老父のつぶやき

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2025年05月01日
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カテゴリ: テレビ
「あんぱん」冒頭の、今田美桜さんが走り回っている通りは、何となく後免町の商店街を思いだすものがある。今日は妹の蘭子の縁談をぶち壊す場面だったが、「いらっしゃいました」と言う女中さんの台詞があったが、四国ならばほぼどこでもだが、「おいでました」だろう。

まだJRになる前の、国鉄時代の話だが、車掌のアナウンスで「ご用のお客様、おいでましたらお声掛け下さい」と聞いて、何かほっこりしたものを感じたものである。ついでながら、なぜか急行券を終着駅〔高松〕に着く前に、車掌が車内を回って集めていた。私は使ったことがないのだが、乗車券と急行券が一枚になったものがあって、それは見せるだけでいい、ということだった。
当時四国には特急列車はなく、連絡船が高松に着くと、「阿波」〔高徳線〕、「伊予」「宇和島」〔予讃線〕、「土佐」「あしずり」〔土讃線〕という急行列車が待ちかまえていたものである。現在はすべて特急に格上げされて「うずしお」「しおかぜ」「南風」などとなっているが、58系の急行は単線区間で行き違いの為待たされることもあった。土讃線はカーブも多く、なかなか速度が上がらなかったが、特急になって振り子車になってからは速度が上がったのを実感した。ただ、先頭車に乗っているとものすごく傾くのが分かり、気分を悪くした人も多いのではなかろうか。〔話が相当脱線した〕

そしてまた、「どういて」(どうして)という言葉がよく出てくる。「なんで」は、関西では普通に使われていて、通じなくはないが、私が使うと「そうは言わん、どういて、じゃ」と、訂正された。放送の中では「なんで」を時々耳にする。

土佐弁とはいえないが、現地の人はしばしば「ほら」という言葉で会話をつないで行く。少々耳障りに感じることもあるほどだが、ドラマの中ではまだいっさい出てこない。

土佐弁は子音のあいまいなものが少なくない。「どういて」もそうだが、我々が使う「こうやろ」(こうでしょ)は、「こうやお」であって、その「お」の発音も、どちらかといえば「を」に近いと思ったものだ。





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最終更新日  2025年05月01日 21時44分05秒
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