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再生紙と表示するのにあまり古紙を使っていないと言う、品質的にどちらがいいのか知らないが、名前と中身が違う事件がまた持ち上がった。社長は「技術的に云々と言っていたが、これは建て前で、おそらくはコストの問題と考えるべきだろう。再生紙の方がコストがかかるはずだ。パルプならばそこそこの漂白ですむが、古紙の場合はいわば「洗濯」が必要なのだから。
インクを洗い流して、やっと使えるようになるし、もう一つは起源が何か分からないので、分別作業がいるはず。これはコストそのものだ。「儲かりゃ何をやってもいい」というか、そこまでやらないと儲からない構造なのか。
今朝のフジテレビでは、「書き心地も変わらない」としきりに品質の違いのなさを報道していた(目覚ましテレビ)が、製紙の時の仕上げ加工で、表面処理をしているのは常識だ。だから同じように書けるだけで、こんなことをことさら取り上げるのは底の浅さを物語っているようなもの。マスコミからして偽造っぽい。もっとよく勉強して欲しいものだ。
前々から、再生紙については「これって何の裏付けもないんだけど」と思いながら「再生紙」と書いてある名刺をよく見たものだ。そして、事務用紙の再製品もきれいすぎると思った。昔、学校で使っていたわら半紙みたいな色、多分リグニンだと思うが、あの色を感じさせるものではなかったから。不自然なのだ。
まだこれからも出てくるだろうな、そしてそうやって儲けたら、その金は政界へ流れている。 規制など甘いもんだ。
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