいいのか知らないが、名前と中身が違う事件がまた持ち上がった。社長は「技術的に云々と言っていたが、これは建て前で、おそらくはコストの問題と考えるべきだろう。再生紙の方がコストがかかるはずだ。パルプならばそこそこの漂白ですむが、古紙の場合はいわば「洗濯」が必要なのだから。

インクを洗い流して、やっと使えるようになるし、もう一つは起源が何か分からないので、分別作業がいるはず。これはコストそのものだ。「儲かりゃ何をやってもいい」というか、そこまでやらないと儲からない構造なのか。

今朝のフジテレビでは、「書き心地も変わらない」としきりに品質の違いのなさを報道していた(目覚ましテレビ)が、製紙の時の仕上げ加工で、表面処理をしているのは常識だ。だから同じように書けるだけで、こんなことをことさら取り上げるのは底の浅さを物語っているようなもの。マスコミからして偽造っぽい。もっとよく勉強して欲しいものだ。

前々から、再生紙については「これって何の裏付けもないんだけど」と思いながら「再生紙」と書いてある名刺をよく見たものだ。そして、事務用紙の再製品もきれいすぎると思った。昔、学校で使っていたわら半紙みたいな色、多分リグニンだと思うが、あの色を感じさせるものではなかったから。不自然なのだ。

まだこれからも出てくるだろうな、そしてそうやって儲けたら、その金は政界へ流れている。 規制など甘いもんだ。






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最終更新日  2008年01月18日 21時15分52秒
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今晩は。  
kakashi3108  さん
製紙の町に住むものにとって耳が痛いですね。晒液や次亜塩素酸ソーダ-など薬品を使い、古紙を再生紙として蘇らすのですが、古紙業者が以前のように活発な回収をしていないのは、価格もそうですが、案外このような理由だったかもしれません。結局、コンプライアンスの問題だと思います。 (2008年01月20日 18時18分03秒)

Re:今晩は。(01/18)  
maetos  さん
kakashi3108さん

私の近所にも製紙会社があり、特有の亜硫酸ソーダ処理の匂いがしていました。今も時々におってきます。
結局、環境に金を払うと言う国民的な合意が必要なんですが、資本主義のもとでは消費者も安い方に流れる、売れる価格での製造、と言った風に流れて行って、環境には金が出せない、となるのでしょうね。
(2008年01月20日 18時36分32秒)

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